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ランニングシューズはたくさん要らない

世界最強のランナー、エリウド・キプチョゲ選手がベルリンマラソンで世界記録を出しました。シューズはもちろんナイキ・アルファフライ2。

初代アルファフライに比べて、反発が減ったとか逆に安定感は増したとか、賛否両論ある「2」ですが、キプチョゲ選手の快走によって同じカラーのアルファフライ2は発売直後に完売するだろうなと思っています。

(僕はこの秋はヴェイパーフライネクスト2で戦うつもりです)

シューズのプロモーションの変化

いまやトップランナーであるナイキは、シューズのプロモーションにおいて、キプチョゲ選手や大迫傑選手に代表されるようなアイコン的なスターを作り出す手法を続けています。

一方でアシックスはじめ多くのメーカーは、インフルエンサーを使ったSNS中心の拡散を狙う手法にシフトしてきている気がします。

というのも、僕自身ナイキ以外の新しいシューズが出ることを知るのは基本的にInstagramで、提供された(であろう)シューズをいち早く履いているインフルエンサーのポストがこれでもかと流れてきます。

こないだ他のシューズの紹介してなかった?とも思いますが、それはそれでビジネスなのは理解できます。

ランニングシューズ20足→○足

僕はこの数年、ランニングシューズを常時20足くらい所有していました。所有しているだけで、使用に至らなかったシューズは数知れず。

ナイキ、アシックス、アディダス、ブルックス、オン、アンダーアーマー、デサント、ノースフェイス、サロモン…。

YouTubeの「ランチューバー」やSNSのインフルエンサーが拡散する多種多様なシューズに逐一飛びついていくのも、それはそれで楽しいものでした。

このトレーニングにはこれ(→大半はジョグなので使わない)、トレイル行くとしたらこれ(→トレイルに行かない)、予備として2足買う(→履きつぶすまでに次のモデルが出る)。エトセトラ、エトセトラ。

文字通り、ランニングシューズに囲まれて生活していた僕ですが、いろいろなきっかけで自分の中で断捨離ブームが到来し…大量にストックしていたシューズはフリマアプリでせっせと売りました。半年くらいかけて、ようやく整理できたかんじです。ちなみにランニングシューズは結構サクッと売れます。

そして結局のところ、

3、4足あればサブスリーの練習とレースは回せる。

ということに行きつきました。

ナイキ・ペガサス最強説

僕の現状のスタメンは

〇ナイキ・ヴェイパーフライネクスト%2【ロードレース】

〇ナイキ・ペガサス38【速めジョグ~テンポ走】

〇ナイキ・インヴィンシブルラン フライニット2【ゆるいジョグ】

+テンポ走に使うシューズ(ナイキ・ズームフライ5など)
+トラックでインターバル走に使うシューズ(ナイキ・ストリークフライなど)

基本はこの3足+αのセット。中でもペガサスの使用頻度はめっちゃ高いです。そろそろ39を買う必要があるかも。

ポイントは「サブスリーの」練習とレース、というところで、レース用シューズやインターバル走、テンポ走をやっているため、そこに合わせたシューズを持っています。

エンジョイランニングで考えたら、いや、サブフォーくらいまでならペガサス1足でいけます。それくらい完成されたシューズだと思います。

いろんなシューズを履き比べるのと同じように、1つのシューズをいろんなトレーニングで使ってみるのも楽しかったりします。ペガサスしか勝たん、という気持ちになれたりする。

シューズを買うよりレースを走ろう

キプチョゲ選手がストイックで質素なライフスタイルを送っていることは有名です。最近大迫選手がYouTubeにアップした1日のルーティンも、至ってシンプルなものでした。

広告塔であるアスリートがミニマルな方向にシフトしている一方で、シューズのプロモーションは過熱している、そのギャップはとても興味深いです。そして僕はアスリート側の立ち位置に近づきたい願望があるのかもしれません。

とにかくいまはシューズをたくさん持つのではなく、レースをたくさん走ることにフォーカスしたいと思ってます。海外レースにも行ってみたい。

こんなことを書いたけど、またナイキが革命的なシューズとか出してきたらどうしようかな。そして来年はペガサス40、40周年です。


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