空調 | daily
ステイホームと言われてずっと家にいながら仕事を続けているわけですが、この間に家とはなんだろうか、ということを考えなかった人はいないのではないでしょうか。実家、生家、後家など、家の付く言葉は多くあります。家畜なんかもそうですね。
Stay homeという場合には家という建物の中にいましょう、ということであって、家庭に入りなさいというパターナリスティックな関与ではないわけですが、家の中にいる際に家庭がある場合には大抵、家庭のマネジメントというものが付随するわけです。何もせずに家の機能の恩恵にだけ与ろうと思ってもそう簡単にはいきません。人間が二人いたら戦争が起きるように、家庭という狭い人間関係の中においてこそ、親密さ故に起こる諍いや利害関係の調整というものがあるわけです。皆さんご存知のように殺人の多くは身近な親族間で起きているわけです。
さて、家という空間において重要な問題の一つに、最適な室温の設定、というものがあります。人間は各個体最適と感じる室温が異なります。体調によっても異なりますし、時間帯によっても異なります。快適さとは複数の環境要因と体調、主観のパラメーターの組み合わせにより出力される関数です。快適さを決める要因の重み付けをするとすれば、それはクーラーの設定温度でしょう。外気温はコントロールできませんし、主観をコントロールすることは心頭滅却すればできるのかもしれませんが、我々は忍者の末裔ではありますが、忍者ではありませんので。
ようはクーラーの設定温度は低めにしつつ各自衣服で調整してください、という話なのですが、人間は誰しも自分の人生では自分が主役なので、自分を中心に物事を考えがちです。同居人への配慮のできない人は一人で暮らしましょう。
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