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将来日本に住みたいなら覚悟を決めろ

今回は選挙について記事を書かせていただきます。タイトルも結構攻めた感じのものにしました笑

新総裁が岸田文雄さんに決まったこともあり、世間の注目が選挙に集まっている今だからこそ、この記事をぼくと同じ学生などの若い世代に読んで欲しいと思っています。

何故なら選挙と聞いて投票することが当たり前だと考える若者が年々減っているからです。

投票権のある若者が投票しないとこの先の未来、日本は国民にとってどんどん生きずらい国になってしまいます!

これがどういうことなのか、そして現在の日本の政治と選挙について今日は解説します。

若者よ、選挙に行け!

上記のタイトルはよく耳にするフレーズですよね。この言葉自体別に最近になって流行りだしたわけではなく、実は結構昔からあります。

それが今になっても変わらない理由、それは未だに率先して選挙に行こうとする若者が増えていないからです。むしろ減っています。

調べたところ日本の選挙投票率は約50%であり、更にその大半を老人が占めております。これが何を意味するのか?

老人の投票数の割合が多ければ老人の為の政治が行われる

最近よくネット上で高齢者を非難する声が沢山あります。上級国民などがその例です。

「俺たち若い世代が苦労して税金を納めている間、あいつらは年金で余生を楽しんでいやがる。なんて不公平な世の中なんだ!!」

と、愚痴をこぼしている人を何度も見かけますが、これ自体根本から間違っています。

そもそも今の日本の政治が若者よりも老人に対して支援が垣間見えているのは、老人の多くが選挙で若者の投票率を上回っているからです。このシステムは簡単に理解できます。

若者が選挙に行かない→老人は選挙に行き投票する→老人に優しい政治になる→自分たちより老人たちの方が優遇させている現状に愚痴をこぼす

これが今の世の中です。しかし、そもそも若者の為の政治がつくられないのは若者が選挙に行かないからです。例え若者の為の政治をしようと立候補する人がいたとしてもその人に票が集まらず当選しなければ意味がない。

そしてその人に票を入れるべきなのは世の中を変えて欲しいと切望する若者でなければなりません。が、昔と比べて選挙に行くことが当たり前という考えを持つ若者がかなり減っています。

上記でも述べた通り、若者のための政治をしてほしいならそれを考える人にほかでもない若者が投票するべきです。でないと日本はこの先大変なことになります。

増税と少子高齢化

昔から日本は少子高齢化が進んでいるといわれていましたが、最近ではそれがどんどん加速しています。ではそもそも何故若い世代が昔に比べて子供を産まなくなってしまったのでしょうか?

それは莫大な養育費に関係します。

子供を育てるにあたり一人当たりの養育費は約1000万円するといわれています。そして現在日本の社会人の平均年収は約400万円です。

これでは到底子供を育てる気など起きないでしょう。当然子育てとはお金の問題に限らず時間の問題も関係してきます。子供は一人では決して生きていくことはできません。そのため自分の貴重な時間を割き育児をする必要があるのです。

そんな苦労をするぐらいなら子供はいない方が人生楽だろう

この様な考えから子供を産む人が減っています。しかしこれによってぶち当たる問題が増税です。

子供が生まれないことは即ち納税者が増えないことを意味します。そして納税する人が増えないのであれば政府は税金を上げます。

そして税金が上がり続ける現状に若者が文句を言う。また最初に戻ってきました。これでわかる通り、増税と少子高齢化は比例しており、両方の問題を解決しなければ日本の若者に未来はありません。

税金の増額を防ぐためには納税者が多くなる必要がある!でも納税者は少子高齢化のせいで中々増えない!未来の納税者を育てるための養育費と税金が高くなっているから産めない!

こう見ると完全に負のスパイラルです。これに補足すると、納税者が生まれないため老人の数がさらに増し、若者が望む政治からはどんどん遠ざかって行ってしまいます。

が、このピンチを簡単に解決する方法が存在します。

それが選挙で若者が投票することです。

ここまで読んでいただけなのであれば若者が投票することの大きな意味と恩恵、そして理由が理解できたと思います。

負のスパイラルから抜け出すことと若者が選挙に行くことになんの関連性があるのか、これも単純です。

若者のための政治を考える人に投票する。

これにより国から養育費の支援などがあるかもしれません。しかし現状は無理です。何故なら投票の割合は若者よりも老人の方が勝っているからです。

こう考えた時に若者VS老人の構図を思い描く人がいますがそんな喧嘩の様なものじゃないです。単純に若者が選挙に行けばいいのですから。

増税されたくなければ選挙に行け。これは政府が世間に直接言いずらい真意なのでしょう。若者の政治をつくるためには若者が投票しないと始まりません。なので最初に選挙で投票することは当たり前という意識を世間に植え付ける必要があります。

