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ニュースで株価高値だがマネーリテラシーがないと言ってたので書いてみる

最近はバブル期以来の株高とニュースでよく言われていますね。先日見たニュースでは、こうも言われていました。株を買えるけど買わない人たちがいる。マネーリテラシーがない人がある程度いるため。

そう、マネーリテラシーを学ぶ機会がないというよく言われるセリフが原因だというのです。これは私も同意。教えてくれる場所がなければ、知る機会などあるはずがありません。

というわけで今回はマネーリテラシーについて少し書いてみようと思います。

マネーリテラシーとは何ぞや?

貯蓄から投資へと言われるようになって、よく聞くようになったマネーリテラシーってなんでしょうね?よくよく考えてみると言葉の定義も曖昧です。

表向きはお金に関する知識ですが、何のためのお金に関する知識でしょうか?最終的な目的は資産形成だと私は思っています。

ところで金持ち父さん貧乏父さんという本が流行ったことがありました。

https://www.chikumashobo.co.jp/special/richdad/series.html

この本によると、マネーリテラシーが進んでいそうなアメリカでさえ、お金の知識を学ぶ機会がないと書かれています。1997年発売の本ですので、21世紀になって変わったかもしれませんが。

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株は意外と怖くない

みなさんは株式投資についてどういうイメージを持っていますか?

投資をやっていない人は、怖いとか、失敗すると借金を背負うというイメージがあるかもしれません。一般的にこういうイメージは少なくないかもなと思います。小説やマンガなどの影響もありそうですが。

すでに投資をやっている人の場合、投資信託派は面倒くさいと思うかもしれませんし、株派はお得と思っているかもしれませんね。

私は株は意外と怖くないと思っています。8年ほどやってみた感想として、儲かる:変わらない:損するの比率は2:6:2くらいです。いわゆる2:6:2の法則です。

単一株に集中投資する方法も最近は紹介されていますが、それには高度な知識が必要でしょう。生活の足しにする程度なら、分散投資でローリスクでできます。卵を一つのカゴに盛るなという格言の通りです。

貯蓄から投資へは進んでいる?

アベノミクスで貯蓄から投資へという話がありました。それ以降、会社での雑談でも投資信託をやっているという話を聞くようになりましたし、投資信託の商品も増えたと感じています。

この記事によると、2010年には30%程度だったのが、2020年には40%程度まで上がっているようです。

投資をしている人が4割突破 反面、老後2000万円問題の功罪も

一応増えたには増えたんですね。33%増加ですのでかなり増えたと言えるでしょう。

貯蓄は美徳の理由

ここからは雑談です(笑)。

30代以上の方は子供の頃から、貯蓄は美徳とか、頑張って節約して貯金を溜めている人は立派・偉いなどと言われたことがあるかもしれません。私もそう言われて育った世代です。

バブル期まではこれは正しかったのです。しかし今は貯蓄より投資の方がいいというのが私の考えです。

なぜ貯蓄は美徳だったかというと、バブル期くらいまでは預金金利が高かったからです。

バブル期くらいでも2%くらいあり、高度経済成長期ともなれば4%くらいあったからです。

預金金利が4%もあると、どれほど素晴らしいか想像してみてください。100万円の貯金があれば、何もしなくても年間4万円増えるのです。ご褒美を買えてしまいますね。

頑張って節約して1000万円貯めたとすると、何もしなくても年間40万円ふえるのです。もはやボーナス級です。とんでもない額の不労所得ですよね。

一方で株の配当は1~3%くらいです。株の配当より預金金利の方が高かったら、どう考えても株より預金の方がいいです。預金はほぼノーリスクに近いです。また銀行が潰れても1000万円までは保証されます。株よりはるかにローリスクです。

これが貯蓄が美徳だった理由です。しかし金利で説明すると難しいので、格言によって広めたのでしょう。

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持ち家はステータスの理由

これもまた雑談です。

これまた貯蓄が美徳と言われた育った世代なら聞いたか、あるいは感じたことがあるかもしれません。

賃貸暮らしより持ち家の方がステータスが高いですよね。そうでなくても、2000年頃までは、結婚して家を持つというのが人生のモデルケースだったように感じています。

バブル崩壊以降は平均年収が下がり続けてきましたが、銀行も住宅ローンの条件を緩和してきました。持ち家需要はある程度高いのでしょう。

昭和に持ち家がステータスだった理由は、バブル崩壊までは不動産価値が上がり続けていたからです。戦後の日本ではバブル崩壊までは経済成長が続いていましたので、不動産の価値も上がり続けていたのです。

つまり不動産はかつては持っているだけで価値が勝手に上がっていくものだったのです。持っているだけで価値が上がっていくということは、お金を生み出し続けているのと変わりません。

今では一部の人気地域でなければ、不動産の値上がりは期待できません。人気地域も震災などでどうなるか解りません。武蔵小杉のタワーマンションがいい例ですね。

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終わりに

貯蓄が美徳とか持ち家がステータスの時代は、経済が右肩上がりだったから、持っているだけで価値が上がっていく資産があったのです。つまり貯蓄や不動産購入が賢い資産運用だったのです。

残念ながらそれは古き良き時代となってしまいました。一方で投資商品は充実してきていますし、ポイントカード(TポイントとかPontaなど)を活用できる場所も増えてきています。

お金に強くなるには、財テクや投資をやってみるのも手です。ただし投資は自己責任で。

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