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Time outという日本にない文化

Time out と聞くと、おそらく日本の方は、ちょっとまって、という意味合いで「タンマ」の語源と思い浮かべるかもしれない。(諸説ある)
しかし time out というのは、スポーツ関係でちょっと待ってというとき以外にも使われている。

Time out というのは、幼児などがやってはいけないときに、使われる教育方法の一種だ。

なにか悪いことをしたときや興奮しすぎていうことを聞かないときに、

You’re on time out.
「あなたはタイムアウトの時間よ」

といい、部屋の隅やその為に設けた場所で、落ち着くために座ったり立ったりするのである。
Time out cornerと画像検索すると、イメージしやすいかもしれない。

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罰としてやる人もいるのだが、興奮を抑えるためにする人もいる。
Time out bottle と画像検索すると、落ち着かせる道具として使われるもののアイディアが出てくる。

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Time out以外にも chill out time と呼ぶこともある。

昔の日本の学校で「廊下に立ってなさい」という習慣(今では体罰になるのでなくなったとか)に似ているが、静かに座ってイライラやカッとなった頭を冷やすという教育方法として使われている。
タイマーを置いて、3分から5分というのが目安という話もある。(泣き叫んでいたら、静かになってから、という条件付けがあったりする)
そして、タイマーが鳴ったら、

Do you feel better?
「良くなった?」「 落ち着いた?」

と聞いて、何がいけなかったか静かに大人が子供に説明する。
皆がみんな使っている手法ではないが、使っている人は珍しくない。

Do you need a time out?
「タイムアウトが必要?」

とスーパーで駄々をこねる子供に言っている親を見かけることも珍しくない。
No「やだ」と答えている子供に、

Then you behave.
「じゃあ、態度を改めなさい」「じゃあ、ちゃんとしなさい」「じゃあ、礼儀正しくしなさい」

と伝えていたりする。
結構ぐすぐす泣きつつも、床に転がっている状態から立ち上がって、親の後についていくのを見るので、効果があるようだ。

正直に言うと、我が家では使われていなかった方法である。
しかし、友人の家では、時々見かけたし、幼稚園と小学校でも使っているのを見たことがある。
学校では、あまりに騒ぐと Do you want to be on timeout?「タイムアウトになってもいいの?」と注意を受けて、騒ぎ続けると、You're on time out.と言われたりする。
そのあとも続けると、Do you want to go to the principle's office?「校長室に行きたいの?」となり、最終的には悪いことをすると校長室へと連れていかれる。
どちらかというと優等生だったのでtime out になったことが私はないので、校長室で何をするのかはわからない。
場合によっては、ワークシートや宿題をやらされると聞く。


Have you ever been on a timeout? 
タイムアウトになったことはありますか?


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