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[アーカイブあり]自分に合った環境に出会うためにーコミュニティで広がるキャリア

こんにちは。私たちは、テックリードを目指す女性・ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap」を運営しております。

当社のビジョンは、「「なりたい」を解放する」。ジェンダーギャップのあるIT業界で、女性・ITエンジニアが新しいことにチャレンジし、自分の「なりたい」を解放することを応援しています。

女性・ITエンジニアとして現在ご活躍されている方に、現在に至るまでの失敗やバイアスからのしくじりなどをお聞きしました。今回は第三弾となります。

第一弾・第二弾はこちらからご覧ください。

インタビューをご覧になり、「私にもできるかも」「もっと挑戦してみよう!」と思っていただけたら、幸いです。

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※ Waveleap登録者限定で、今回の講座をアーカイブコンテンツとして動画を公開中です!

<視聴方法>

1.まずはWaveleapにご登録ください!
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2.ログイン後、右上メニュー、あるいはヘッダーメニューの「アーカイブ」 をクリックします。

3.当該講座をクリックして動画をご視聴ください。
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自分の能力が発揮できる、今が最も楽しい時

ーー現在のお仕事を教えてください。

現在はフリーランスの個人事業主として活動しています。現在の業務は、GitHubの導入支援やアドバイザリ、ワークショップ講師が主なので開発からは離れています。

「開発から離れる」ことがとても嫌で屈辱的に感じた時代もあるんですが、今は一番楽しいです!

それはきっと、私の得意なことを見て業務を依頼してもらえたり、私自身も一番能力が発揮できている実感があるからだと思っています。今は、「GitHubの案件が来たら私にどんと任せてください!」という気持ちで不安もなく働けていますね。


ーー今のお仕事の形態には、どうやって辿り着いたんですか?

今の仕事へのご縁もそうですし、これまでの転職のほとんどがエンジニアコミュニティでの出会いがきっかけでした。

そもそもコミュニティを知ったのは、新卒で入社した会社で社内の企画に首を突っ込んでいた際に、東京のコミュニティの存在を教えてもらったのがきっかけです。

何度か転職をしつつ、コミュニティの活動を続けていく中で、今の会社の代表と出会い、フロントエンドの勉強会のスタッフとして一緒に作業するうちに、改めて声をかけてもらいました。

コミュニティに初めて参加してから十数年経ちますが、コミュニティありきで私のキャリアや人生は進んでいます。

スキルギャップに悩んだ6年間

ーーこれまでのキャリアで苦労したポイントはありますか?

新卒で​​入社したシステムインテグレーター(SIer)の会社で一度も昇給しなかったことです。給与額に問題があったわけではありませんが、一般的に、入社して6年も経ったら一度は昇給すると思うんです。

当時担当していた携帯電話は開発スパンが半年で、経験の浅い私は半年ごとにチームを移動することが多かったです。会社の評価期間も半年で設定されていたので、実績を積み上げにくい状況になっていたと思われます。

この環境を繰り返していると何のスキルもつかず、特に当時の組込み開発は閉じたスキルなので、長く同じ開発現場にいられない場合は本当にもろくて他の場所では使えないと思いました。

これでは、将来的に転職したくても難しいのではと30歳を前に焦りを感じました。

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コミュニケーションの不一致を回避するには、「成果や希望をアピールすること」と「受け取る意思のある環境を選ぶこと」

ーーこれまでのキャリアで一番しんどかった経験は何ですか?

フリーランスになる前に所属していた会社で、コミュニケーションの不一致から思いがけずチャンスを失ってしまったことです。

以前の会社では、持ち回りでベトナム出張の機会があり、私は挑戦したいと考えていました。一方で、英会話に不安があり、ベトナムを訪れたこともなかったため不安を感じていました。

上司との面談の際、その不安を率直に伝えただけで私が行きたくないと誤解され、ベトナム出張の機会はなくなってしまったのです。

私の伝え方も一因だとは思いますが、「女性だから行きたくない」と受け取られた可能性も高く、今思えば、誤解を招きやすい状況を考慮してもっと説明すべきでした。

ですが、その上司はとても優しい方で良かれと思って、過剰に気遣ってしまった結果だと思います。しかし、推測で気遣う前に訊いてくれよとは思ったんですよね。

コミュニティに参加したことで突破口が見つかった

ーーお話を伺う中で「コミュニティ」というキーワードがたくさん出てきているんですが、かづみさんの中でどのような存在ですか?

うまくいかない時というのは、自分の周りしか見えておらず、解決方法が見つからずに悩みにハマり続けている状態だと思うんです。

私の場合、コミュニティに参加して多様な人の意見を聞く機会や繋がりができたことで、「今の会社でくすぶっているよりは、他に行った方が良い」という新しい解決方法を見つけることができました。

一筋縄ではいかなくて様々な会社に行きましたが、それでも後戻りはしていなかったと思います。

自分がやりたいことに近づくために、自分の環境とは違う見解を仕入れるための場所は必要だと思うんです。苦しかった時期にコミュニティの存在はとても大きくて、コミュニティで頑張れたから次へ進むことができました。

ーー自分でコミュニティを立ち上げようと思ったきっかけは何かありましたか?

