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今も鳴り続ける音楽へ、ありがとう

本日はフジロック2021の2日目。
昨日と同じくYouTubeにて目当てのバンドのライブを観戦いたしましたとさ。

envy最高でしたね。

私にとってenvyというバンドは特別過ぎて、ちょっとやそっとで気軽に聴くことの無い音楽です。いつも、本当にいつも人生の転換期に聴いてきました。とても意味があってとてつもなく重くて、そして他とは違う力をくれる。だから、決して簡単に触れないし、決して切り捨てることも無い。


今回、久々にライブ映像を見て、まずは編成が変わってる。

よしよし、ボーカルのテツさんはやはり復帰しているなと安心しまして。
次にオリジナルメンバーのドラムが抜けたのは知っていたのですが、ギターも変わってるな。うん?ギターが3本になってる?なんか、この暴れるギター見た事あるな。ってよくみたら9mmの滝くんじゃないですか。

他の新規メンバーはてっきり、レーベルメイトの”Heaven in her arms”のメンバーがサポートに入ってるのかと思って調べたら(ライブ見終わった後ですが)、え?正規加入して6人編成になったのか。

ちょっと前に聞いた時はかなりPost Rockに寄ってて、ポエトリーリーディングも多くだいぶ変わったなぁという印象を受けていました。ですが、今回のライブを見た感じ良い感じに融合したなという印象を受けました。

まず、ギターが三人になってより3本で綺麗なハーモニーを奏でるようになりましたね。元々、そういう所があったのですが、空間系のエフェクトを使ったクリーントーンのギターが綺麗に鳴るようになったなぁと。

でも轟音は生きていて、また2000年代の良い感じに静と動をコントロールしてる感じになっていると感じました。

ヴォーカルのテツさんが、Rolandのサンプラーをライブで使っているイメージはあったのですが、シンセも使うようになったのか。

いや〜、でもスゲェな。
僕が出会った時から何にも衰えてない。

ヴォーカルのシャウトは健在だし、ハードコア出身という事でのライブパフォーマンス、暴れ回るのも全然変わっていない。

最後に”さよなら言葉”を演奏した時は曲中ずっと鳥肌が止まりませんでした。僕の人生を変えたアルバム「君の靴と未来」に収録されてる曲ですもの。

僕はティーンエイジャーの頃にこのアルバムに間違いなく救われました。

昨今の情勢であったり、自分の今置かれている状況であったりとかいろんな気持ちが押し寄せてきて、もう涙が出てきました。

ただ、ありがとうと言いたいです。


NUMBER GIRLも帰ってきた

再結成のニュースを聞いて心底喜びました。
現役の邦楽ロックミュージシャンで影響受けていない人いないんじゃ無いかと思う偉大なバンドです。

ベースの中尾憲太郎さんの突然の脱退表明からの解散だった訳ですが、いつか再結成するんじゃ無いかと期待しておりました。
解散後もメンバー全員が音楽業界の最前線で、変わる事なく音楽を続けていたので間違いなく技術は上がってるなと感じております。

向井さんは変態が過ぎたのか、歌モノに置いて高音が出なくなってはきていますが、ギターでの表現は上手くなったと。ギターボーカルとしてのトータル表現力は確実に上がってます。

向井さんの別プロジェクトであるZAZEN BOYZでもメンバー交代があって、ベースがよりロック的攻撃性のあるMIYAさんに交代したので、向井さん的にはロックな流れがあるのかもしれません。

ちなみに、前任のベーシスト吉田一郎さんのソロアルバムはかなり出来が良いので一聴の価値ありです。

あと、田淵ひさ子さん、私が初めて拝見した時から外見が一切変わってないのは何でなの?マジで年齢不詳だわ。


初期衝動をもたらした音楽に感謝を

この2バンドは私の初期衝動の原点であったりします。
他にもありますが、音楽において間違いなく影響を受けています。

そんなバンド達が今も変わらず、音楽を鳴らし続けていてくれる事を本当に嬉しく思います。

そして、もう結構良い年齢のはずなのに異常にパワフル。
自分より上の世代なのに、それこそ20代となんら変わらない熱量であったり姿勢で表現し続けている姿に激しく心が揺さぶられます。

いつも、あなた達に前へ進む為の理由や力をもらって生きています。

ありがとう。

最大限の感謝を。

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