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私がお金を好きな理由

「こいつまた金の話かい!」

って思われる方いらっしゃったらすんません。
この流れでついでに書いちゃおうかと思って。

「ハチミツとクローバー」

前の記事でもチラッと出した作品名ですが、皆さんご存じですか?

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画像引用:楽天市場

羽海野チカさん原作の少女漫画。
美大を舞台に展開される全員片思いの青春ラブコメです。

私がこの作品を知ったのはアニメ化のお知らせをどこかで見て、そのキャストに大好きなうえだゆうじさんという声優が出ているからということで見始めました。
それがいつの間にかドはまりして、今では原作はもちろん、DVDも画集も買っちゃいました。

若い心にも刺さった

当時私は中学生。オタク真っ盛り。
なので作品どうこうより、うえださんカッケーおもしれーがメイン。
男女のうんぬんかんぬんは、まぁ、こういうの大人ってあるらしいね、って感じでした。

そんなクソガキの私にも刺さったセリフがあったんです。

主人公の竹本くんの先輩に、真山という男がいます。
彼は美大を卒業後デザイン事務所に就職し、きちんとお給料をもらっていたにも関わらず、学生時代から住んでいるボロい風呂なしアパートに住み続けていました。
それに疑問をもった竹本くんは、なぜかと真山に質問するんです。

「真山さんはどうして今もアパートにいるんすか?
働いてるし もっといい風呂とかついてるとこだって借りられると思うんすけど」

それに対する真山の返事が

「うん まぁ欲しいもんがあるから……っつーか
イザって時のためかな」

ガキんちょの私「???」です。
でもそのあとのセリフが、当時の私にものすごく刺さりました。

「チャンスってのはどんな人間にも少なくとも3回は絶対訪れるんだって
―で 大人になって思ったんだけどさ
イザ そのチャンスが来た時に
それに「飛び込めるか」「飛び込めないか」って
単純にお金の「ある」「なし」に関わってくるコトがほとんどな気がすんだよね」

「確かに……!」
何かしよう、したいって思ったときに、まず出てくるのがお金の問題。
「画材が欲しいけど高いな」「Photoshopって使ってみたいけどお小遣いじゃ買えないな」
と、ガキの人生なので規模は小さいものの、思い当たる経験がありました。

で、その続きが、めっちゃカッコいい。

「それにさ もし好きな女に何かあったときさ
「何も考えないでしばらく休め」って言えるくらいは
なんかさ 持ってたいんだよね」

「あーーーー確かにーーー!!!」

真山はこのあとクサかった!!とめっちゃ恥ずかしがるのですが、私はこのセリフというか考えものすごく好きなんです。

ガキの私は結婚はおろか恋愛すらまともにしていなかったのですが、

「結婚したときにこれ言えたらバリカッコエェやん」

と、ガキなりに思ったわけです。

あなたが大事だからお金がいる

お金があれば、人生でぶつかる問題の9割は解決できると思ってます。

・離婚したいけど無職だから生活できなくなる。
・学校に行きたいけど学費がない。
・会社を辞めたいけど収入がなくなってしまう。
・結婚したい、子供がほしいけど今の収入じゃ無理。

そういうことを思っている方たくさんいらっしゃると思うんです。
突き詰めていくと、できない原因のほとんどはお金。

それにパートナーや親が稼いでるから大丈夫、って思ってても、それ絶対じゃないじゃないですか。
急に病気やケガで働けなくなることもある。
会社が倒産することもある。
なんなら事故とかで急に死んじゃうかもしれない。
まぁこれらは自分にも当てはまることなのですが。

そうやって金銭面で誰かに依存してるとよくないな、と思うわけです。

だから、私は自分の手で稼げるようになって、自分で稼いだお金で、周りの人を幸せにできるようになればいいなと思って働いております。
私に関わった人(良い人限定)みんなが幸せになればいいな、って。
偽善ぽいけど、実際私がやったことで喜んでもらえると嬉しいし。

親にポーンといくらか渡して「おいしいもん食べておいでー」って言ったり、かわいい親戚遊びに連れてってあげたり、友達にお祝いドーンと渡したりしたいです。

あと結婚したら相手に「主夫やってください」って言いたい。
だから仕事と結婚相手をくれ。

真山の言葉は大人になった私により深く刺さっているのでした。

ハチクロおすすめです

大人になってから読むとまた視点が変わって、感情移入するキャラクターも変わって楽しいです。
最近ときめくのは野宮さん。あゆがうらやましい。
今度語らせてください。

よかったら読んでみてね。

記事内セリフ引用:「ハチミツとクローバー」8巻

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