12のアルバイトを振り返る〈1〉ラフティングイベント受付
12のアルバイトを振り返る。1つ目は、ラフティングイベントの受付。
期間
高校1年、2年の夏休み
きっかけ
当時、山奥の村に住んでおり、地元の若者中心に求人がかけられていた。父がアルバイトをするとのことで、人生初のアルバイトを父と一緒に。実際研修に行くと、1つ年上の友達が1人と、その友人(顔は知っていた)が2人いて、少し恥ずかしかったのを覚えている。
バイトの内容
予約制のラフティングイベントの受付。お客さんは家族やカップルが多かった。ラフティングの説明を行い、案内役の方に引き継ぐ。川に移動中のお客さんの写真の撮影もした。
どんなことがあって、どんなことを思ったか
人生初のバイトということで、何より給料が嬉しかったことを覚えている。働くことの目的はお金だけじゃないけど、頑張った分貰えるとやっぱり嬉しかった。
人もすごく優しかった。一緒に受付をしていた父くらいの歳のおじさんは、娘のように可愛がってくれていて、いまだに時々連絡をくれる。1つ年上の男の子3人組にも仲良くしてもらっていて、みんなで他県に日帰り旅行に行ったり、たくさん楽しかった。高校2年の時は、そのうちの1人と距離が近くなったりもして、高校生のひと夏の恋はやっぱりバイトからなのか〜〜なんて思ったりもしていた。
高校2年の時は、私のツイ廃最盛期で、1日100ツイートくらいしていた。なんでもツイートしていたもんだから、ツイートからアルバイトのことが学校に知られて、半日怒られた。「働きまくりはまぐり」という意味不明なツイートを印刷され、はまぐりのとこまでマーカーを引かれた。反省文も書かされた。でも、このアルバイトが好きだったし、責任を持って続けたかったので、その次の日、イベントの主催者のおじさんのところへ話をしに行った。
「学校に知られてアルバイトは出来ないので、今年の分、お金はいらないので今後も手伝わせてください」と話した。今思い返すと、そのアルバイトへの愛に溢れた発言だなあと思う。おじさんは「名目上手伝いで、お金はちゃんと払うけど、その言葉がすっごく嬉しい」と言ってくれた。もう、愛と愛でしかなかった気がする。
このバイトで唯一苦しかったのは、自分の能力のこと。一度、受付ではなく、案内役をした際に、全く盛り上げられずすごく落ち込んだ。私は、案内の役が出来るような、お客さんの前でおちゃらけられるような、コミュニケーション能力や明るさが欲しかった。特に高校生のような敏感な時期に、その劣等感や、出来ない自分への自己否定といった感情は、あまりにも辛いものだった。
今思うと、自分の持っていない、他人の能力を羨んでもしょうがないことは分かる。こうやって冷静に考えられるのは、10代の頃にたくさん悩んだからなんだろうと思う。高校生の頃のことを思い出すと、何より、たくさん悩んでくれてありがとう、と思う。そしてそんなメンタルふにゃふにゃの自分を支えてくれた周囲の人たちにもたくさんありがとう、と思う、これは今もだけど。
1つ目のアルバイトの思い出はこんな感じです。またゆるゆる更新します。
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