見出し画像

10年 | daily

先日好きな曲の一つがリリース10周年ということで記念Remix版を出しておりました。この曲をクラブのフロアで聞いてからもう10年経つのかというのにまず驚きますし、改めてYou Tubeにて当時のMVなどを見ると確実に10年前の感じがしてまた驚いてしまいました。とはいえ、それは懐かしさと愛着とともにあり、古臭いと感じるわけではないということが新鮮でした。音楽の世界もこの10年でだいぶ様変わりしたような気もしており、十年一昔、と言いますがテクノロジーの進歩と表現の多様化というのには毎度のことながら驚かされますが、一方で10年前の曲が今でも実用に耐えているということは中年にとっては希望であったりもします。

年末も近いということで少しずつ今年の反省を始めているわけですが、兎にも角にもこの2年間はコロナ禍下ということで、何をするにもその影響を考えない時はありませんでした。大学生は学校に行かないままオンライン授業で心を病み、小中高校生は休学や同じくオンライン授業でストレスを溜めつつ親の心を蝕んだわけです。学生時代の2年間というのは成長の早い時期ということもあり、リモートワークでぬるい仕事をしているサラリーマンの2年間とは比較にならないくらい濃密な時間を過ごすことになるわけで、この2年間の影響は後々、ゆとり世代以上に大きな影響を及ぼしてくるのではないかと思われます。まあ日本国内ではコロナはいったん収束ムードになっておりますが、まだ予断は許されない状況だとは思いますので引き続き感染症予防には注意を払っていきましょう。

さて、この10年で起こったもう一つのエポックメイキングな事と言えば、2011年には4〜5ドル程度だったテスラの株価が250倍になったということです。10年前にEVがいずれ普及すること、またそれがそれなりの規模を持って世界的なトレンドになるということを予想できていた人はそれなりにいたと思うのですが、それに賭けることができた人は実際にはどの程度いたのでしょうか。少なくとも自分は買えておりませんでしたし、今の株価も異常だと思ってみておりますが、世の中がそれを受け入れるかどうかというのは私が異常だと感じるかどうかとは別の話です。

幸いにして大病、大怪我もなく子どもが育っているということに感謝しつつ、次の10年に250倍になる株を買って残せたらとは思いますが、正直なところ未来を予測することがいかに愚かしいことかというのは投資を少しでも齧った人間であればよく分かるでしょう、ということでもあるので、謙虚に構えつつやっていこうと思います。


本の紹介です


Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々気軽に読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実ぶりはDailyの比ではありません。バック・ナンバーも100号を数え、どこから読んでも何かしら得るものがあるはずです。

というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。

そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。

本日のBGM















九段下・Biblioteque de KINOKOはみなさんのご支援で成り立っているわけではなく、私たちの血のにじむような労働によってその費用がまかなわれています。サポートをよろしくお願いいたします。