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巣篭もり暮らしに
できたこと:
家具を処分する(風が通る部屋になった)。配信サービスで海外ドラマを観る(テレビを見なくなった)。マスクを作る(緊急時は炊き出しだ!と600枚作成/ファンに頼まれて逸ノ城の特大も)。毎日1時間以上歩く(目的地は地場産野菜のJA/墓参/観賞魚の店/マルシェ等)。 パズルを解く(難解数独に挑戦)。メダカと遊ぶ(noteに飼育日記の投稿を始める)。
できなかったこと:
1ヶ月半、入院の母を見舞う(1月に旅立つ)。叔父を見舞う(昨年11月旅立つ)。工房の仕事(外出自粛中は、私の作るものはまず不要なので)。ギャラリー/イベント出展(10年、15年続いた流れが止まる)。大好きな店に行く・宿に泊まる(closeの報に胸が痛む。もう食べられない、泊まれないより、もう会えない、のが悲しい)。
* * * *
時間がゆったり流れる暮らしは、何とも新鮮ではあった。
家事のあれやこれやで1日が平穏に過ぎてゆく。ベランダの植物にも、目配りできた。メダカを眺めて飽きなかった。本を読んでいて、そのまま昼寝に沈んでも構わなかった。予定がない今日は格別だった。うちご飯の誘いが嬉しかった。徒歩圏内でそこそこ退屈せずに暮らせることを知った。
さて、緊急事態が明けた今、もとの暮らしに戻ることは、もはやない。
これからは…
働き過ぎない。不相応なもの/ことは、望まない。ひとと生き物、いつか消える命を楽しむ。何か役に立つことがあればやらせてもらう。
仕切り直しの機会を与えてくれた禍だった。
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