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【AI小説】気になる噂は誰の噂?

「ねぇあの廃病院の噂知ってる?」
「あぁ、知ってる。めちゃくちゃ出るんでしょ? 怖いよねー」
「でもさ、あれって本当の話なのかねー」
「ん~どうなんだろうねー。でもさ、もし本当だったら行ってみたくない?」
「えぇ!? あんた怖くないの?」
「だって面白そうじゃん! それにもし本当に幽霊が居たら写メ撮ろうよ!」
「はぁ……やっぱあんた変わってるわ」
「いいから行くよ!教室閉めないといけないし」
―――そんな会話を横目に、僕は教室を出ていく二人の女子生徒を見送る。
(廃病院か)
その噂を聞いたのはいつだっただろうか。確か小学生の頃だっけ? 僕には妹がいるんだけど、その妹の友達に聞いたんだったかな? なんでもその病院では、毎日のように謎の悲鳴と絶叫が聞こえてくるらしい。
そしてそれと同時に、謎の影も目撃されているとかなんとか……。
まぁ正直なところ、もしそれが本当なら少しだけ気になるかもしれない。
僕は何気なくスマホを取り出して、ネットで『廃病院』というワードを入れて検索してみる。すると予想通り、いくつかの記事が出てきた。
一番上の記事を開いてみると、そこにはこう書かれていた。
『〇〇県××市にある廃病院で、現在正体不明の患者が入院しているらしい。』
こういった確証もないような記事がたくさんあった。まぁよくある七不思議みたいなオカルトだろうな。
僕はふと窓の外を見ると外は日が沈み始めていた。この片田舎は夕暮れには人の気配がまばらになる。自分もその中の一人として帰路につくことにした。夏の夕暮れだが湿気が多く、不快な汗でシャツと肌がべったりと接触する。シャワーを浴びたい。急いで家に帰った。
「ただいま……」
玄関を開けるといつも通りの靴箱の上に手紙があった。差出人は母さんからだ。また何か買ってきて欲しい物でもあるのかと思い、中身を確認する。
『夏輝、悪いけど今日は帰りが遅くなるからご飯はいらないわ。それと明日からしばらく家に帰れなくなるから、家のことよろしくね』
内容はそれだけだった。母は仕事の関係で家を空けることが多い。とりあえず今日の夕食は適当に済ませることにしよう。僕はそのまま自分の部屋に向かい制服を脱ぎ捨てると、すぐにラフな格好に着替えた。リビングに戻るとテレビをつけ、ソファーに深く腰掛ける。
『……続いてのニュースです。先ほど午後七時二十分頃に〇〇県の××市で、通り魔による殺人事件が発生しました。被害者は腹部を20回以上刺されており、警察の発表によると……』
「え?」
××市はここからとても近い。まさかうちの近くじゃないか……。僕はテレビの音量を上げる。
『現場となった場所は、〇〇町3丁目の△△公園付近の路上でした。被害者の身元はまだ判明しておらず、捜査関係者は犯人の行方を追っているとのことです』
画面に映し出されたのは見覚えのある場所だった。僕は慌ててスマホを手に取る。ネットで検索すれば何かわかるかもしれないと思ったのだ。

「……なんだこれ」

検索結果に表示されたのは、例の廃病院についての記事ばかりだった。しかもそのどれもが似たような内容である。つまり、今テレビで流れている事件のことだ。
記事によると、被害者は例の廃病院に搬送されていることになっていた。
(どういうことだよ……。)
廃病院に搬送なんてあり得るか?記事の間違い?
でも、複数の記事が同じ間違いをするなんて…ありえないよな。
それから深夜まで色んな記事を見てみたがどれも似たようなもので、この矛盾を晴れさせる手がかりは無かった。
明日も学校だからあまり夜ふかしはできない。気になる気持ちを抑えつつ今日は寝ることにした。


「■■■!■■■■■がぁぁああ」
廃病院では今日も叫ぶ音が響く。
声ですらないそれは毎日、毎日。
毎日毎日毎日毎日毎日毎日。
誰かに届いているのか、届いたとしてどうなるのか。音は止まない、それは毎日当たり前のように続けられた。


