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飼育日記「めだかのきもち」㊳冬眠から全匹生還!

4月のメダカ鉢。

気温が安定するまで、仕事がひと段落するまで、と待ちに待ったメダカの引っ越し。若魚達が親メダカの大きさに近付きつつある今、これまでの鉢では窮屈になった。

容量が今までの倍のトロ舟を、日照時間が伸びてきたルーフに置いて、室内で冬越しをしたヌマエビ達に、新居のhouse warming  を数日前から任せてきた。

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さて、何匹のメダカが厳しい冬を生き延びてくれたか…

ベランダ、室内合わせて40匹、全員生還‼️

メダカ鉢の安定には、雌雄のバランスも大事なので、チェックをしようとしたが…

網で掬うと大暴れして、見分けは無理だった😌

3月に取り分けた卵のうち、今日まで3個が孵化。40匹の世帯はこれ以上増やせないけれど、世代交代用の稚魚は育てておきたいので、春先の卵を30個ほど採取して、後は自然に任せることにする。

針子が生まれる瞬間や泳ぐ姿はとても愛らしく、楽しいので、ずっと眺めていたいけれど、飼育者の力量以上の数にならないためには、我慢我慢。親世代の捕食を免れて泳いでいる針子がいたら、もちろん救い出すけれど。

暖かくなって運動量がグーンと増えたメダカ達。転居に加えて、内と外、2つの群れを同居させたので、しばらくは緊張があるかも。

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新居が気に入ってくれるかなあ…と案じていたけれど今朝、3匹が抱卵しており、若魚たちもピュンピュン勢い良く泳いでいるので一安心。餌の食い付きも良好。  

1匹の若魚が、成魚の♀を追いかけている。そうか、君は♂なんだね。

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真夏のような日差しの今日、吉田観賞魚に行って、入荷したてのアサザ、コウホネ、アマゾンフロッグピットなど日陰を作る水草を買ってきた。メダカもヌマエビも浮き葉が大好きだ。実家からタケノコが届いたので、ついでに葉山椒の苗も。

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水をやるだけで、放ったらかしだった薔薇が、気づけばもう沢山の蕾を付けている。母が好きだった桔梗の芽も、グングン育っていて、今年も100以上の花を咲かせてくれそうだ。

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季節の変化を正直に映す、メダカや植物のペースで、ささやかな日常を楽しんでいこうと思う。                                4.   12

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昨夜から今日と、孵化が続いて、針子が37匹になった。

掬おうと近づくスプーンから、すばしこく、巧妙に逃げ回る自衛の能力を持つこと、気になる仲間に近づいては触れる寸前でパシッと飛び離れる、好奇心とも、戯れとも思える仕草に、いつもながら驚かされる。生まれたばかりなのに。

透明だった卵が、2〜3週間後の孵化までの間、目玉が現れ、くるりと丸まったボディが透けて見えてくる間にも、こうした能力をすでに持っているんだなあ、としみじみ眺めている。

昨年はいつのまにか数が減ってしまったが、今年は孵化した針子は全員、稚魚まで育てること、を目標にしたい。

餌と水がポイントかと思う。観賞魚店の女性スタッフから、親メダカの水を入れれば、含まれる微生物を針子も食べますよ、と貴重なアドバイス。

うちに来てくれたからには、快適に暮らしてもらおう。生まれてきたからには、命を全うしてもらおうと思う。

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