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おさむの詩

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2023年8月の記事一覧

《詩》山頭火の随筆

《詩》山頭火の随筆

 山頭火の随筆が
 私を救ってくれるような気がした

 空虚な自分を見つめて
 寂しさを抱きしめて
 心の草原に寝転んで、青空を見る

 涼しい風が吹き始める処暑に
 病室の中でのらりくらり

 随分前に買った
 山頭火の随筆集を読む

 少し読んでは栞を挟み
 溜息をついては一休みして
 自由律の句が心に染み入る

 そのうち句の本が欲しくなって
 財布を逆さにしてみるが
 音の鳴る銭が僅かに落

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心の斜陽

心の斜陽

 僕は僕を壊してしまった。

 ポジティブ言葉と
 ポジティブ思考は
 宗教だったのかもしれない。

 そんな場所に居た僕は
 一旦離れて、自問自答をする。

 自分は誰?
 どんな人?

 それが良かったか悪かったか
 本当の僕が表れた。

 虚しき存在
 悲しき存在
 滅ぶべき存在

 僕は滅んでいくんだなあと
 その時にふと思った。
 そして、虚しさが残った。

 僕は、たぶん、もう駄目なん

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