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美観地区で風土をつくる。『ゲストハウス有鄰庵』が目指すこと

こんにちは。
美観堂』の髙羽です。

クラウドファンディング13日目、突然ですが、宣言します!

僕はこれから自宅のガチブラッシュアップを趣味にします。

僕が住んでいるのは、美観地区の外れにある古民家の一軒家。

リモートワークが中心になり、1日の大半を自宅で過ごすようになって早1ヶ月経ちました。
気持ちいい環境で働けるように本当に少しずつではありますが、自宅環境を整えてきました。

先日は人生で初めて自分用に生花を買ったりもしました。

そんなことを代表のわんさんと社内チャットで話していたら、次の一言。

古民家の二階って、みんななかなかリモートワークしたくてもできない場所だと思うよ。

...!!!アハ

確かに!!

今までも自覚はありましたが、自分がめちゃくちゃ恵まれた環境に住んでいることを再認識。
いい機会ですので、これから自宅をより豊かにしていこうと思います。

最終目標は、犬を飼うこと!

美観地区の古民家での暮らしの変化、その過程もこのnoteで少しずつお伝えできればと思います。

近況報告はこれくらいにして、今日は、昨日に引き続き『美観堂』の姉妹店『有鄰庵』のご紹介。

昨日は、『有鄰庵』が生まれた経緯とお昼のカフェをご紹介しました。

今日は『有鄰庵』の夜の顔、『ゲストハウス有鄰庵』のご紹介です。

そもそもゲストハウスとは?

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そもそもの話ですが、みなさんゲストハウスに泊まったことありますでしょうか?

Wikipediaから引用すると、ゲストハウスの定義はこんな感じ。

世界の旅行者の間では、比較的安価な料金で利用出来る、バックパッカーの利用などに主眼を置いた安価な宿泊施設を指して使われることが多い。それらは、ホテルとは違い、部屋によってはトイレ、バスルームがない場合もあり、共用のものを利用する。

最近のゲストハウスは、本当に多種多様なので、「ゲストハウス」という一言ではもういろんなところが括れなくなってきていますが、そこはちょっと置いておきます。

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...!!!

聞いてください、「ゲストハウス 意味」でググったら、画像の上から2番目に『有鄰庵』が出てきました。

姉妹店ながら、『有鄰庵』さすが...!

話が少しそれましたが、要するにゲストハウスは「旅人向けの比較的安価なお宿で、宿泊客同士で交流できるスペースがあるもの」。

こういう認識で大体はOKだと思います。

かくいう『有鄰庵』も「交流」というところをとても大切にしています。

おそらく他のゲストハウスさんと比べてもかなり、です。

コンセプトは「えんをひろげる古民家」

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『美観堂』や『有鄰庵』含め、私たち『株式会社有鄰』が会社として掲げている「心の豊かな暮らしを創る」という理念。

「心の豊かな暮らし」に必要な要素は、いろいろとあって、それについてお話すると、もう1つの記事が書けてしまうので、またの機会にしますが、その中の大切なもののひとつに「出会い」というものがあると思っています。

どんな人と出会い、どんな話をするか。

人生はその積み重ねでできていて、『有鄰庵』はそんなひとつひとつの出会いを、ゲストのみなさんにご提供しています。

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江戸時代後期の町並みをそのまま残す、美観地区の築100年の古民家を舞台に、日常では出会えない人、味わえない光景を。

初対面なのに、いつの間にか打ち解けてしまう。
昨日まで知らなかった人に、いろんな話をしてしまう。

そんな、二度と訪れない出会いが生まれては、つながってゆく場所。

それが『有鄰庵』がコンセプトにしている「えんをひろげる古民家」です。

次は、このコンセプトを体現している『有鄰庵』のちょっと変わった慣習をご紹介します。

不思議と打ち解けられる、毎晩18:30の自己紹介タイム

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この写真は、美観地区の通りに面した『有鄰庵』の「土間」というスペースです。

宿泊するゲストさんが自由に使っていい共有スペース。

『有鄰庵』にはフロントスペースはないので、チェックインもここで行っています。

そのチェックインが他のゲストハウスさんと、ひと味ちがうんです。

くるま座

『有鄰庵』は、夕方まではカフェを行っているので、チェックインは少し遅めの18:30ごろ。

この時間になると、スタッフとその日泊まるゲストさんみんなで「土間」に集まり、樹齢900年のトチノキのテーブルに、上座も下座もなくグルっと「くるま座」になって、チェックインを行います。

