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本を読む、聴く

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本に関する記事やオーディブルに関する記事をまとめています。 読書好きがもっと好きに、読書嫌いの改善になるようなマガジンにしたいです。 個人的にはオーディブルの素晴らしさをもっと広…
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オーディブルで聞く小説にどハマりした

タイトルの通り最近Amazonオーディブルで小説を聴くのにハマっています。 私は運動不足予防に駅まで20分歩くようにしているんですが、それのお供に去年末からAudibleを利用しています。 ちなみにオーディブルというサービスを知らない人向けに簡単に説明しておくと、オーディブルは Amazonが提供しているサブスクリプション制の本の朗読サービスです。 言うなれば本を耳で聴けるサービスです。 私はオーディブルを主にビジネス書を聴くために利用し始めました。 自分のスキルア

美術が嫌いな人ほどハマる?漫画「ブルーピリオド」感想

お盆に実家へ帰省した際に母から「ブルーピリオド」という漫画を勧められて読んでみた。 漫画雑誌「アフタヌーン」で連載中で現在単行本は12巻まで出ている。 12巻大人買いしたらしく1巻読んでみたら止まらなくなり一晩で全巻読んでしまった。 まずざっくりとしたあらすじ。 主人公の「矢口八虎(やとら)」は勉強も友達付き合いもそつなくこなすヤンキー高校生。 その八虎がある日一枚の絵に心を奪われたことをきっかけに芸術の世界にのめり込み、日本最難関の芸術大学「東京藝術大学」合格を目指す

ゴーストハント〜旧校舎怪談〜(オーディブル版):めちゃめちゃ焦らされるホラー小説

小野不由美さんの作品「ゴーストハント」(ナレーター:安國愛菜)を聴きました。 この作品、題名の通り霊についての話なのでジャンルはホラー小説なのかと思いますが、おそらくホラー小説の中では異質な作品なのではないでしょうか? 先に言っておきますが、私は今までホラー小説を読んだことはないので勝手な先入観で書いております。 このゴーストハントの何が異質かというと、霊が出るまで「めちゃくちゃ焦らされる」ことです。 話はよくあるもので、学校の旧校舎を取り壊そうとすると事故が何度も起

[オーディブル]ペッパーズゴースト(著:伊坂幸太郎)の感想

Amazonオーディブルで伊坂幸太郎の「ペッパーズゴースト」を聴き終えたのでその感想です。 オーディブルで一度聴いただけの記憶を頼りに書いていますので、所々の誤りはご容赦ください。 元々私は伊坂幸太郎のファンなのですが、今作品で改めて彼の発想は天才的だと思いました。 この作品は「檀先生」、「ロシアンブル」、「成海彪子」の3人の視点で構成されている作品です。 それぞれのについて簡単に説明すると 檀先生 中学教師。本作品の主人公。 飛沫感染により人の翌日の印象的な出来事

さおだけ屋はなぜ潰れないのか

みなさん、「さおだけ屋」はご存知でしょうか? 「たーけやー、さおだけー」でお馴染みのあの「さおだけ屋」です。 有名なさおだけ屋ですが、実際に誰かが利用しているのを見たことある人は少ないのでは? それでもさおだけ屋が存在し、全国でも有名なのはなぜか?? これから紹介するこちらは会計についての本です。 「会計」と聞くと経営者や一部のビジネスパーソンが扱うもので難しい、というイメージが強いかもしれません。 実際、会計の入門書などを読んでも専門用語がたくさんあり難しいものが

伊坂幸太郎の魅力について

伊坂幸太郎の「ペッパーズゴースト」をAmazonオーディブルで聴き終えました。 私は元々伊坂幸太郎が好きなのですが、「ペッパーズゴースト」でその気持ちがさらに高まりました。 私が思うに、伊坂幸太郎は「読書嫌いの人を読書好きにする」そんな魅力があります。 その魅力について、聴き終えたばかりの「ペッパーズゴースト」をもとにお伝えしていきます。 伊坂幸太郎の魅力①:伏線回収 まず何よりの伊坂幸太郎の魅力は伏線回収のうまさにあると思います。 伏線回収は小説の醍醐味の一つで

「東大読書」 〜能動的な読書を身につければ本の価値を最大限にすることができる〜

「東大読書」を拝読しました。 東大生西岡壱誠さんの著書は「東大作文」に続き2冊目となります。 本は能動的に読めこの本の言いたいことは「本は能動的に読め」ということ。 この本は、本を読んでも身にならなかったり、内容が理解できない、といった悩みを持つ方へ向けた本です。 頭がいい人はなぜ本を読むのか、読んだ本をどのように活用しているのか。 その方法について「地頭が良い」といったらの東大生たちが共通している本の読み方を取り上げつつ紹介しています。 東大生の方法と聞くと、自分は

良い発信者は必ず持っている双方向的視点

先日「東大作文」という書籍を読み、文章の双方向性について書きました。 まず双方向について簡単に触れておくと、「双方向」とは一方通行ではない、つまり相手と自分のことです。 文章ではあれば作者と読者の関係です。 私は東大作文を読んで以来、双方向性に気を遣うようになりました。 そうすると、良い発信者は双方向的な視点をしっかり持っているなと感じました。 私はVoicyという音声コンテンツをよく利用していて「oishi haru」さんと「大手町のランダムウォーカー」さんの二人のV

作文は双方向的でなくてはならない。「東大作文」

「東大作文」を読んで作文をする際には双方向性を意識することが大事だと感じました。 双方向とは簡単に言えば一方通行ではない、と言うことです。 つまり、双方向的な文章は一方通行ではない、相手=読者の視点を持った文章のことになります。 作文は作者の伝えたいこと、主張が必ずあります。 その主張を読者に理解してもらうために文章を書いていきます。 例えばサッカー選手のメッシの凄さをサッカーに詳しくない人に伝えたいとします。 その作文を「メッシはバロンドールの歴代最多受賞者である

いつか息子に読み聞かせたい作品。オーディブル「ペンギンハイウェイ」感想

アマゾンオーディブルで「ペンギンハイウェイ」耳読しました。 「夜は短し恋せよ乙女」をオーディブルで聞き、著:森見登美彦、ナレーター:安國愛菜のペアにほれ込み、ペンギンハイウェイもそのゴールデンペアだったため拝聴しました。 以前のnoteでもさんざん絶賛したので夜は短しを超えることはないだろうと思いながら聴き始めましたが、それを超える感動がありました。 少しでも多くの皆さんへこの感動を押し付けたいため、オーディブルで聴く「ペンギンハイウェイ」の魅力をご紹介します。 魅力

本のワークは飛ばしてはいけない

本を読んでいると「ワーク」が載っていることがありますよね? 性格診断や簡単なクイズ、質問にイエス、ノーで答えてその数の合計で「あなたは何タイプです!」 皆さんはアレやってますか? 私はやっていませんでした!笑 妻も最近読み始めた本がすぐ読み終わっていたのですが、「ワークばっかりだからすぐ読み終わった!」と言ってたのでやってないようです。笑 なんとなーくあのワークはやってない方が多いんじゃ無いかな、と思っています。 私は、読書は「アウトプット」が99%―――その1冊にも