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デニムの町・児島から。倉敷限定デザインジーンズ

こんにちは。
美観堂の塩崎です。

美観地区のクラウドファンディング9日目です。

昨日、開くんが書いた記事でもご報告させていただきましたが、当初目標としていた支援金額200万円を達成しました!

本当にありがとうございます...!(涙)

4月に入社して初めて関わったプロジェクトがこんなにも多くの方々に応援していただいていること、本当にうれしく思っています。

美観地区のお店さんたちにさらなる支援を行うために、昨日、新しい目標300万円を設定し再スタートをきりました。

わたしは、「みなさんに美観地区のすてきなお店や商品をご紹介する」ことで、このプロジェクトをもっと盛り上げていこうと思います!

今日はカジュアルファッションとしてのデニムのお話です

先日、デニムスーツ専門店『inBlue』さんについても記事でご紹介しました。

『inBlue』さんのデニムは、デニムとは思えないほど柔らかく光沢があるもので、多くの方が想像するデニムとは、180度反対のものでした。

今日は、みなさんにより馴染みが深い、カジュアルファッションとしてのデニム・ジーンズを取り扱う『デニム研究所』さんのご紹介です。

クラウドファンディングが始まり、初めてお店の名前を聞いた時のわたしの反応はこちら↓

デニムの...研究所....?
デニムを研究...??博士とかいるんだろうか...。

まだまだ美観地区マスターへの道のりは遠いみたいです。

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倉敷市にある港町・児島はデニムの町。

美観地区にも、デニムを取り扱うお店は複数あります。
他にも、デニムまん、デニムソフトなんてものまで。

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真っ青なのではじめ見たときはびっくり...。笑
見た目に反して(失礼)、味はおいしいですよ!

でもそもそも、児島ってデニムで有名なのは知ってるけど、なぜなんだろう?と思い、調べてみることにしました。

国産デニム誕生まで

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倉敷市児島は、「こじま」という名前の通り、もともとは海が広がりぽつぽつと島があった場所なんです。

そこを江戸時代初期に埋め立てて、今のように陸続きになりました。

土地が増え、「よし!お米を育てるぞ!」となった児島の人たち。

でも埋め立てた土地は、もともと海だったことから塩気があり、お米づくりには適さない土地だったんです…。

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そこで塩気に強い綿花の栽培を始まりました。
綿花は塩気に強いだけでなく、その塩気を吸い取っていってくれるので一石二鳥。

児島と同じく、岡山県西部の井原地方でも綿花の栽培が盛んに行われていました。

また井原市では、「藍染め」に使われる「藍の葉」の栽培も行われていたんです。

藍の葉

「綿花」を育てるしかなかった児島と、「藍の葉」を盛んに育てていた井原。

同じ県の中に、この2つのエリアが存在したことが、のちに国産ジーンズを生む土壌になったんだそう。

デニムをつくろう!からのスタートではなく、お米がつくれないから綿花をするしかない土地だった、という背景を初めて知り、ちょっとうれしい。

今後友達が岡山に遊びにきてくれたときに、お話できるネタがまたひとつ増えました(嬉)。

今では世界中の有名ブランドのデニム製作に関わる「デニムの聖地」となった倉敷市児島。

今日ご紹介する『デニム研究所』さんを運営する『株式会社ジャパンブルー』さんも、そんな児島でジーンズを作っている会社なんです。

第一号は桃太郎。『ジャパンブルー』のジーンズの歴史

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『ジャパンブルー』さんは、倉敷市児島でテキスタイル(生地)メーカーとして1992年に創業。

デニムをより多くの人へ、より広い世界へ発信するために。

どうすれば自分たちの作る生地の良さをより多くの人に届けられるのだろうか?

