株に関して疑問に思うことがあるので、世間の逆を行ってみる
今年の春頃から、外国人投資家が参入して株高だと騒がれていますね。そして株価が大きく上がったり、大きく下がったりを繰り返しています。
そんな中で個人投資家の多くが損失を出したというニュースを見たので、疑問に思ったことを書き出してみます。今探してみたらそのニュースは見つかりませんでしたが…
常識人であること
常識とはCommon Senseですので、みんなと一緒かどうかです。
株においては大多数が買うような人気銘柄を買うかどうかですね。この記事を書いている2023年の夏時点では、半導体銘柄を買うかどうかということでしょう。
しかしみんなが買っている株は既に株価が上がり始めており、みんなが買う前から持っていた人たちがどこで売るか様子を見ている状態です。
よってどこかで大きく値下がりしてしまいます。そうなると高く買って安く売ることになります。
常識人である、すなわちみんなと一緒になれることが株ではいいとは限らないのです。キャリアでもレッドオーシャンばかり選ぶことになりそうですけどね。
目先の損益にこだわること
投資と投機は違うとよく言います。
でも人間は欲望に弱いものです。心理学の実験にそれをよく表したものがあります。
今1万円もらえるのと、1年後に2万円もらえるのでは、どちらを選ぶ?という実験をやると、ほとんどの人が今1万円をもらうそうです。1年待てばもう1万円てに入るのにです。
投資も同じです。人気が出て値上がりしている銘柄は魅力的に見えます。自分が持っている銘柄が中々値上がりしないときは特にそう感じます。
だからと言って食いついていいかというと、今後も株価が上がるかどうかをよく検討してからにしようということになります。
様子を見ていると、意外とすぐに値下がりするものです。目先の損益にこだわって、焦って買ってすぐ下がっては損失を出してしまいます。
長い目で見て上がる銘柄を選び、まだ割安なうちに買って、じっくり待つのが投資です。目先の損益を求めるのは投機です。
人間は欲望に弱いからこそ、株ではメンタルが大事ですね。株で勝つ人はメンタル対策をしているという調査もあるようです。
常識の逆を行って稼ぐこと
みんなが買っている人気銘柄は既に株価が割高になっています。だから私は避けます。
一方で稼ぐ力があるのに株価が下がっている銘柄があったら、私は積極的に買います。後で業績が上がって株価が回復する可能性が高いからです。いわゆるバリュー株投資という方法です。
このやり方は一般的な株のやり方、世間一般の考え方と逆行しています。つまり常識に逆らっているわけです。
でも何事もチャンスは常識と逆にある可能性もあるのです。例えば多くの人は大企業に就職したがります。しかし私は官僚型組織が息苦しいタイプなので、ベンチャーや自由奔放な社風の中小企業を好みます。
中小企業はピンキリなので一概には言えませんが、自由かつ明確な強みで差別化できており、元請または自社製品・サービスの会社なら、濃い経験を積むことも可能です。
逆張りを行くという発想は、正攻法で上手く行かないときに試してみる価値があります。
終わりに
株は効果がとても大きいものです。しかしやり方に気を付けないと損失を出してしまいます。だからこそ勉強や情報収集が必要です。
成功している投資家は、どの銘柄を買えばいいかと聞かれて、自分で考えろと返すそうです。これはみんなと一緒じゃダメなことを示していますね。
株を長く続けるためにも、自分で良し悪しを判断していきましょう。
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