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日本語教師日記158.初めてオンライン生徒に会う(1)

「tamadoca先生  こんにちは。お久しぶりです。
お知らせすることがあります。
とうとう日本に行きます。
先生に本当に in person で 会えるのを楽しみにしています」

対面で、直接でというのを、こう言うそうです。
in person て。

オンラインの生徒が、何年も教えてきた末に、
とうとう日本に行きますから会いましょうと
メッセージをくれました。

オンラインの生徒であっても、これまで、
私の上京のときに in personで会っていましたが、
来日する人は大抵東京に来ますので、今は会いやすくなりました。
ほぼ全員がオンラインの生徒になりましたので、
「実際に会うのは初めて」という人がほとんどです。

コロナは終わったわけではなく、
マスクを外す人が増えようと、脅威は実は変わらないそうです。 

「高齢者以外にも、
持病や服用している薬の影響で免疫のはたらきが弱い人など、
重症化リスクの高い人はいる。
政府にコロナ対策を助言する専門家らは、場面に応じて着けられるように、
外出時のマスクの携行を呼びかける。
重症化する人が少なくなった代わりに、
感染する人は多いので、結果としてコロナ死は増えているという」

これが2023年3月半ばの朝日新聞の記事です。
今日の時点で、乗り物内や混んだお店などでは
マスクの人がまだまだ多いですね。
私も周りを見て、マスクをつけたり外したりしています。

海外在住の生徒は、
「こちらでは全然マスクはしていないし、生活も元の通りです」
と言っています。

規制緩和に伴い、渡航に伴う手続きや検査も大幅に緩くなりました。
航空運賃はまだまだ高額ですが、この春から来日する生徒がどっと増えました。

ここ3年は、コロナの影響で来日ができないためか、
オンラインの生徒が大幅に増えたました。
オンラインで人と話すと言うことに、
みんなが慣れてきたということもあるのでしょう。

これまでずっと、
「パンデミックが収まったら、逆に生徒はどっと減るのだろうな」
と思っていたのですが、今ではそうでもないように感じています。
私がオンラインレッスンを始めた12年前は、
「オンラインは嫌なので、対面でお願いします」
という人ばかりだったのですが、コロナの時代が長く続き、
セカンド・チョイスとして、
オンラインを視野に入れざるを得ない人が増えました。
そして、経験してみると、無料のツールもクオリティが高くなり、
「悪くないんじゃないか」と思ってくれる学習者が増え、定着したようです。
日本にまで来て日本語を勉強できる人はラッキーなので、
来る前にある程度日本語を学んでおきたい向きには、
オンラインレッスンは福音となるのでしょう。

そして、今年に入ってから6人の人が、日本に来ますと知らせてくれました。

普段、画面から上半身だけ見せてお話をしているので、
本当に会うと思うと、ちょっと緊張してしまいます。

だって、

先生って、 in person だと こういう感じの人だったんだ・・🙄

となりそうで、なんだか恥ずかしいです。

というわけで、続きます。

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