これまで何度か、水野源三というクリスチャン詩人が、身体が不自由なため、まばたきによって一字ずつ家族に拾ってもらうことで作り上げてきた詩を紹介しました。
少し前に、水野さんの4つの詩集から精選された詩をまとめた本を見つけて読んでいたのですが、中でも印象に残ったのは、水野さんがイエス・キリストを家の中に招き入れて、もてなしている様子を描いたものです。
もちろん、それは想像上のことです。しかしそれだけ、水野さんには、イエスが自分と共にいてくださるという意識が強かったのでしょう。
主が私たちと共におられることを、臨在と言います。それは、何もせずに、ただそこにいるということではありません。私たちを愛して気遣い、私たちと共に喜び、あるいは苦しみ、私たちを導き、私たちの人生に関わりながら、共におられるということです。
また、日常の一つ一つの事に神の恵みや愛を強く感じるようになり、心に感謝があふれてきます。
今回は、この詩集『水野源三精選詩集 わが恵み汝に足れり』から、主が共におられることについての詩をいくつか、また、神から愛されている喜びについての詩を一つ、関連する聖書の言葉と共に紹介します。
これらの詩が、皆さんが主の臨在をもっと意識して、より豊かな人生を生きる助けとなりますように。