『気付き』と『つぶやき』インサイドアウト

小澤奈緒美・ミュージシャン・日本、ウイーン、ニューヨーク留学を経て、ロサンゼルス在住。…

『気付き』と『つぶやき』インサイドアウト

小澤奈緒美・ミュージシャン・日本、ウイーン、ニューヨーク留学を経て、ロサンゼルス在住。「インサイドアウト」癒し音楽などYouTubeで配信中 https://youtube.com/playlist?list=PLzw9JAhYNo5e94n7bmGbHxZbFLGmNG-GH

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ミッション

ミッション〜カタカナだと軽い。 使命〜漢字だと重い。 あなたのミッションは、何ですかと聞かれて、即答できない時期は長かった。言ってしまった後、それが果たせない、実行できないという自分が怖かったからだ。 自分でなければできない使命があるとすれば、それは自分自身の身体とマインドを使い尽くして、自分自身で居続けるということで、全う出来ると思う。 自分と人は同じであると思うことも多い反面、他の人には気付かれることもない、自分しか気にかけない事柄がある。それがその人の使命かなと思う

    • 70億分の1の奇跡

      地球上の人口は70億人を10年前に越えたという。 そもそも命が生まれるプロセスは、間違いなく数字では表せないほどの奇跡の繰り返し。そして生を受けた人々が、まさに自分の意志で動き回っているように見える、ほとんどの行為が、そして出会いが、後で考えたら完全なタイミングで周りからの影響で起こっていることが多い。 生まれてから、いつどこで誰と出会うかは、神のみが知る、、、ということなのか。 出会い、そのまますれ違う人もいれば、そこからお互いの人生に大きな影響を与え合う出会いもある

      • 越境入学申請

        引越しして、早4ヶ月半。住居とエンターテイメントビジネスを同時に兼ね備えているというのが決め手の一つだった。 そして予想外にも、部屋数があることでレコーディングにも使えている。外でスタジオを借りなくても、ドアを隔てて一緒に演奏しながら録れる! いいところづくしの家だが、たった一つ、引っ越しを決めた時から、つい昨日までずっと気がかりだったことがある。 それは娘の学校のこと。今回の引っ越しに関しては、越境申請が通るだろうという、私には「根拠のない自信」があった。 次女Vi

        • 癒し癒され

          「あなたの演奏に癒されました」 夫と知り合って間もない頃、20年以上も前の演奏会の後で、本当に短い一言、このメールが届いた。 それまでも幾度も演奏会をしてきたけれど、その時のその言葉は私の心に深く刺さりった。「息が長くて凄いね」とか「指が回るね」といか、「綺麗だね」とか、「パワフルだね」とか、「華やかだね」などなど、いろいろな素敵な言葉をいただいた事はあったけれど、「癒されました」と聞いたのはその時が初めてで、なぜかその言葉に自分が癒されたのを感じた。 それから結婚して

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          運を動かす運動

          コロナの影響で、世界中のエンターテイメントが一時期姿を消し、演奏を通しての仕事が全く無くなった。でも自分の中では外に出ないでの演奏活動、作って録音する時間とチャンスに恵まれた。自分の為に曲を作り、録音し、、、そんな時間は老後の楽しみに、、、と取っておいたはずの私にとっては意外にも極楽時間だった。 仕事としての音楽は、常に人を喜ばせることにある。それはお客さんだったり、雇い主だったり、共演者だったり。コロナでエンターテイメントが無くなるということは、演奏の仕事がないと言うこと

          安心ZONE

          同じことに何度も繰り返し思考が戻って、ループする事がある。 ループすることは、ある意味無意識でやって心地よいことでもある。 心地よいのか、抜け出したいのか分からないで、結局そこに留まる。 人には所属して安心するというゾーンがあるらしい。そのゾーンが家族、友人、学校、会社と広がって行くんだろう。そしてその安心していられるゾーンが見つからない時、またはそこにいることに安心感を抱けない場合、別の安心ゾーンを見つけたくなる。 自分の存在を許すとか、認めるというのは、同時に安心

          あちらを立てればこちらが立たない

          兄弟姉妹で、または親子で、クラスルームで、友人同士で、会社やコミュニティーで、常に人間関係の狭間にある私たち。 人間関係なしでは世の中を渡っていく事はできない。 「自分の都合の良いように解釈し、波風を自分の中から取り去る」と、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)と思われるVitiami E(次女)には伝えている。受け取り方がネガティブになっているなと感じる時は、そのやり方でしか落ち着かせることはできないかもしれない。 それはHSPとかでなくても、日常的に私たちの感情を

          あちらを立てればこちらが立たない

          感情は命の源、そして継続する知恵

          ある日ふと、全てが終わってしまってもいいと思ってしまう無気力な日、誰もが訪れたことがあると思う。教訓として聞く『継続は力なり』というこの言葉は「何事も続けているれば、そのことは上達するよ」という意味だと思うが、生きることはある意味、継続の賜物。朝起きて、食事、仕事、勉強、運動、諸々のことをちゃんと継続していかなければ命が途絶える。動物たちは皆本能でやっているだろう事柄を、人間は本能以外に知能、知性、使ってやる。 若い人より、人生を重ねてきた人の方が、それなりの継続する知恵が