自分の人生の中で、新卒から十数年経ったぐらいでようやく1人前になった感覚がありました。自分の生活水準を保てるぐらいのお給料をもらいつつ、お給料に見合った分だけ働けている自己肯定感もあり、やっと、自分に余裕ができたんですね。

余裕ができると、次何をしたらいいかわからなくなっちゃったんですよ。

その時に、私にGiveできることを考えたら、女性という立場で長年エンジニアをやってきたことだと思ったんです。

私は自分の人生の中でいっぱい後悔をしていて、こんなに長くうまくいかなかったのは、女性だったからというのも一つの要素としてあるのではと気付きました。

もう少し周りの人とコミュニケーションが取りやすくなっていたら、もっと仕事が円滑に進んだかもしれないし、女性だから損してることが多いような気がして。

逆に私が経験してきた知見や失敗談を伝えることで、女性がもっと生きやすく、もっと成功できる環境を作っていきたいと考えました。

そこで、当時同じ考えを持っていたメンバー3人で、女性エンジニアのためのコミュニティ「Code Polaris」を立ち上げました。

「経験してきた知見や失敗談を伝えることで、女性がもっと生きやすく、もっと成功できる環境を作っていきたい」と立ち上がったCode Polaris

コミュニティに参加するなら、ぜひ登壇を!

「みんなにもどんどん登壇してもらいたいと思ってます。」と、かづみさん

ーーコミュニティのおすすめの活用方法はなんですか?

コミュニティのおすすめの活用方法は、登壇をすることです!

私自身、登壇して発表がうまくいったり、勉強して良い資料、良いセッションができたりしたことで自分に自信がつき、誰かの役に立つという経験ができました。

だから、みんなにもどんどん登壇してもらいたいと思ってます。

登壇するためには自分のスキルを固めて内容をまとめ上げないといけないですよね。そうすると技術力も上がるし、自分のアピールにもなります。もちろん転職にも有利ですし、外でこんな風に喋ってきたんですよっていう社内へのアピールにもなります!

何より、自分でできたという実感が自己肯定感を高めます。その経験はとてもプラスになるので本当におすすめです。

コミュニティでは、外を見ること繋がりを作ること、そして自分が外で発信することが重要だと実感しています。

ーー登壇がとても大切で有効なことはわかるんですが、とはいえ、ハードル高くないですか…?どうやったら最初の一歩が踏み出せるでしょうか。

私の最初の登壇機会は、LTのコミュニティでした。その時はまだ27歳くらいだったと思います。コミュニティの先輩たちに後押しされて、勢いで登壇したのが始まりです。

コミュニティのイベントはカジュアルなものも多いので、当時はお酒の力を借りて挑んだこともあります。(笑)

登壇のハードルが高いのはわかりますし、最初の登壇に挑戦できたのは、周りの雰囲気や先輩のサポートがあったからです。(当時は多かった)飲み会も含めて、コミュニティの中での人間関係が一部できていました。

だからその繋がりが登壇への背中を押すきっかけになったかもしれません。もちろん、飲み会が必須だとは思っておらず、今後はお酒なしでもコミュニティに参加できたり、背中を押してもらえたりする環境を作って行きたいですね。

また、コミュニティの先輩方に言われて挑戦したのがきっかけで、Microsoft MVPという賞も受賞しました。

Microsoft MVPを受賞したときはとても嬉しかったです。元々MVPを目指していたわけではなかったのですが、MVPを持っている先輩方に感化されてコミュニティでの活動に積極的に取り組んでいました。

Microsoft MVPはグローバルに評価される賞であること、何より自分がMVPとして評価されているという事実は、仕事の励みになりました。

今いる場所が全てじゃない

ーーかづみさんから、女性エンジニアに向けて一言アドバイスをください。


あなたが今いる場所が全てではないので、外を見て、自分が自信を持てることを見つけてほしいと思います。仮に今、昔の私のように上手くいかなくて苦しんでいたとしても、絶対にできることはあります。

自分が得意で他の人がが不得意、もしくは他の人がやりたくないことでも、自分が好きなことがあったら、それはお金になります。

ブルーオーシャンなので、それを見つけられたら勝ちです。

例えば、人前で喋るのが好きな人は多くないと思うんですよ。私は割とそれを楽しめるから今の仕事ができていますが、そうではない人はやりたくないと思うでしょう。

他にも、業務の自動化などは面倒ですよね。最初は必ず試行錯誤でスクラップアンドビルドをする必要があるため、その作業が苦手な人は多いと思いますが、私は自動化の分野や対応が結構好きなんです。実際に、業務で自動化対応のアドバイザリを担当することもあります。

「みんながやらないところで自分ができることが強みになる」というのは自分の得意を見つける時にポイントになるので、それもぜひ意識して欲しいなと思います。

(インタビュー・執筆 高野いづみ)

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