そして、『有鄰庵』恒例の自己紹介タイムが始まります。

出身、お仕事、趣味、倉敷での旅行プランなどなど。

ひとり数分ざっくばらんに自己紹介を行い、その日同じ屋根の下で泊まる方々がどんな人たちなのかを知る時間になります。

隣には、普段の暮らしでは出会えなかったような人が座っているかもしれません。

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ちなみに僕は『株式会社有鄰』に転職する前、まだ東京で働いていた頃に当時お付き合いをしていた女性と有鄰庵に泊まったことがあります。

そのときの自己紹介タイムでは、「明日倉敷の実家で両親に彼女を紹介するんです」と言いました。

2020年最大の「あんなこともあったな〜」でした。

自己紹介タイムのあとは、宿の施設をご案内して、美観地区を知り尽くしたスタッフが晩ごはんスポットを気分にあわせておすすめしてくれます。

晩ごはんのあとは、旅人もスタッフも混じり合って語らう一時。
初めて会ったのに、不思議と打ち解けてしまえるんです。

風土づくりができる場所のひとつを目指して

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「えんをひろげる古民家」をコンセプトに、交流やつながりを大切にゲストハウスを運営している『有鄰庵』が目指すこと。

そのひとつが「風土をつくること」。

地方創生が語られる際に、耳にすることもある「風土づくり」の話があります。

動くものと動かないもの、風と土。

他の土地からやってくる旅人が、風の人。
その土地に住んでいる地元の人が、土の人。

「風土」というのは、その風の人と土の人との交わりによって生まれる、という話です。

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美観地区は、江戸時代の古き良き町並みが広がるだけでなく、『大原美術館』など当時では日本で最先端だった西洋の文化も溶け込み、古いものと新しいものの良さが調和して育まれてきた地域でもあります。

『有鄰庵』も、世界からきた旅人と地元の方々との橋渡し役となり、後ろの世代に受け継がれる、美観地区ならではの風土づくりができる場所のひとつになりたい。

こんな思いをもって、『有鄰庵』は世界中から旅人お迎えしています。

世界で『ゲストハウス有鄰庵』にしか提供できないリターンをご用意しました!

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今回の美観地区のクラウドファンディングでは、『ゲストハウス有鄰庵』からリターンを2つご用意しました。

1つ目は、「『ゲストハウス有鄰庵』の前で思い出の1枚が撮れる権利」です。

『有鄰庵』では、チェックアウト時にゲストさんと一緒に↑のような写真を店の前で撮影しています。

お客様が帰宅後にカメラロールを見返しながら「美観地区で過ごした楽しい思い出や私たちのことを思い出してほしい」というスタッフの思いがこめられています。

普段はゲストの方のみにさせて頂いていますが、支援いただいた方が美観地区に来られた際、有鄰庵に寄っていただければ、その日『有鄰庵』にいるスタッフを全力で集めて写真撮影させていただきます!

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2つ目は、「美観地区を全力でご案内いたします!」という意気込みが半端ないリターン。

美観地区を隅々まで知り尽くした宿スタッフが美観地区をご案内いたします。

ローカルな情報や豆知識、ご案内するスタッフが個人的にイチオシの美観地区のスポットをたっぷりご紹介します。
また、お散歩だけでなくオススメカフェでお茶したり、伝統体験をしていただくアクティビティなどもご用意できます。

いつもの旅とは少し違う、倉敷に住む友人に会いに行くような気分でご参加いただければと思います。

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もう1つ、これは『有鄰庵』だけではないですが、次回の美観地区へのご旅行の際、飲食店や宿泊施設で利用できる商品券『美観地区みらい券』もご用意しています。

「未来の美観地区での飲食・宿泊代を先に支払っておく」ことで美観地区のお店のご支援をしていただくことができます。

どれも、今回のクラウドファンディングのページから、美観地区への支援のリターンとしてご購入いただけます。

プロジェクトを立ち上げた経緯や、私たちの想い、他のリターン品についても書き記しています。

明日のお知らせ

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明日は、今日も少し触れた『美観地区みらい券』を使うことのできる飲食店さんをいくつかご紹介します。

岡山・倉敷ならではのこだわりをもつお店さんばかりです。

ぜひ、明日もご覧ください。

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