『サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法』 チャディー・メン・タン

【目次】

イントロダクション サーチ・インサイド・ユアセルフ
1.エンジニアでさえEQで成功できる
2.命がかかっているかのように呼吸をする
3.座らないでやるマインドフルネス・エクササイズ
4.100パーセント自然でオーガニックな自信
5.情動を馬のように乗りこなす
6.利益をあげ、海を漕ぎ渡り、世界を変える
7.共感と、脳のタンゴ
8.有能であってしかも人に愛される
9.世界平和への三つの簡単なステップ
エピローグ 空き時間に世界を救おう

Google発、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラムのすべて!
なぜGoogleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか? その鍵を握るのが、「心」に関する独自の研修「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。
(Amazon.co.jp 商品説明より)

【気になった箇所】

 ”最後に、この章でこれまで読んだことを何ひとつ思い出せないなら(ひょっとしたら、あなたは特別読みたかったわけではないのに、奥さんに読まされているのかもしれない)、幸い、ジョン・カバットジンがこの章全体を一文に凝縮してくれている。
   命がかかっているかのように呼吸をする。
 もしこの章で一文しか覚えられなければ、これを覚えておいてほしい。そうすれば、マインドフルネス瞑想が理解できるから。”

 ”心をリラックスさせておくと、瞑想がとてもはかどる。リラクセーションは深い集中の土台だ。心はリラックスしているときのほうが穏やかで安定する。そして、それがまた安らぎを深め、好循環が生まれる。矛盾しているようだが、深い集中はリラクセーションの上に築かれるのだ。”

 ”共感は優しさとともに深まる。優しさは共感の原動力で、相手を気遣うように人を動機づける。優しさがあれば、人は互いに受容力が増す。相手に優しくすればするほど、相手とうまく共感できる。

【感想】

グーグルのマインドフルネス実践法が気になって、手に取った本です。

著者のチャディー・メン・タンは、Googleにおいてエンジニアとして成功した後、マインドフルネスをベースにした情動的知能を高める画期的な研修プログラム、Search Inside Yourself(SIY)を開発された方とのこと。

エンジニアの方が筆者だからかは分かりませんが、スピリチュアルな本というよりも、実践的な本という印象が強く、エクササイズも豊富で、具体的に何を行えばよいのかがよく分かる本でした。また、本書で紹介されているエクササイズは、エクササイズ時間が短めのものが多く、簡単にすぐに取り組めるもので実践してみようと思えるものばかりでした。

マインドフルネスを実践したいという方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

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