『たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術』 ジョシュ カウフマン

【目次】

第1章 自己紹介ーぼくが学習中毒になったわけ
第2章 超速スキル獲得法10のルール
第3章 効果的学習のための10の基本ルール
第4章 ヨガ
第5章 プログラミング
第6章 タッチタイピング
第7章 囲碁
第8章 ウクレレ
第9章 ウインドサーフィン

素晴らしい絵を描きたい、ビジネスを立ち上げたい、ピアノを演奏したい、飛行機を飛ばしたい……
そんな思いを抱きつつも、あなたが一歩を踏み出せずためらっている最大の理由は、上達するまでにかかる時間と、うまくなるために努力をしなければならないことだ。
しかし、たった20時間の練習で、まったく何も知らない状態から、上手にこなせる状態にまでもっていくことができる方法がある。
(Amazon.co.jp 商品説明より)

【気になった箇所】

ぼくの経験では、イライラの壁を超えるには、およそ20時間の練習が必要だ。これは挑戦することについて知識ゼロの状態から、明らかにうまいと言える段階まで到達するのにかかる時間だ。”

超速スキル獲得法は、大きく四つのステップに分かれる。
・[ 分解] スキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解する
・[ 学習] 賢く練習できるように、また練習中に自己修正ができるように、個々のサブスキルについて十分な知識を得る
・[ 除去] 練習の邪魔になる、物理的、精神的、感情的障害を取り除く
・[ 練習] 特に重要なサブスキルを少なくとも20時間練習する”

”1日あたり投下できる時間が増えるほど、スキル獲得までの総時間数は短くなる。ぼくはできるだけ付加価値の低い活動をなくすことで、1日あたり最低90分の練習時間を確保することをおススメする。そして練習を始めたら、20時間に達するまで何があっても続ける。行き詰まっても、やりつづけるのだ。目標とするパフォーマンスレベルに到達するまで、あるいは20時間を投資するまでやめてはいけない。20時間も注ぎこむのが嫌だと思うぐらいなら、最初から別のスキルを選んだほうがいい。”

これからの1カ月、そのスキルの練習に1日1時間を確保してしまう。練習を始めれば、想像していた以上の速さでできるようになる。スキルを分解し、時間をつくり、新しいことを試せば、あなたの脳が自動的にその技術を覚えはじめる。それが脳の本業だからだ。行き詰まったり、混乱したら、別のアプローチを試してみよう。”

【感想】

タイトルを見て興味を持ち、手に取った本です。

「20時間で習得できる」というタイトルですが、「本書のテーマは、必要十分な能力をどうやって身につけるかであり、世界一流の技を習得する方法ではない。」と書かれているように、20時間で必要十分な能力を身につける方法が書かれています。前半で理論的な説明をした上で、筆者が20時間で何を習得していったのかが書かれています。筆者の学習過程を知ることができるのがよかったです。

まずは20時間、何かちょっと始めてみようという方に、オススメの一冊です。

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