それでも若者が選挙に行かない理由

上記でも述べた通りこれからの日本を変えるのは高齢者ではなく若い世代である必要があります。そしてその一番の手法が選挙です。

お金を支払うわけでもない。ただこの人に自分の住む国を託したいと思い立候補者の名を紙に書き、それを投票箱に入れる。たったこれだけの作業で未来は動きます。あなたの一票で未来が変わるとはこのことですね。

しかしそれでも若者が選挙に行かないのには理由があります。

それは投票会場に足を運ぶのがめんどくさいとか、たった自分の一票で国が変わるとは思えないとかそんな理由ではありません。

若者が選挙に行こうとしない最大の理由は、

変化するのに何年もかかるから!

これが最大の要因です。例え若者が積極的に投票し立候補者が当選したとしても国全体の政治が変化するには何年もかかります。下手すれば十年や二十年かかるかもしれないです。つまり今投票している若者は若者でなくなってしまっている。

どんな物事にも変化はつきものでそれが化学反応のように突然変わるわけではないです。少しずつ少しずつ、小さな変化がやがて大きくなります。そして国を変える為の変化にはそれ相応の月日が流れるでしょう。

そんないつ大願するかも分からない長い期間を今の若者が果たして待てるでしょうか?

時間の経過につれ希望は薄れていき「どうせダメだ」と諦めてしまいます。諦めては変化が生まれない、それを理解していてもなお信じ続けるほど今の若者の忍耐は強くないです。

変化を願う人はすぐに結果を求めるため長期的な考えを持ち合わせていません。そのため実行に移すよりも先に不可能だとを音上げてしまいます。これが今の若者の現状です。

辛辣な物言いかもしれませんが、ぼくの視点からでも今の若者はかなり怠惰であると思います。

投票権のある若者は変化を求めるくせにすぐに変化しないことに愚痴り、変化しないのであればやる意味がないと諦めるのです。

これが怠惰でないのであればなんと形容すればよいのかぼくには分かりません。

選挙とは国の未来を決める儀式であり、その国に住む者として例外なく全員が注目する必要があります。これは老若男女すべてに言えることです。

そして自分の住む国がこれからどうなって欲しいのか、それを真剣に、特に投票権を持つ若者には考える必要があります。

政治に関心を持つのは当たり前

冒頭でも新総裁が岸田文雄さんに決まったことを話しました。なのでぼくはそれを日本に住む友達に訊いてみました。

「総理大臣が変わるけどどう思う?」

「岸田さんにやって欲しい政策とかリクエストある?」

「どんな世の中にしていくつもりなのかなぁ・・・」

ほとんど他愛もない会話でしたが一つ大きな事実に気づかされました。

それもかなり重要な、、、

『政治に興味がないから岸田文雄を知らない』

ぼくが感想を聞いたのは十人程度であり、全ての人が新総理に対し無知であったわけではないです。しかし例え知っていたとしても殆ど関心ない、というか興味がない様子でした。

中には岸田文雄という名前を知らない友達までいました。

上記にあげた質問の一つ、『総理大臣が変わるけどどう思う?』この質問に対しぼくの友人は『あーそうらしいね』この一言だけでした。

自分の住む国の最高位に近い人が正式に変わるのです。それはつまり国そのものが大きく変わる予兆とも言えます。少し大袈裟な表現かもしれませんが、これまでの日本とは違う何かが始まるかもしれません。

なのでそのことに興味を示さない友達にぼくは少し驚きました。

『国民なんだからもう少し驚けよ笑』このぼくの意見に対し友達は『だって俺らにはまだ投票権無いし国がどう変わろうと俺たちは従うしかないじゃん』といわれました。

この悲観的な考え方が投票したところで意味がないという現在の日本の若者の姿を映し出しているわけです。

政治家は噓つきだ!という友達もいました。確かに世の中には善悪がどの業界でも存在するため国民から票だけを貰い演説で掲げた目標を実行に移さない政治家も存在します。

それでも国民と日本のことを真剣に考え、自分の持つ全ての力で国を変えようと本気で行動する政治家もいます。

なので政治に関心を持つことは当たり前でなければならないのです。これは特にぼくの様な若者は注目すべきです。

大人になればこれまでの養育費や学費を払ってくれていた親とは別れ、自分自身が持てる力で生きていくことになります。その中で壁に当たれば当然不満になることもあるでしょう。その中におそらく政治について考えさせられる機会が訪れるかもしれません。

