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いなくてもいいけど、代えがきかない仕事をした結果

明日から、夏休み。

土日を入れて6連休。ありがたいことだ。


一応、管理職のはしくれとして、きちんと仕事の段取りしてから休めよなという会社的な空気は一切無視。


数日前唐突に、「水曜から月曜まで休みます。」

これとこれは、だれだれ
あれとあれは、だれだれ
それとそれは、お偉いさん

気が向いたらパソコンかスマホくらい見るから(絶対見ない)、
あと何かあったら、適宜よろしく。

ずさんとしか言えない引継ぎ。

そんな仕事しかしてないのかと言われたら、こう断言する。

「代えがきくようなさまつな仕事はしていません」


現場は混乱するだろうか?

いや、しないはずだ。

この半年、管理者がいないと回らない組織から、自立分散する組織への変身をこっそり仕掛けてきた。

権限移譲をすすめ、大方針にそって役職関係なく前進する組織。

誰かがいなければ誰かがその穴を埋める。そこに上下関係は無用。
重要な意思決定も、急を要する判断も、その場にいる人が決める。

もちろん会社だから役職に応じた、職務権限というものはあるのだけど、
独断ではなく、話し合いで決めたことに、上司といえども後からひっくり返さない。

ただお互いに役割に応じた責任をそれぞれ引き寄せる。

だいたい、上司って、部下より偉い存在なのか?
ただの役割じゃないか。

たまたま部下の働く環境を管理して、たまたま業務がつつがなく進んでいることを確認する役回りの人間だ。ルールを覚えてルーティン業務がこなせる人ならだいたいつとまる職務だ。

マネージャーである上司が組織全体のありとあらゆる業務について、いつも最適解を、最速で出せるわけがない。
部下もきっとそれに気づいている。

だから、マネージャーに判断をあおぐ組織ではいけない。

むしろマネージャーが仕事をしなくても、組織としてやるべきことができるチームこそ最強じゃないか。

わたしが、手塩にかけて作った組織は、そう簡単には止まらない。
上位者の判断を待たずとも、チームで冷静で情熱的な決断ができる組織。

マネージャーが堂々と夏みをとれる組織なのだ




と自分に言い聞かせてみる。

一度ここいらで仕事を忘れてリフレッシュだ。

きっと思ってもみなかったことが起こるのだから、今はただ休むことだけ考えよう…

都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。