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BRIGHT BLUE BREWING(山梨)

 富士山の麓、山梨県富士吉田市で2021年1月に産声を上げたブルワリー。山中湖と河口湖のちょうど中間あたりに位置する絶好のロケーションで、富士山由来の伏流水で仕込まれるビールが早くも人気を呼んでいます。

 もともとは製氷会社の氷室だったという建物を改装して造られた醸造所を切り盛りするのは、東京のビールシーンでは知る人ぞ知る菊地望さん。ソムリエやビアジャーナリストの肩書を持つ菊地さんは、数年前にカナダで飲んだクラフトビールに魅せられて、ついには自らブルワリーを興すまでに至ったのだそう。

 また、菊地さんは地域の農家と組んで「富士吉田ホップのまちプロジェクト」を立ち上げ、休耕地など界隈の土地をホップ栽培に活用する取り組みを進めています。
 ひいては地域の産業を活性化させ、若い世代が定着する街にしたいというその考えはまさしく、「ビビビ。」がツアー企画などを通して探求している、ビール起点の街づくりの在り方そのもの。今後の展開に要注目です。

 余談ですが、オープンの際にたまたま現地に居合わせたことから、取材に来ていたCATVに「BRIGHT BLUE BREWINGへの期待」についてコメントさせていただく機会がありました。
 あれから3年。こうして代官山で菊地さんのビールをご紹介できることに、不思議な御縁を感じています。

〈Text By Satoshi Tomokiyo〉

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