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【訪問看護師】人材紹介会社使って転職を考えている方へ【PT・OT・ST】

※弊社へ興味を持ってくださる求職者様へお願い※

最初に言っておきます。紹介会社経由で転職はやめてください。
求職者自身も不利な立場に追いやられる羽目になり誰も幸せになりません。

▼看護師・リハビリの人材紹介料相場

近年、人材紹介料の値上げラッシュです。

人材紹介会社の営業から最初に伝えられるのは、看護師は想定年収の30%~、セラピストは想定年収の35%~です。

当然そんな額、訪問看護事業の利益率を考えると払えません。
ビコーの場合は値下げ交渉をして、看護師20%・セラピストは25%までは下げてもらえます。
紹介料20%より下の会社は良心的と錯覚するレベルです。

この記事を見た訪問看護事業を行っている方は、利用するなとは言いませんが、毅然とした態度で値下げ交渉は必ずしましょう。

また、この記事を見ている、人材紹介会社を通して転職を考えている方は、【ご自身が紹介料に見合った価値があるのか】を真剣に考え直してください。かつ、【高給与・高待遇】はある程度諦めてください。

人材紹介会社がよく喧伝している、【面倒な条件交渉は人材紹介会社にお任せ!】は幻です。

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人材紹介会社に任せるのは辞めて、直接応募した上で、採用担当者と相談した方が圧倒的に事業所も検討しやすいです。当たり前ですよね。

より給与条件を上げたい人が、人材紹介会社を通すと、どうなるか。

あなたの年収が上がれば、紹介料も同時に上がります。

初年度年収ベースで130%以上の人件費をかけてまで採用したい人なんていません。

ましてや訪問看護未経験で、高給与・高待遇が実現できるわけありません。諦めてください。

▼人材紹介の紹介料はどこから支払われているのか

人材紹介の紹介料は、訪問看護事業主から支払われますが、ビジネスモデルが国の医療・介護保険事業から収益を得ているため、財源は国の医療費といえます。

医療費が枯渇している現状で、人材紹介会社への支払いを国の財源(税金)から行っている構図を、国民はもっと直視しないといけません。

人材紹介会社ルートで採用した医療従事者、高額な手数料にもかかわらず離職率が高い―福祉医療機構
https://gemmed.ghc-j.com/?p=36432

人材紹介会社からの紹介では、離職率が高いと統計的にも出ています。

普段営業や紹介を受ける1事業主から人材紹介会社を見ていると、このような数字になるのは何ら不思議ではないです。

人材紹介会社は【人を見ず、求職者をお金としか見てない】からです。

本人の希望、やりたいことは二の次で、営業マンとしてはより高利益率で、よりスピーディに紹介できるかが重要です。

以前、直接応募して来た方で紹介会社も併用していた方に聞いてみると、

・訪問看護ステーションを希望しているのに病院ばかり案内されて、希望する訪問看護を全く案内されなかった

・紹介された訪問看護ステーションの特徴を聞いても、情報が全然なく適当なことばかり案内され、面接にいくと聞いていた話と全然違った

・事前に興味のある訪問看護ステーションの求人状況を調べてもらうと、【充足・募集なし】と返答がきたが、実際に直接応募で聞いてみたら絶賛採用募集中だった

など、求職者目線ではなく人材紹介会社の都合で案内されている場合がほとんどです。

▼それでも人材紹介会社を使いますか?

病棟の場合であれば、看護師人員基準がある一定を満たすと診療報酬が加算されます。(例えば10対1、7対1などの体制に支払われます)

加算額の一部を支払っても充分もとが取れるかもしれませんが、上記の参考記事でも触れていますが、確実に病院経営を圧迫しています。

より経営資源に乏しい訪問看護事業者には、一人130万の紹介料は大ダメージなのです。

残念ながら、この業界のスタッフ平均勤続年数は3年足らずです。

人材紹介会社経由の方であれば、紹介料と同行期間の給料やその他経費を考えると約250万円の投資的資金を事業所は負担しています。

勤続年数平均の3年を1年単位で割ると約80万の経費になります。

仮に月商1000万規模のステーションでは、80-100件訪問可能なスタッフが12〜13名必要です。

仮に、全員が紹介会社経由で来た場合、毎月90万弱が経費として組み入れていかないといけませんので、名目上の利益が出ているように見えていても、給与のベースアップ・賞与原資にはなりえず、スタッフへの還元率も下がることになります。

人材紹介会社経由で入職することで、自身の給与を上げたかったはずが、上げにくい環境を作っていることに早く気づいてください。


▼人材紹介会社に登録することも求職者自身の首を閉めていることに気づきましょう

最悪、登録してもいいです。インターネットなどに出ていない情報を得るためだけにうまく利用しましょう。

ただ、人材紹介会社から事業所にキャリアシートが渡った時点で、事業所へ紹介した既成事実が作られます。

その後、求職者が人材紹介会社を何らかの理由で連絡を取らなくなり、直接応募という位置付けで弊社に問い合わせしても、厳密にいえば事業所へ紹介されてから1年以内であれば人材紹介料が発生するような契約になっています。

人材紹介会社がタイムリーな情報を持っているでしょうか。
当事者である事業所よりも正確な情報を人材紹介会社があなたに伝えられるでしょうか。

直接問い合わせした方が早いと思いませんか?


▼直接応募が1番の近道です

人材紹介会社は契約関係がない訪問看護事業所へは紹介できません。

つまり、本来求職者であるあなたにぴったりマッチした事業所が存在したとしても、求職者自身で動かない限り、人材紹介会社が紹介できる選択肢の中でしか転職できないことになります。本末転倒ですね。

本当に訪問看護に興味があってチャレンジしていきたい気持ちがあるのであれば、じっくりと自分の目で見て、現場のスタッフともしっかりコミュニケーションがとれ、ここでなら働けそうと思える訪問看護事業所を探していきましょう。

コロナ禍となり同行訪問が難しい場合もありますが、事業所見学自体可能な場合が多いです。

人材紹介会社が恥ずかし気もなく持ってくる薄っぺらいキャリアシートよりも、あなた自身のこれからの働き方やどうなりたいかを、自身の言葉で聞かせてください。

(紹介会社から事業所に紹介されると、あなたの為人は金太郎飴のごとく、【人柄もよく、勉強熱心で、即戦力人材】に加工されます。)

訪問看護事業所として地域の訪問ニーズがかなりあり、信頼も勝ち得てきていると日々実感しています。

スタッフ一人一人が無理をせず長く働くことができる環境を用意するべく、訪問件数は評価指標の一つですが、訪問件数だけでは評価していません。

正直仕事はたくさんあります。ひたむきに頑張れる方を評価させていただいてます。

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ビコー訪問看護リハビリステーションは、体験、見学随時行っております。

ご応募お待ちしております。

代表 荒木田美行

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株式会社ビコー:https://bikou-group.com/

Instagram:https://www.instagram.com/biko.station/

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