『ジャパンブルー』さんはひとつの結論にたどり着きます。

「生地を一番知っている自分たちがジーンズを作れば、もっと面白いジーンズが出来るのではないか」

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そして、2006年にジーンズの聖地・児島から世界No.1ブランドを目指して2006年に誕生したのが、『ジャパンブルー』さんの第一号ブランドである『桃太郎ジーンズ』です。

「ジーンズという道具を通して、人生や生活、心がより豊になりますように。」

桃太郎ジーンズは、大人になってもずっと楽しめる、カジュアルライフの本物の「道具」としてのジーンズを提供しています。

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今『ジャパンブルー』さんは、コンセプトやターゲット、シルエットやデザインなど、それぞれ個性の異なるブランドを6つの展開しています。

桃太郎ジーンズ』『JAPAN BLUE JEANS』『SETTO』『URVIN』『SOULIVE』『NEGATIVE DENIM

「これらのブランドを1つの空間で展開することで、より多くの人に私たちの多種多様な物作りを見ていただきたい」

そんな思いから、2019年4月、倉敷美観地区にブランド複合型店舗『デニム研究所』さんがオープンしました。

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デニム研究所の中はどんな風になっているんでしょうか?
少しお邪魔してみました。

美観地区のお店のご紹介

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デニムを織るときに用いられる綾(あや)織りをイメージしたロゴ入りの暖簾をくぐると.....

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『ジャパンブルー』さん自慢のジーンズたちがズラリ。

私も服が大好きな人間なので、数時間くらい簡単に過ごせそうです...!

6ブランドが織り成す圧巻のラインナップ、お店のスタッフの方がひとつひとつ特徴を丁寧に説明してくださいます。

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広々とした店内は、もともと2軒別のお店だったものをリフォームして一続きにしたんだそう。

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このミニミニジーンズのキーホルダー、かわいい...!
ジーンズと同じ柄のキーホルダーを探して見るのもおもしろいですね。

ここでしか買えない!美観地区限定プレップジーンス

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今回のクラウドファンディングでは、『デニム研究所』さんのお店でしか買えない倉敷限定の『プレップジーンズ』をご用意してもらいました。

ブランドは『Japan Blue Jeans』。
海外へMade in Japanのクオリティを広めるためにスタートしたブランドで、欧米で高く評価されたシルエットに、国産のクオリティを組み合わせた新しい価値観のジーンズをつくっています。

『プレップジーンズ』とは、股上が少し深めで、ひざ上にゆとりを持たせながら裾はしっかりと絞ったジーンズのことです。
見た目のシルエットは細身ですが、ゆとりのある股上設定なので穿きやすさ抜群!

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ビジカジスタイルにも対応できる、とっても綺麗なシルエットです。

ウエストからヒップにかけてのホールド感がとっても優れているので、男女問わず穿いていただけるのも大きな特徴のひとつです。

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後ろのポケットには、青とオレンジのステッチがあしらわれています。

このステッチの色にもこだわりが。

「青」は倉敷市の市鳥・『カワセミ』を。
「オレンジ」は美観地区にある『アイビースクエア』のレンガをモチーフにしています。

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『アイビースクエア』は、明治時代に倉敷紡績所(現在のクラボウ)の本社工場を再開発した複合文化施設で、明治時代に日本の繊維業発展を担った象徴でもあります。

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ジーンズブランドの顔でもある、この革パッチはなんとインディゴ染めされてるんです。

革パッチがインディゴ染めされてるなんて、初めて見ました...!
めちゃくちゃかわいい...!

ジーンズだけでなくこちらの色落ちも楽しめちゃうなんて!
革の表情や染まり方も一つ一つ違うらしく、世界に一つだけのジーンズになっていきます。

デニムの町限定デザインのジーンズは、人生をともに歩む相棒として、特別な1本になること間違いなしですよ。

今回のクラウドファンディングのページから、美観地区への支援のリターンとしてご購入いただけます。

プロジェクトを立ち上げた経緯や、私たちの想い、ほかのリターン品についても書き記しています。

最後にちょっとしたライフハック情報

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今回の記事を書くにあたって、『デニム研究所』の船木さんにご協力をいただきました。

その船木さんは在宅で仕事をするとき、ジーンズに履き替えるみたいです。

ジーンズはハリとコシのバランスがとても良いので、ちょうどいい緊張感をもたらしてくれて、「オン/オフ」の切り替えに最適なんだそう。

ちょっと、着替えてきます!笑

また明日の記事もお楽しみに。

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