宿泊業の難しさ
お久しぶりです♪
今は、広島県宮島に滞在しています。
初めての土地
初めて、広島に足を踏み入れました。
ずっと行きたいと思いつつ、名古屋からは遠いのでその機会を掴めずにいました。
新幹線に乗ること約2時間、京都・岡山を経由して念願の中国地方へ~!広島県は横に長い!!
尾道市から広島市を通過して、宮島口からフェリーに乗船。
どこまでも広がる青い海、青い空、背後に連なる緑の山々に、早くも心奪われました。
島からは、海と山が一望出来る。なんと贅沢なのでしょう。。
島に来て驚いたのは、鹿と外国人観光客と修学旅行生で溢れている!!!ということ。
鹿でお馴染みの奈良県と、風情ある町並みのある京都を融合させたような、風情ある島。
やはり世界遺産なだけあって、外国人の観光客がとんでもなくて、日本人や鹿の数を超える勢い。
旅館業務
実際に、旅館に宿泊される方も9割が外国人の方々。ここまで異国情緒溢れる島だとは想像していなかったけれど、自分の英語力を試したいと思い、数ある旅館の中から宮島をセレクトした。
単に、海が好き、島の非日常感が好きという理由に留まらず、将来を見据えて観光業・宿泊業に携わってみようと考えていた。
1ヶ月という短い期間にも関わらず、旅館業務全般をやらせてもらえるとのことで、フロントに立てば旅館全体の動きが見えるし、部屋案内から裏方業務、食事配膳と現場に特化した業務もあり、飽きる間が無いのは嬉しい。
実際に今日で12日目を迎え、10日間出勤した所感としては、"きついけど楽しい。"
ハードさに耐える
初めの1週間は、覚えることが多すぎて、その情報量に頭がパンクしかけていたし、度々指摘されては落ち込んで、1ヶ月続けられるかとても不安だった。
夕食配膳が18時~21時半に終わり、お風呂に入って眠りにつく。翌日の朝、6時に起床して6時半~朝食準備に取り掛かり、9時まで勤務したら朝ごはんを食べられる。その後はまた10時~入れ込み作業をして、昼休憩+中抜けで昼寝をする。笑
そしてまた、15時~フロントに立ち、お客様を部屋に案内する。17時~は布団を敷いて夕食準備。
という1日のハードさについていけないこともあったし、私は7,8時間の睡眠が欲しい人間なので、このまま続けていたら体を壊すんじゃないかとも思った。
今は何とか、リフレッシュしつつ頑張れている。
頑張れる理由の一つに、賄いの美味しさがある。
やっぱり仕事後のご飯は、何を食べても美味しくて、幸せなひと時。寮の部屋では、よくお酒を呑んでいる。笑
五連勤は、晩酌しないとやってられなくなるから、社会人って本当に大変だなと身に染みて感じる。
接客のやりがい
主に私が苦戦したのは、部屋案内の文言を覚えること。フロントの受付の定型文を覚えること。
全て英語を用いて、話さなければならないし、イレギュラーな質問にも答えなければいけない。
部屋案内は慣れてきて、漏れなく7つの注意事項を説明出来るようになったし、自分なりに日本のおもてなしを意識しつつ+α付け加えられるようにもなった。こうして笑顔で接客していると、外人さんが喜んでくれたり、満面の笑みで「Thank you. Perfect!」って言ってくれることが、凄くやりがい。丁寧な接客が好きだな、と感じる。ある時は私の接客を動画や写真に収めてくれたり、ある時は名前を聞いて呼んでくれたりもした。
折角日本に来てくれた外国人の方に、少しでも快適に楽しいひと時を過ごして欲しいなという思いで、仕事をしている。
フロント業務は、やっぱり難しさがある。
聞くことは決まっていて、朝食や夕食の時間とアレルギーの有無、ビーガンやベジタリアンかどうかの確認、露天風呂の説明など。
アレルギーに関しては漏れがあってはいけないし、予約制の露天風呂や食事の時間も枠に限りがあるから、その調整を英語でするのが難しい。
だけど、旅館の表に立って責任ある仕事をさせて貰えることは貴重な経験なので、真摯に向き合いたい。
布団敷きは体力勝負だけど、2人でやるから楽しい。全部屋終わった時の達成感が好き。
宿泊業の大変さ
そして宿泊業の大変さと言えば、清掃とその点検だと思った。清掃は担当の方がいるので、私たちはその最終点検として、物の配置、髪の毛や誇りの確認、資料やドリンクなど事細かに確認する。
浴室に水滴が落ちていないか、目に見えるか見えないか分からない程度でも髪の毛が落ちていないか確認する。
凄く大変で神経を使う業務だけど、衛生面は欠かせないと感じるので重役です。
やっぱりサービス業って、"お客様がどう思うか。自分がお客さんだったら、どうして欲しいか。"という相手目線で物事を考える必要があると感じた。
夕食の配膳も、料理の説明も、求められるスピード感も的確さも、所作も礼儀も、周りを見る力も、まだまだ未熟だけど頑張りたい。
夕食の際に受け持つテーブルによっては開始時刻が異なるからこそ、厨房の方との連携、事前準備、ピーク時は頭をフル回転させる、メニューの順番を間違えないっていうのを意識しつつ業務をこなす。
今までのアルバイトでも感じていたけど、スピード感の求められる飲食店ホール業務はとことん自分に向いていない。バッシングも重たいし、皿を洗う音も気に触るし、みんなのセカセカしたトゲのある空気感に耐えられないから。
普段は皆さんとてもいい人たちなので、そこで優しさは強要しない。私もそんな余裕なんて、微塵もないから。
最後に
今、海辺で波音を聞いて広大な青い海を眺めているんだけど、それだけで心洗われるし、癒される感覚がある。
辛い時は正直に辛いと言える人間でありたいし、自分に鞭打ってまで頑張らないようにしたい。
1ヶ月後、背筋を伸ばして堂々と立てるようになっていたいな。
ありがとう、宮島。
まだまだよろしく。