日本語教師日記105.素晴らしき上級者の世界
今日はクリスマスイブですね。
いろいろ楽しい計画を立てているみなさんも多いことでしょう。
我が家では、一人暮らしをしている長女が、急にクリスマスに帰るというので、ラムレッグを冷凍庫から取り出し、解凍中です。
夫によると、冷凍のターキーは大きいので、なかなか解凍できず、
冷蔵庫から出してシンクやバケツで解凍する人がいる。
そのとき、温かい台所などではターキーが傷んでしまい、
クリスマスにターキーの大中毒祭りになってしまうことがあるそうです。
温暖化のためか、雪も見なくなった名古屋ですが、
水滴をくっつけてゆっくり台所で解凍中のラム、気をつけたいと思います。
今週は、生徒一人一人に年末年始のレッスン予定を確認しています。
時々間違えて、カレンダーに「ある」と「©️」(キャンセルのつもり)
の両方を書いてしまい、結局もう一回生徒に訊きに戻っていったりします。
生徒の方でも、
レッスンをするつもりでいたが、家族の用事が急に入ったとか、
キャンセルしたけれど、案外時間ができたのでレッスンしますとか、
この時期はレッスンのスケジュール変更をする人が多いです。
さて、今日は上級者は大したものだなと思いました。
こんなメールがさっき来たのです。
丁寧ですし、わかりやすいですね。
このメールの内容は簡単ですが、会議の通訳をできるレベルの人ですので、
授業では日経新聞などを読み、もっと複雑な日本語を操ることができます。
ちなみに、やけに事務的な部分がありますが、それは彼女のせいではありません。
私がこのようなメールを書いたからです。
「・・・・・さん
すみません、さっき・・・さんとお話をしながらメモを書いていたのですが、
今、それを失くしてしまいました。
生徒の皆さんと、この頃いつもスケジュール調整をしているため、
小さな頭が混乱してしまいましたので、もう一度確認させてください。
・・・さんは、
12/26 と、1/2は、キャンセルでしたでしょうか。
以下のように、
12/26やる・やらない
1/2 やらない
1/9 やる
という感じに書いていただければ結構です。
よろしくお願いします」
彼女は私のメールのお願いどおりに書いてくれたのでした。
それからさっきは、呼べど叫べどスカイプに出てこない人がいまして。
こんなやりとりをしました。
再録しますと・・
私:すみません、今日はキャンセルでしたか? ( ←自信がない・・・)
Oさん:おはようございます。
私:はいはい。今日ってレッスンありますか?
Oさん:少々待ってください。
私:ごゆっくり!
Oさん:レッスンを忘れました。申し訳ございません。
私:いいですよ、あるあるですから!
寝てたとか?
それから、「少々・・と始めたら『お待ちください』と続けましょう!
Oさん:寝ていました。
・・・・・・・
このレッスンは明日に振り替えまして、せっかく起こしてしまったので、
スカイプをつなげてちょっとおしゃべりをしました。
料理上手の人でして、
背景にバターボール印のターキーが映り込んでいました。
「それ、コストコでしょ?」
ーーそうです。
「Oさんね、今のマンションは温かいですから、
気をつけないとターキーが傷むことがあるんですって。
気をつけてくださいね」
ーー大丈夫です。夜は僕の部屋は寒いのでここに、
午前中はベランダの日陰に置いて、日が射してきたら玄関です」
「そういうのがいいですね。ケーキは?」
ーーケーキも焼きます。
「明日写真見せてくださいね。では明日は目覚ましかけてね」
ーー今日はすみませんでした。申し訳ございませんでした。
一度起きたのですが、横になったままごろごろしていたら、
二度寝してしまいました。
さすが上級者、随分前に教えた「横になる」「二度寝」なども、
実際のシーンで使いこなしています。
私の年末の最後の仕事は12月の29日です。
あっという間に過ぎた2021年、あといくつ、投稿できるでしょう。
ではみなさん、クリスマスを楽しんでくださいね。
サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。