「ウマの家畜化」についての補足 デレイフカ遺跡のウマ遺骨について

 先日上げた「ウマの家畜化 #歴史を支えた生き物たち 」という記事。

 この中でデレイフカ遺跡で発見されたウマが最古の飼育例と書いてしまったのですが、その後チェックのため同テーマののnoteを読んだり、他のネット記事を読んだりしてみますと、どうもこのデレイフカ遺跡には証拠として問題があるようで、最古のくつわだとされているものは、馬具とは見做されないとか、そもそもこの馬の遺骨は後世の遺物が混入したものだとか批判されているというのです。

 例えばこちらとか

 こちらとか

 特に後者では「デレイフカ遺跡推しの研究者がいて、ここのウマの骨が最古だと主張する論文はめっちゃ本数あるので、あとから出ている別の研究者の検証にたどり着けないと、訂正されていることに気が付かないのである…。」とまで書かれている。

 僕自身も2冊の参考図書の両方でデレイフカ遺跡が最古のウマ飼育例とあったため、そのまま書いてしまったわけです。
 ここまで詳しく書いてあると、もう答えは出ているような気もするのですが、それでも「ソースはネット」は嫌なので、手元にあるもう1冊の本と図書館で借りた本1冊もチェックしてみたのですが、やはりデレイフカ遺跡を最古の飼育例としていました。4冊とも最新とは言えないまでもやたら古い本でもないのですが・・・。

 現時点ではちょっと保留して、元の記事に少し追記しておきます。自分として納得のいく資料が見つかれば、全面的に書き直すかもしれません。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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