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[アーカイブあり]責任を引き受けることをためらっているあなたへ―私たちが生む新しいリーダーシップ―

こんにちは。私たちは、テックリードを目指す女性・ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap」を運営しております。


当社のビジョンは、「「なりたい」を解放する」。ジェンダーギャップのあるIT業界で、女性・ITエンジニアが新しいことにチャレンジし、自分の「なりたい」を解放することを応援しています。


女性・ITエンジニアとして現在ご活躍されている方に、現在に至るまでの失敗やバイアスからのしくじりなどをお聞きしました。今回は第二弾となります。

第一弾はこちらからご覧ください。

インタビューをご覧になり、「私にもできるかも」「もっと挑戦してみよう!」と思っていただけたら、幸いです。

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※ Waveleap登録者限定で、今回の講座をアーカイブコンテンツとして動画を公開中です!

<視聴方法>

1.まずはWaveleapにご登録ください!
https://waveleap.jp/signin

2.ログイン後、右上メニュー、あるいはヘッダーメニューの「アーカイブ」 をクリックします。

3.当該講座をクリックして動画をご視聴ください。

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「子どもを育てながら働くのは無理」という思い込み

——これまでの経歴とChatwork株式会社に入社した経緯について教えていただけますか?

大学卒業後に電機メーカーに就職してスマートフォンのUI設計に携わった後、事業撤退を経て最初の転職をしました。転職先の企業では、Webディレクター・Webマーケティングを経験して事業としても非常に共感していました。

ただ、より技術力のあるITの会社で働きたいと思って転職を考えていたところ、知り合いのエンジニアの方がChatworkに転職したんです。

その方は非常に優秀な方でした。また、彼は入社してから結婚やパートナーの出産などライフステージに大きな変化があったんですが、パートナーの里帰りに付き合いながらリモートで働いていて、こんなに柔軟な働き方が実現できるなんて、いい会社だと思いChatworkに入社しました。

実は、前職の環境では子どものいる女性はひとりだけでしたし、能力的にも経済的にも自分が子どもを育てながら働くのは無理だと思っていました。

しかし、Chatworkでは男女問わず子どもを育てながら働いている方がたくさんいて、もしかして自分にもできるかもしれないと思い、子どもを持つことに至りました。

そう思わせてくれたことに、会社には大きな恩を感じています。今思えば「できない」というのは思い込みでした。


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働く女性をとりまく無意識バイアス

——現職のお仕事について教えてください

プロダクトマネージャー(PdM)組織でプロダクトオペレーションという役割を担っています。

あまり聞きなれない役割だと思いますが、PdMは事業や機能の企画・推進に注力するのに対して、プロダクトオペレーションは横軸でプロダクト開発を支援します。

具体的には、データ分析やデータを適切に管理するデータマネジメントによってPdMの定量的な意思決定を支援したり、開発プロセスやプロセスに関わるメンバーの役割の定義を通じて属人的にではなく組織的に開発を進められるよう環境を整えています。


——これまで働いていた中で女性特有の「バイアス」を意識したことはありますか?

現代ではあからさまな男女差別はないので、あるとしたら「無意識バイアス」だと思います。

働く女性に関するバイアスについてはWaveleapを運営しているだむは(咸 多栄)さんとお話しできたことが意識するきっかけになりました。

例えば、エンジニアに女性が少ないのも、管理職に女性が少ないのも、「男女関係なく平等に扱った結果」「そもそもなりたい人の母数が少ないからしかたない」とよく言われますが、どうしようもないことなのか、リーダー層が会議に集まるとほぼ女性がいない環境で少ししんどい時がある等、そんな話をしたと思います。

だむはさんによると、それはそういう結果を生む環境やバイアスがあるんだと。

だとしたら必要なのは平等ではなくて公正さであって、意識して行動を変えれば結果は改善できると。すでにポジティブアクションとしてエンジニアの女性比率が5割の企業もあるとお話しされました。

その時、これは個人や女性側だけの問題ではないんだと思えてすごく勇気が出ました。

また、「ダイバーシティーの問題は、企業の中で自然と優先度が上がることはないから、現場で動かないとだめ」ともはっきり仰いました。

そこから、現場から見たダイバーシティーについての課題を自分なりに調べて社内のサステナビリティ部門に共有させてもらったり、できることから行動することにしました。

会社から見たら、福利厚生や評価制度が男女平等である中で、女性にとって一体何がハードルなのかは対話していかないと伝わらないと思いましたし、行動してみて話を聞いてくれる会社であることもよくわかりました。

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子育ては仕事に対してネガティブか?

——子育てと仕事を両立するために意識していることはありますか?

両立の問題についても影響を受けた方がいて、元Chatworkの先輩で会社で初めての子持ちのマネージャーでした。わたしの性格とは真逆ですごく寛容でかつきっぱりしたかっこいい方です。

そんな方でも産後はさまざまな制約の中で「働く意欲はあるが自信がない」マインドブロックの壁があったそうです。

そしてそれを『できるかできないか』ではなく『やるかやらないか』で取り払っていくことにしたと。

彼女は退職するときにおそらく女性社員に向けて、こういうメッセージを残しました。

「こんなに働きやすく、かつチャレンジさせてくれる懐の深い会社はそうありません。子育てを理由にステップアップに二の足を踏んでいる人がいるとしたら、Chatworkはあなたのチャレンジを応援してくれる会社であることを、どうか覚えていてください。」と。


女性管理職が少ないというのはどこの会社でもあって、女性社員から経営者に「なぜ少ないんですか?」とか「今後どうしていくんですか?」という意見が上がることもあると思います。

でも彼女は「そう思うくらいならまず自分がステップアップしてみよう。Chatworkならそれができる。」と私たちに伝えてくれたのだと解釈しました。

無意識バイアスをかけているのは外側の環境だけではなくて、自分で自分自身にもかけてしまっているのですよね。

「できない」マインドブロックを意識して外す、というのが私が子育てをしながら働く上で意識していることです。


——子育てを通して仕事に対する考え方が変わったことはありますか?

