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+1読書会 対象図書

 もしもオンラインで+1読書会をするとしたら、一緒に読む本はどうしたらいいのだろう…と考えていた。相手に本を贈ってもらう?手に入らない本だったら?とか。

 じゃあ、とりあえずは私の持っている本の中で、一緒に読みたいという人がいたら…というのが気楽でいいかも。しかも一人で読み通すのではなく、誰かと一緒に読みたいような本。

 というわけで、自分の本棚から対象図書を少しずつ紹介していきたいと思います。

 本日はこの2冊。

「ケアの本質」 ミルトン・メイヤロフ ゆみる出版


 看護学校で教材として用いられることが多いようですね。おもに課題図書として指定され、読んでレポートを書くという。でも、これ、一冊読み通すのがけっこう骨なんですよね。ケアの現場を知っている人にはピンとくる箇所も学生さんには「何のこっちゃ⁉」な感じがあるし。
 でも、すごく名著なんですよ。ケアの本質というだけあって、ケアとは何かということがいろいろな側面から語られていて、私もすごく影響を受けました。
 一度、読書会で最後まで読み通したのですが、グループはもちろんのこと、1対1の読書会でも十分読み応えがありそうです。

「プシコナウティカ ーイタリア精神医療の人類学」   松嶋健 世界思想社

 これまた骨太な一冊です。イタリアの精神医療改革を下敷きに、著者がフィールドワークを丹念に行った成果を一冊にまとめています。「ひとが病むとはどういうことか」、「社会の中で生きるという時、社会はどのようであるべきか」私も読み通してから、ずいぶん時間が経つのでちょっと記憶が薄れていますが、いま「  」で書いたようなことを思い巡らせながら読んだ記憶があります。また誰かと一緒に読んでみたい一冊です。

 一緒に読んでみたい本って、「本が分厚くて読み通すのが大変」というものから「短いけど意味をつかむのが難しい」というもの、「いろいろな解釈ができるから他の意見も聞いてみたい」というもの、「誰かと読後に語り合いたい」というものまで、いろいろありますよね。

 たぶんもうちょっとしたら+1読書会の無料モニターを募集すると思うので、ここで紹介された対象図書を使って、読書会に参加してみたいって人がいたら、記事の一番下にある【クリエイターへのお問合せ】からご連絡ください。オンライン(ZOOM)を使う予定です。

 とりあえず、医療・福祉・教育・地域のケアの現場で、ケアをおこなっている職種(立場)の方を対象とします。

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