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休眠助成金事業報告 新生児に向けた事業について

びーのびーのは2020年 休眠預金助成金を得て(期間は2020~2022年度)、新生児に向けた事業をはじめました。この事業の3年間の活動について、簡単にご紹介いたします。

休眠預金助成金事業とは?
「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度。

一般財団法人 日本民間公益活動連携機構HP

【この事業の目的って!?】
家族の形が変わる中、新生児を育てる家庭は、孤立感と負担感の増加から産後うつなど困難を抱えた状況に陥ることが少なからずあります。つながりが希薄な社会で、家族だけで孤立させず「家族を超えた支援体制」を地域に作り、地域ぐるみで支え合える、多世代共生が実現する地域にするために、何が必要とされているか?どのような支援体制を整えればいいか?それを検討するプラットフォームを多様な人々と創り、「新生児ファミリーミニステイ」実現の足掛かりとするのが本事業の目的です。


【2020年】

突然始まったコロナ禍。
プラットフォームのメンバーを集めるための勉強会は全てオンラインとなりましたが、返って日常業務の後、移動することなく、多くのメンバーが参加することができました。訪問予定だった現地視察は行えまでんでしたが、代わりにオンラインを用い地方の運営者と交流することもできました。また国内学の事例も調査し、多くのメンバーと共有しました。

【2021年】

多職種があつまる勉強会を続けながら、3年目の試行のファミリーミニステイに向けたニーズ調査を実施しました。数名を対象としたヒアリングをベースに、100人を超える産前産後の父親・母親よりアンケートも行いました。また、横浜市内で多機能に活動している産院2か所をを視察訪問しました。

【2022年】

2020年より継続した勉強会は22回で終了しました。
前年度の調査を元に拾い上げたニーズから、区内2か所で「産前産後のおへや」を実施しました。18家庭に参加いただき、専門職や支援していただくボランティアさんの協力を受け、4ケ月の試行を実施しました。
4年間の活動と試行を振り返った最終フォーラムについては、追ってnoteで報告いたします。

【コロナ緊急支援枠】

2020~2021年度で、通常枠の助成以外に、コロナ緊急枠として、産前産後の親子に向けて、オンラインによる講座の開催と、産前産後ヘルパー派遣を実施しました。2020年10月~2022年3月末までの間に合計21回の「栄養講座」「園活セミナー」を実施し、のべ約124名の方々に参加していただきました。
また、産前産後ヘルパー派遣では、のべ547回の活動を提供することができた。


以上、3年に渡る活動は、間もなく終了の予定です。今後も、びーのびーのは、新生児を抱えた家族が安心して暮らせる地域のために、2023年度以降も、継続して妊娠期から新生児期の家族に向けた支援を続けていきます。

事務局


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