つまり政治に関心を持つことは自信の未来を考えることと同じくらい重要なのです。

この考え方が選挙に行くことと同様当たり前でなくてはなりません。

選挙で投票することが当たり前であると政府は世間へ網羅すべき

若者が若いうちに政治に関しての興味を示さない理由ははっきり言って義務教育に問題があります。

学校の勉強とは本来大人になった際に必要とされる知識を蓄えるためです。しかし最近の日本の学校ではどれだけ教科書の問題が解けるかやどれだけ問題集を暗記できるかなどで生徒の優劣などを図っているわけです。

他にも教えるべきことがあるのでは?

と、ぼくは毎回思います。

これは余談ですが、先日Twitterを徘徊している際に西村ひろゆきさんのツイートを拝見しました。その内容はひろゆきさんとたかまつななさんが今回の選挙について言及している内容でした。

内容としてはななさんが今回の選挙に対する結果とこれから若者が直面するであろう苦難を懸念しているのに対し、それにひろゆきさんが引用して自身の考えを表明しているものでした。

構図としてななさんが懸念を呼びかけるのに対し、ひろゆきさんは否定的で、どこか諦めたような雰囲気、それこそ現在の若者が考える投票しても無駄であるという理由を過去の分析と共に表明していました。

これを見たぼくの率直な感想としてひろゆきさんは少し悪趣味だと思いました。

理由としてななさんが若者が選挙に行くことの需要を主張しているのに対し、否定的なひろゆきさんは選挙に行ったところで無駄であると若い世代の人間へ発信しているからです。これは現在の若者の考えに拍車をかけるのと同等の行為です。

ひろゆきさんは昔からネットで有名なため若者からの支持率も高いため、簡単に意見を鵜呑みにし信じてしまう人もいます。特に選挙へ行くべきか迷っている若者ならなおさらです。

そして何よりも今回ぼくがこの二人の論争に注目したのは両者の主張が適格であると思ったからです。

ななさんはぼくがこの記事で書いている似たようなことを発信するのに対し、ひろゆきさんは過去の分析を元に若者の投票率がどれほど下がったのか、もし今存在する若者が投票したとしても少子高齢化を防ぐための政治が完成するのはいつになるのかを正確に発信していました。

両者ともに日本の現状をぼく以上に良く把握しており具体的にどうすれば良いかを呼びかけていました。

さて、ここでぼくがひろゆきさんの発信内容が悪趣味だと考えた理由を話します。

ひろゆきさんが現在日本が大変な少子高齢化に直面しているにも関わらず、自分のツイートが多くの人の考えに影響を及ぼしているのにここまで客観視できる理由・・・それはひろゆきさんがパリに住んでいるからです。

例えこの先五十年、日本の未来がどれだけ悪くなろうと海外に在住しているのであれば危機感は湧かないでしょう。

しかし若者が選挙に行くべきであると主張する人の元へ否定的な意見を投下し、自分の支持者に注目を集め『やはり選挙に行ったところで結果は変わらない』という結論に至るような思考を植え付けていると感じさせられました。

まず最初に、投票しても意味がないという若者の思考を変えることがより良い未来をつくるために最も必要なことになります。

余談が随分と長くなりましたので話を戻します。

現状では老人の投票率が高い以上若者がそれを上回る投票数を入れる必要があります。でないと若者が望む若者の為の政治は永遠に生まれません。

そしてこの『選挙に行くことは当たり前』という意識を持たせるためには日本の学校は生徒に日本の現状を教える必要があります。教科書に存在する難解な問題を解くよりも自分たちの未来に待ち受ける出来事を伝える方がよっぽど大切です。

そして選挙とは何をする場所なのか。

自分が票を入れることで何が起きる可能性が見えてくるのか。

このままでは若者にとって日本がどうなってしまうのか。

常に最悪の事態を想定しそれを変えることが出来る若者に真実を伝える必要があります。当然変化するのには何年もかかりますが、だからといって今すぐにでも行動しなければ状況が悪くなることに変わりはありません。

少子高齢化も税金の増額も人が投票することから全てを変えることができます。それだけ選挙とはぼくたちにとって重要な儀式なのです。

選挙で投票することは当たり前、この考えをより多くの人へ広めてもらう為にこの記事を書きました。


今回の記事はここまでです。若者よ、選挙に行け!!


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