翌日、教室に入るとすでに何人かの生徒が集まっていた。
「おはよ! ねぇ昨日の事件見た? めちゃくちゃヤバかったよね!」
「おはよう。うん、ちょっとびっくりしちゃったよ。でも、なんであんなところで事故が起きたんだろうね?なんか怖いよ……」
僕が席に着くと、二人の女子生徒が話していた。彼女たちの話を聞く限りだと、やはり昨夜の事件は話題になっているようだ。
授業中も事件の事が気になって仕方がなかった。すぐに調べたかった僕は放課後になっても教室に残り、スマホで調べることにした。教室では二人の女子生徒もいて、僕から離れた位置でお喋りしていた。話は聞こえてくるが、ただの世間話をしていた。
事件の話ではないと分かったので僕は情報収集に集中した。
しかし昨日と同じ記事しかヒットせず、目新しい情報は全く出てこなかった。
「外も暗くなってきたし、そろそろ帰るか。」
僕は教室をて帰路につく。外に出てみると雨が降っていた。


教室では女子生徒がまだ話していた。
「今朝の話なんだけど、あの事件ヤバくない?」
「あー隣の県の殺人事件でしょ?ヤバイよね?」
「この街から遠い場所の出来事とはいえ、ちょっと怖いよね〜」
「怖いから早く帰ろうよ、教室も閉めないと行けないし、めんどくさいけど」
「いっつも放課後に教室なんかに残ってるの私達くらいだから仕方ないよ」
「まぁそうだよねー」


またびちょびしちょに濡れた。
早く家に帰ってシャワーを浴びるために急いで家に帰った。
「ただいま……」
玄関を開けるといつも通りの靴箱の上に手紙があった。差出人はもちろん母さんからだ。中身を確認する。
『夏輝、悪いけど今日は帰りが遅くなるからご飯はいらないわ。それと明日からしばらく家に帰れなくなるから、家のことよろしくね』
いつもどおり僕はそのまま自分の部屋に向かい制服を脱ぎ捨てると、すぐにラフな格好に着替えた。
リビングに戻るとテレビをつけ、ソファーに深く腰掛ける。
『……続いてのニュースです。先ほど午後七時二十分頃に〇〇県の××市で、原因不明の大量出血による死亡事件が発生しました。警察の発表によると……』
「え?」
××市はここからとても近い。まさかうちの近くじゃないか……。
『現場となった場所は、〇〇町3丁目の△△公園付近の路上でした。被害者の身元はまだ判明しておらず、捜査関係者は犯人の行方を追っているとのことです』
急いでスマホで調べると、噂の廃病院の記事ばかり出てくる。
どういうことだ?
その日は夜遅くまでその事件と廃病院について調べたが、これといった手がかりは見つけられなかったので寝ることにした。
いつから放置されてるか分からないボロボロのベット、もともとは白かったであろう簡素な部屋、カーテンが所々破れて地面に垂れているこの大きい病院の小さな部屋で。
「■■■!■■■■■がぁぁああ」
廃病院では今日も叫ぶ音が響く。
声ですらない声が毎日響く。
腹を刺された痛みが神経を直接削るような痛みが響かせる。
誰かに届くのか、届いたとしてどうなるのか。
今日も変わらない。
今日も変わらず続く。



あとがき・感想

今回はホラー展開?世にも奇妙な展開でしたね!
これはほぼAIで生成した文章です。私は最初の1文を書いたのと伏線の調整を行ったのみです。

主人公が廃病院を調べていると、今日発生した通り魔事件とその患者が廃病院に運ばれたとの記事が出できて何かおかしな矛盾がありましたね。その次の日学校で女子生徒も事件について話していましたが、その話は全く別の事件についてでした。
主人公はそのあとも昨日と同じ行動をします。
実は主人公はニュースで見た通り魔に殺された人その人で家と思っていたのは廃病院でした。主人公が見ていたニュースも記事も過去のもので、ある一時期の情報が固定されていたんですね。
主人公はある時点で記憶をリセットされて同じ行動をずっと続けて殺された苦しみを叫び続けています。
噂が気になっていたのは自分の事だったからなんでしょうね。

ホラーも書けるAIくん万能!!!

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