よく産休・育休に入る前の女性から「会社から長期間離れてしまって、社会復帰できるのだろうか。」という不安の声を聞きますし、わたし自身もそう思っていましたが、 今では逆だと思っています。

子どもを育てていると社会との関わりは増えますよね。医療機関を受診したり自治体のサービスを利用したり、仕事とは全く別の視点で社会とつながる事ができる

そして子どもを育てながら働いている人の気持ちが本当によくわかりました。これは想像してもしきれないところがあるので。

その視点を得ると、社会の課題を見つけやすくなると思います。Chatworkの「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションの必要性もより強く感じるようになりました。

先程から「できない」思い込みを外そうという話をしているのですが、子どもに関しては体調などコントロールできないことが山ほどありますし、働くための環境整備も必要だと思います。

家庭ではパートナーが朝早くから遅くまで働いていたり、そもそもパートナーが不在で常にワンオペ、保育園などの保育環境も十分になかったり、会社では毎日出社して非効率な作業のために長時間働く必要がある環境では働くことは難しいですよね。

Chatworkはこの「会社で働く」の部分、顧客の働く環境を改善することで、社会課題に向き合っているのだと理解しています。

最近、女性が子どもを産むとその賃金が減り、取り戻すことは難しいという研究結果が話題になりました。概略ですが子育てによって労働時間が減少するため賃金が下がるということです。

確かに、わたし自身も子どもを持ったことで1日の中で仕事にあてられる時間は減ってしまいましたが、以前より真剣に仕事に向き合うようになり、結果的に昇給することもできました。

子育てというと、つい仕事に対してネガティブな影響を考えてしまいますが、こういう考え方や実例もあることをお伝えして、前向きに捉えていただけると嬉しいです。



「リーダー」についての思い込み 

——現職ではピープルマネジメントにも携わっていますが、リーダーに必要な資質は何だと思いますか?

最近「責任の生成」という本を読んで「責任」についてよく考えるのですが、「責任」というのは背負わされるものだと思うことが多いけれど、本来は解決したい課題を自ら主体的に引き受けることなのかなと。

リーダーは、その引き受ける気持ちを持つことが重要だと思っています。

リーダーというと古くは「声が大きくて、指示が得意で、前に出るのが好きな人」で、集団の中で誰か1人がなればいい、というイメージを持たれることが多いですが、ソフトウェア開発の文脈で注目されているアジャイルの考え方では環境もビジネスも複雑になっていて、意思決定を中央集権的に1人に任せるのではなく分散させる必要がある。

なので、リーダーシップは誰もが必要だと考えるようになりました。


自分が課題だと感じることをまずは見つけて、それを解決できるように動く。

ただし、その課題は自分だけの問題であるとか、局所的な問題では価値が低いので、解決すれば他の人や会社全体が価値を得られるようないい課題を見つけて、言語化して伝えていく。

そして、課題を見つけてもはじめから実行は誰かにやってほしいというスタンスだと、支援を受けることは難しいと思うので、自分が最後までボールを持って走る覚悟で「この部分は力を貸してください」というスタンスであれば、周りの人も応援してくれると思います。


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わたし達の強みが新しいリーダーシップを生む 

「自分から責任を引き受けに行こう」「リーダーシップを発揮しよう」ということをお話したんですが、自分が従来のリーダー像から程遠い性格なので、本音としては弱気なんです。誰かのロールモデルになる自信もありませんし。

でも、それもバイアスかもしれないということを意識しながら、居心地が悪いとしても、行動を変えていくことが大事だと思っています。

多くの女性がそうかもしれませんが、強みというと「技術力が高い」とか数値化しやすくてわかりやすいところに目が行きがちで、自分の強みがなにかわからなくなることがあります。

しかし、自分の持っている特性が共感的であったり、協調的であったり、あまり主張が強くない特性だったとしても、それは強みになります。

従来のリーダー像は男性的なものでしたが、今リーダーに求められているのは、課題を見つけて周りと協業し、解決していく姿勢だと思います。これは、多くの女性が持っている強みに合致するのではないでしょうか。

ですから、「女性であること」が、あなたが何かを諦める理由にはならないし、周りもその機会をあなたから奪う理由にはならないと思います。

(インタビュー・執筆 田中ひとみ)

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Waveleapで自分にあった環境を見つけてみませんか?

亜希さんがChatworkに出会い、子育てや仕事の価値観が変わったように、力を発揮できる環境に身を置くことは大切です。

しかし、自分にぴったりの環境を見つけるのは容易なことではありません。

そんな時にはWaveleapがお手伝いします。Waveleapはサステナブルに働きたい女性ITエンジニアと、企業を繋げる厳選マッチングサービスです。

自分に合った働き方、キャリアの選択肢を広げるためのパートナーとして私たちは常に皆様のそばにいます。一緒に新しい道を見つけ、あなた自身が主役となる仕事の舞台を探しましょう。


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