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今が楽しければ、それでいいじゃないか

本日は「ゆるい人生の目標設定のススメ」について、書いてみたいと思います。

人生の目標は、ついでに足元も照らす

みなさんも、人それぞれ夢や人生のゴールをおもちのことでしょう。

「そんなのないよ!」という人も、心のどこかには大きさの違いこそあれど、「本当はこうなりたい」という気持ちや「こうだったらいいのに」という理想をもっているはずです。

しかし、あらためてそれを言語化している人は少ないように感じます。

私はここで、言語化できないものはかなわないとか、しっかりと人生設計しましょうと、えらそうなことを言うつもりはありません

ただ、たまに目標について考えて、たまに言語化することで、意外と足元が固まり、目の前の悩みが解消することがありますということを今日は言いたいのです。

私の人生の夢(暫定版)

私の場合は、夢や人生のゴールなどという大げさなものではありませんが、

いつか『晴耕雨読』ライフを実践したい

という気持ちをもっています。

文字通り、畑をやったり、読書をしたりしながら悠々自適な生活を送りたいというものです。

とはいうものの、以前からその夢をもっていたわけでもなければ、そのために着々と準備してきたわけではありません。
そんな立派な人間ではないのです。

この数年も色々な夢をもっては、あきらめて、壮大な目標を立てては、あっさりその数か月後にはハードルをさげてきました。

ただ、今の目標が『晴耕雨読』ライフの実践なのです。

また、あきらめてしまうかもしれませんが…
私はそれもまた人生だと意思の弱い自分を受け入れるようにしています。

会社も人生も一寸先は闇

話は変わりますが、私はこれまで会社で事業計画やアクションプランのたぐいをたくさん作ってきました

「数字やデータをもとに、将来のあるべき姿を可視化して、そこからバックキャスティングして今とのギャップを考えるんだ」などと生意気にも言いながら。

ところがどうでしょう、そのうちどのくらいの目標が計画通り達成されてきたでしょう。

会社とは様々な人がいて、外部環境も時々刻々と変化します。計画通り物事が運ぶことはまれです。

もし目標を達成できたとしても、その要因は計画にはなかった「たまたま」ということも多くあるものです。

計画をもっと短期間で、実現性の高いものにすべきだと、言われることも多かったですが、計画を立てることが仕事になってしまい効率も悪いと感じていました。

そしてある時、目標を立てることには2つの側面があると気づきました。

・一つはもちろん、達成すべきゴールを具体的に定めることです
・もう一つは、現状を客観視することです。

会社も人生も、様々な要因で思い通りにはならないという点で似ています

それでも目標を立てることは、踏み出す一歩目を決めるために重要です。
そして、そこには必ずスタートラインがあります。

ゴールが達成されるかは分かりませんが、計画時点でのスタートラインがどこにあるかは明らかです。

ゴールはたまたまであれ達成されるたびにより高く設定され、それにばかり目がいきがちですが、そのスタートライン=現状は意外にもおろそかにしがちです。

現状分析こそ、不確実性の高い世の中では重要だと思います。

「千里の道も一歩より」

きっちり、しっかり具体的に目標を定めることが重要だと言われます。

しかし私は不確実なことに多大な時間を割くより、定期的にしっかり足元を見渡す力をつけるべきだと思うようになりました。

目の前の課題を解決し、今を充実させることが、その積み重ねの人生も結果として豊かにします。

人生の目標は変わってもいい、でも今いる場所を見失わないことが大切です。

都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。