徒然を連れて 3

 神出鬼没のライターと化した三葉治です。

 今日は、仕事場の向日葵の水やりに行った時に、後脚を片方無くした茶色のバッタに出会いました。私は脚を無くした昆虫を見る度に「お前はいま何を思って生きているのか」と問うことがあります。脚が無くなって悲しいのか、痛いのか、それともなんとも思わず今日のご飯のことを考えているのかと。でも虫は当たり前のように答えません。私の存在を感じて警戒しながらじっとしているだけでした。

 ピーチチピィと鳴く鳥に出会いました。とても綺麗な声で鳴くものですから、しばらく聞き入っていました。すぐ近くの電線に止まっていましたが、空の逆光もあってその姿ははっきりとは見えませんでした。その鳥が飛び去った後、私はこのピーチチピィと鳴く鳥のことを忘れたくない一心で、その鳴き声を頭の中で繰り返していました。たぶんその鳥の正体は一生知らないままだと思います。

 ピーチチピィで思い出した、私が持っている似非ブライス人形の桃千代君ももちよくんちゃん。君までが名前です。桃はアイルランド語でペイチョークと言い、そこから名前が来ています。この子は文字通りの箱入り娘になっていて、箱から取り出す機会が全然ありません。でももうそろそろ取り出してあげて、可愛い薄ピンクの長髪をといてあげたりしなければと思います。ちなみに桃千代君ちゃんは持ち主の趣味で着物女子になっています。また可愛い着物も作ってあげたいなと思います。

 最近は死にたいと思うことが増えてきました。なぜ死にたくなるのかと言われれば、私の場合ですが、過去のことを後悔しすぎているからだと思います。「あの言動は恥ずかしいことだった」とか「あれをやめておけば良かった」などの思考が回路になってぐるぐるとループして、いつも死にたいと思うのです。どうにかこの回路から脱出しなければと思いつつも、出来ることと言えば寝るぐらいなものです。「死にたい」という思考と一生付き合わないといけないのかとも思っています。どうしたらいいのかさっぱり分かりません。

 今日はこのぐらいにしておきたいと思います。
 最後に曲の紹介をば。

どんな自分を演じればいゝの?
煌めく宵の淺草六区園路
退廃的感受性の
行き場を探す僕に才は無ひ。


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