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偽の栄養学 真の栄養学

いきなり上からの少し過激な物言いだが、このことは強調し過ぎてもし過ぎることはないので、今回はこのことについて書きます。

栄養学というものは大きく変化し、以前のものとは正反対のことが言われるようになっているのをご存じだろうか?こういうと治療の根拠がない精神医学とそっくりだが。

例えば、少し前の昭和の頃の栄養学はこうだった。
・カロリーの高いものが優れた食べ物
・好き嫌いなく腹一杯何でも食べればいい
・肉をたくさん食べたほうがいい
・お米を食べると馬鹿になる

そして平成を経て、肥満や生活習慣病の問題が出てきたらこうなった↓
・野菜も食べたほうがいい
・油は控えたほうがいい
・一日三食欠かさずバランスよく食べる
・ビタミンが重要
・減塩、塩は一日10g(7g)以下
・カロリー制限
・糖質制限(本当は砂糖を制限すべきだがそこはノータッチで炭水化物だけが制限されている)
・サプリメントで栄養を補う

しかし、これも嘘だとわたしは断言できる。
そして真の栄養学とはこうだ

・人は個体差があり各人で必要な栄養の種類と量は異なる(基本ベース)

・摂取割合99%を占める、たんぱく質・炭水化物・脂質は量より質。決して悪玉ではない

・上記の栄養素はよっぽど食が乱れていない限り自然に摂取できるので食においては以下を常に心掛ける

・ミネラルは全種類微量だが上記の栄養素を消化吸収するのに必須なので、常にミネラルのことだけ考えて食す(ビタミンは考えなくてよい)ミネラルの欠乏が身体や精神の不調であり、病気の根源である

・これらは国産のサプリメントでは摂取できない。食から摂る必要がある

・ミネラルは食い溜めできない。毎日摂ることを心がける

・食品添加物は摂らない。少なくとも解毒排出能力を上回る量は摂ってはいけない

・砂糖も食品添加物。一日1g以下にする

・砂糖以外の合成甘味料は砂糖以上の毒と考える。カロリーゼロ、糖質ゼロは全て合成甘味料が使われているのでここから避ける

・栄養とは食品中の含有量ではなく、腸での吸収量ベースで考えべき(玄米がいいと言っても消化吸収が悪い人に無理に勧めるべきでない)

・腸での吸収を考えるとよく噛んで味わって食べることは理にかなっている。スローフードこそ美食

・何を食べるかよりどう食べるかが重要(食養生をしても病気になる方はこの点が重要)

・具体的には丁寧に美味しく料理し、自然のめぐみ、生産者や流通者、調理人に感謝して楽しく食べる

・動かない人は少食を心がける。よく噛んで味わうことや、無農薬などオーガニック食材にすることで満足感は充分得られる

・肉を食べる人は同量以上の野菜を摂取することが重要(分解に多量のミネラルが必要なため)逆に肉をあまり食べない人は少量の野菜(ただし毎日必要)の野菜でOK

・腹八分

・一日3食食べる必要はない。また間食もしないほうがいいが、どうしてもというのなら砂糖菓子は避ける(合成甘味料は論外)

・カロリーは無視してよい。そもそも食物を真っ黒になるまで燃焼させそれに使われた燃料の値がカロリー。人間の臓器内では燃焼は起こっておらず温度も40℃以下

・各種ミネラルの欠乏を脳がカロリー的栄養不足と勘違いして「もっと、もっと」というのが食べ過ぎや肥満になる原因。ミネラルが充足すれば欲しなくなるし肥満は避けられる

・頭で考えずに、身体が欲するものを直感的に食べる

・現代において、添加物や農薬など化学物質を身体に全く取り入れないようにするのは不可能だから、以下の式に当てはまればOKと考え、悲観的にならないこと。悲観によるストレス健康を損なう要因でもある。

毒<解毒
添加物量<ミネラル量

いかがでしょう?
多く言われている栄養学では触れない部分が多かったり、精神論的なものもあると思われるかもしれませんが、わたしは食という行為を要素還元的に捉え、唯物論と試験管の中での反応を人体に当てはめて憶測で組み立てたのが現代の栄養学であり、常に理論と現実が合わないということが起きるのだと思います。

これは、物理医学ではないのに物理医学を装っている精神医学と全く同じですね。精神医学が製薬会社に利用されて薬物治療しかしなくなっているように、栄養学も食品会社の利益のために都合良く切り取られ商品化の道具に成り下がっているのもそっくりです。

まずは公的学校で教えられている栄養学は実は間違っているということを腑に落としてもらいたいので書きました。

次回は具体的なミネラルの摂取方法について書きます。

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