『頭は「本の読み方」で磨かれる―――見えてくるものが変わる70冊』茂木 健一郎

【目次】

はじめに 本は、あなたを映す「鏡」である
――何をどう読むか、それが問題だ

1 これが“自分の頭で考える力”をつける第一歩
本を読む人、読まない人、そこに圧倒的な差が生まれる

2 こんな「教養のある人」こそが強い
仕事、人間関係、幸福……あらゆることは、読書に左右される

3 「自分を成長させてくれる本」の見つけ方
「上質な文章」に触れることが、何よりも脳を鍛える

4 知識を吸収し、人生に活かす技法(スキル)
膨大なデータを血肉にする「7つの絶対ポイント」

5 「一生使える財産」としての厳選10冊
「知の宝庫」から、本当に必要なものを盗め!

最新テクノロジーから、文学、芸術、経済学にいたるまで、
縦横無尽の知識と鋭い知性を持った
脳科学者の「頭の中」を明らかにする、完全読書ガイド!
(Amazon.co.jp 商品説明より)

【気になった箇所】

 ”ぼくがこれほどまでにみなさんに、読書をおすすめする理由は何なのか。
 それは、 **どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」 **からなのです。そして、言葉は本で磨かなければ光らない。”

 ”自分にとって 読み切れてうれしい、と感じられるような、簡単すぎず、難しすぎないくらいの本に挑戦してください。自分なりの難易度を設定して、クリアしていけばいいのです。
 それをくり返していくうちに、いつのまにか読書が楽になって、もっともっと知りたいと読書に積極的になっているはずです。”

 ”ぼくも、漱石の本などはゆっくりまじめに読みますが、それほど相性が合わない本は「もくじ」を見て、それから気になったところを中心に全体をパッパッと流し読みするようにしています。茂木流・速読のポイントは次のとおりです。
 1  「もくじ」を見て全体を俯瞰する
 2  「これはちょっとおもしろそう」という見出しがあれば、その項目は重点的に読む
 3  全体をパラパラめくって、「 だいたい こんなことが書かれている」というポイントを把握する”

【感想】

茂木さんの本の読み方を知りたくて、手に取った本です。

本書では、茂木さんが、自身の体験を交えながら「人生をよりよく生き抜くスキル」が身につく読書法を紹介してくれています。

読書のメリット、なぜ読書を勧めるのか、読書を習慣化するにはどうすればよいのか、どういった本を選べばよいのかなど、本を選び、味わい、実践につなげていく方法が書かれています。

オススメの本のリストも載っていますし、巻末には、本書で紹介された本のリストもあります。

読書に興味がある方から読書の幅を広げたい方まで、読書好きな方に読んでいただきたい1冊です。

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