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心のスイッチ

自分の中の自分が、空っぽ、、、。何も自意識が自覚できない、、、。自分の意志が感じられない。

これが最近の次女の、彼女自身に対する見方。

普段の生活には何も支障がないのだが、学校の勉強では著しく遅れを取る次女不思議ちゃん=Vitaimin Eは、カリフォルニアの州に基づくサポートを受け、公立校に付属している特殊学級に入れてもらっている。個別指導なので、4−5人のグループで一人の先生がつく。そしてこのご時世、コロナ禍で学校教育はオンライン化されているのだが、この学級はどこよりも早く対面式の授業が復旧した。(もちろん希望者だけなのだが)

ここでは全く他の人と競争しないため、個人のできることに絞られ、あまりストレスを感じさせないようにしようというのが、教育方針のような気がする。

そして、このウチの不思議ちゃんに起こっていることは、幼少期は真ん中が認識できない、半分がわからない、左右対象がわからない、上下と左右が分からない、、、。線の内側と外側がわからない、始まりと終わりがわからない、交差するものの前後のレイヤーがわからない、という典型的な学習障害。これらのことがわからないと、文字を書いたり、読んだり、話を聞いたり、物事を論理立てて、順序立てて思考し、行動することが難しい。

これらの事柄を理解できるようになるために、様々なセラピーが施された。それで本当に解決出来るようになるのか、なったのかどうかは今も疑問。あれよこれよといううちに、来年は高校生だ。文法の間違いを出来るだけ矯正してもらうためにスピーチセラピーをとっている。最近はタイプをしなくても、音声認識で文字を書いてくれるから、話す事は彼女の唯一の武器だ。優れたコンピューターがある時代、話すという能力があることに感謝する。

とにかく、何か彼女が日常のストレスを軽減して、将来学校がなくなってからも、大人社会を歩むことができるように、専門機関から受けられるサービスは全て受けるということをモットーに、彼女の生活を見守るしかない。

学校以外の生活は年頃の子供たちと一緒で、YouTube を見て、インスタをし、姉のボーイフレンドの話に興味を持つティーンエイジャー。

そして先日「風の時代のメッセンジャー」のグループをやっているお友達から、「やる気が起こらないときにやる気を起こす方法」というお話が届いた。自分の中に自分(魂)がいなくなっちゃっている状態、、、、という解釈でのお話。自分の体が他の何も何者かの魂に、乗っ取られたような状態になるという状態だと言うのだ。

ちょっとオカルトっぽいけど、あり得ないと言い切れない。彼女は普段からお化けの話を良くする。「私の中に私がいるって言うのがわからない」と溢していた話とシンクロ。ひょっとしたら、同じ意味なのかもしれないと思い、その話を伝えてみた。

そして改善のために、試しに自分で自分を呼び込むことから始めてみた。

行動の全ての主語を明確にして、自分がやっている、自分が選んでいる、という自覚を強く持つことで、自分の意思が戻ってくるという。

自分以外の人に動かされている自分は、とても疲れやすく、自分の魂と繋がった状態なら、疲れにくくなり、本来の持っている能力を発揮出来るようになると。これは腑に落ちる。この学級に通っている子供たちは疲れやすく、集中力がないと言われている。エネルギー補給も常に必要。(食べる量が体格の割に多い)

それが原因だったんだ!

病気、症状の名前は付いていない。自閉症とか、多動症とか、薬で解決できることがあれば、みんなと同じように、同じことができるようになってほしい願いながらも、薬等の可能性はほとんど求めず、今日まで来たし、彼女に彼女以外のものになって欲しくない。どこから見ても普通の、おっちょこちょいの女の子というだけだから。

きっとダウンシンドロームが1パーセントくらい入っていて、ある種の分野(特に算数)で成長が見込めない類の何かなのかとか、ちょっと過敏なところがあるけれど、年齢と共に少しずつ本人も周りも調和を保つことが出来るようになってきていたから、自然体に任せていいと思っていた。

自分の魂を呼び込むこと=心のスイッチがどこにあるか発見できたら、何だか本人も私もワクワクしてきた。今まで借り物の身体?借り物の心?で過ごしてきただけのような気もして。





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