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サプリメントより先代の知恵

どうも食育が今ひとつなのでは?という印象が拭えない私の暮らす国では、
「腸内環境を整えることが大切」という概念は、割と最近になってようやく注目されてきた印象があります(私の主観)。今の私のクライアントは後期更年期の英国人女性がほとんどなので、不定愁訴対策としては腸内環境には気をつけたいよね、といった話も世間話のひとつとして話しているのですが、そこで登場するのは当然サプリメント。私もビンタミンDとB12のサプリメントにはお世話になっていますが、発酵食品とヤクルトが身近にある環境で育ってきた身としては、昔ながらの日本食材は優秀だなあと誇らしく思うのでした。

そうそう数年前の引っ越しでダメにしてしまった糠床を少し前に作り直しました。米糠(rice bran)はアマゾンUKで手に入るし、昆布も干し椎茸も鷹の爪も健康食材店で売っているので、ハードルは低め。

一度手作り味噌の味を知ってしまうと、市販のものは味気なく感じてしまい、もう何年もずっと手作り味噌一筋なのですが、自分で作ったのはワークショップに参加した時とその後に一度だけ。というのも、まず米麹が高価なのと、圧力鍋がないので大豆を茹でるのに時間がかかること、そして天地返し(の消毒作業が)面倒でたまらなかったのです。

そもそも味噌汁を作るのも月に数えるほどだし、和食もそんなに作らないので、1kgもあれば1-2年はもってしまう。幸いにも米麹から手作りしている知人の手作り味噌を分けていただいたもので事足りていたのでした。

最近は1日1.5食くらいになってきているので、うち1食分を玄米と糠漬けと具沢山お味噌汁という食事にしたい、それならまた味噌作りからかな、と思い立ち、作り方をおさらいするために色々調べたところ、種味噌を使えば天地返ししなくても大丈夫らしいとわかって俄然やる気が出ました。大豆を茹でるのは、時間はかかるけど手間は全くかからないスロークッカーに任せることに。

と思ったら、持っているスロークッカーのサイズを考えずに500gの乾燥大豆を戻した後に、全く入り切らないことが発覚。仕方ないので、スロークッカーにギリギリ入る乾燥大豆300g分を残して、あとは戻した状態で冷凍保存。
でももっとあると思っていた手元の米麹も350gくらいしかなかったので、ちょうど良かったとも言う(笑。

その後追加で米麹を調達し、一昨日から残りの大豆を救済すべく第2弾の仕込み本日完了させたのでした。下の写真の右が今日の仕込み分で、左が2週間ちょっと前に仕込んだもの。あんなに色々面倒だと敬遠していたのに、やってみたら時間こそかかるものの全然面倒じゃなかったことにびっくりしています。もっと早くにやるんだった。

そうそう、大豆の煮汁を出汁がわりにすると良いという情報を入手したので、少しの味噌をマグカップに入れて大豆の煮汁で溶いて、さらにお湯を足して素味噌汁(茶?)にしてみたら、これがびっくりするほどの美味しさでした。1バッチ目を作った時にまんまと煮汁を捨ててしまった自分が恨めしい。

今日(8/8)仕込んだ分の日付が間違ってる!

保存食的なものを作った時には、白のポスカで瓶に直メモ書き。ウォータープルーフとはいえ、スポンジで擦って洗えば落ちるので便利です。

出来上がるのは半年後。ってその頃にはもう2025年!?


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