          感情は命の源、そして継続する知恵

          なぜか色々重なる日

          地球上のエネルギー&宇宙のエネルギーが変わっている時?と世間では言われているこの時期だからなのか、なぜか色々重なる時は重なるのだ。 一昨日、駐車場で携帯を落としたが、「あなた、携帯無くしたんだったらお店に来てね」と、親切な人が車のフロントガラスにメモを残してくれた。気が付いたのはすでに家に着いてからだったけれど、車で5分の場所だったからすぐに取りに行けた。「あなた、ラッキーね、でも壊れちゃってる」と言われて見てみれば、表もうらもガラスが粉々。中身は問題無く動く。 蘭の鉢を

          朝型生活〜気分はハッピー

          カフェインとアルコールを控えてから、なんだか朝型生活になってきた。 自分は夜型だと思い込んでいたし、夜眠れないのが普通だった。 それが、アルコールとカフェインを抜いたら、夜は早くから眠くなる。 そして朝は必然と早く目が覚める。 全ては歳のせい(または年の功?!)かもしれないが、最近その生活も気に入っている。どうしてもピアノが弾きたくなったので、まだ娘たちは寝ているがなるべくピアニッシモで弾いた。つい半年前までは、夜中にピアニッシモで弾いていた。 そうだった。中学校の

          7年前の今日は「今半」へ行った

          iphone で、ポップアップ機能があるが、7年前の7月31日、日本に帰った時の写真、戯けて舌を出している(アインシュタインの有名な写真を連想する)写真を撮られた次女の写真が出てきた。その日の朝食、ホテル近くのドーナツ屋さんで撮った写真。 そうだったなー、浅草に行ったんだった。 4人で揃って日本に行くことは数年に一回。大抵は夫は仕事で、アメリカから出張がらみで2、3泊合流できればラッキー。 この年は珍しく、ゆっくり観光した年だった。 そしてその日の夕飯に子供たちに『今

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          足し算より引き算が難しい

          足し算と引き算、どちらが簡単かと行ったら、ほぼ全員足し算と言うだろう。 ショッピングと断捨離、どちらが簡単かと言ったら、やはりショッピング。 太ることと痩せること、どちらが簡単?やはり、太るほうが簡単かな。 たくさん貯金があっても、人にあげることと、自分のために使うこと、どちらが簡単? 今日のレッスンでは、曲を作るときに(ここでいう曲を作るというのは、作曲の意味ではなく、もうすでに書かれたクラシックを演奏する際に楽譜の解釈も含め、試行錯誤する曲作りの意味です)「引き算

          人を動かす

          人を動かすということは簡単ではない。 特に子供たちはなかなか言う通りにはならない。先週子供達と夫が出かけて帰ってきた後、実は不思議な事が起こった。 夏の恒例行事になりつつある、バックパックキャンピング。できる限り自然の中で、3泊キャンプ(野宿)で過ごすという。水やトイレ、シャワーはない。水は川から汲んで濾過して飲んだり調理したりする。体重の半分ほどの荷物をそれぞれ担いで、一日2万歩ほど野山道を歩く。滝の水がシャワーの代わりらしい。 もう数年に渡り、子供達と友達家族は一緒

          日々の有難い事

          引っ越しして、ひと月半ほど経った。 コロナ事情の緩和からも一月ほど。 毎日新鮮なレモン水を飲むことができて有難い。 目覚めが良くなって、有難い。 寝つきが良くなって、有り難い。 自炊が多くなって、有難い。 掃除、洗濯が楽しくなって、有難い。 車を洗うのが楽しくなって、有難い。 家族の言い争いが少なくなって、有難い。 仕事部屋が独立して集中できて、有難い。 明るい気分で過ごせて、有難い。 ミュージックサマーキャンプ(集中講座)が出来て、有難い。 毎日の服

          朝一杯のコーヒーから

          朝一杯のコーヒーから一日が始まる。 こんな習慣ができたのはいつからだろうか。 若い頃は、その一杯も家で過ごすことができないほどギリギリまで寝て、バタバタと出かけていた。当時ほんの少し年上の先輩から、「30分早く起きてゆっくりコーヒーを淹れて飲むのこと」が、どんなに至福の時かと聞かされていたし、真似しようとしても、コーヒーを入れるまでの諸々のことがまどろっこしく感じられて、そんなにゆっくりすることが耐えられなかった。 それから数十年経った今、特別な時以外は寝坊をしない(何

          はじめの一歩

          南カリフォルニア生まれ育ちの長女は今月、大学一年生を終えた。去年の夏コロナ禍で高校の卒業式もドライブスルーで、「高校を卒業したらバイトをしたい」と張り切っていた最中、レストランはどこもクローズ。テイクアウトが主になって、外での営業も席数が限られ、中々バイトが見つからなかった。 職業案内から紹介を受けた仕事で、いくつかインタビューを受けていたみたいだったが、「やりたい仕事じゃない」と言って、断っていた。外では働けるところがないので、妹の家庭教師をしたらと振ってみたけれど、(そ