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売れないバンドマンが、それでもバンドを続ける理由

こんにちは。太田ヒロシです。自分の主な経験「バンド活動×web制作」から、バンドやミュージシャンのホームページに特化したWordPressテーマ(ホームページのテンプレート)を作ってます。

さて、Twitterをやってると、定期的にバンドマンやその周りの人たちのこういう系のツイートを見かけます。

「売れないバンドが、なぜいつまでもバンドを続けてるの?」問題。

結果から書くと、そもそも「売れること」が目的ではないし、「やりたいからやってるだけ」だと思ってます。

自分も20代から音楽活動を始めて、なんやかんやで、はじめの頃のようにどっぷりではないものの、40を過ぎた今でも続けています。たまにイベントを企画したりもしてます。

そりゃあ、はじめは売れる気満々でした。いや、今でもワンチャンあると思ってます(笑)

自分の周りには同じように同世代で20代の頃から変わらずバンド活動を続けている人がけっこういます。就職や結婚をしても、変わらずです。
そして、彼らは決して「オヤジバンド」などではなく、現役のバンドマンです。
自分はまだ「売れたい欲」がある方だと思うのですが、そういう人たちは全くなかったりします。
「良い曲ができてうれしい」「メンバーとスタジオで合わせて楽しい」「ライブをやって美味しいお酒が飲める」がバンドを続ける理由になり得ます。

30歳前後で夢破れてやめる人がいる。
やりたいから続ける人がいる。

ただそれだけのことなんだと思います。

「この人、バンド以外何もできないんじゃないの?」と思ってた人も、なんやかんやで世間と折り合いをつけつつ、生き延びてバンドをしてます。

余談ですが、WordPressテーマをダウンロードしてもらうときにアンケートを取っているのですが、40代や50代の人が結構います。こないだは60代の人もいました。
現役でバンド活動をしていて、わざわざホームページを作ろうとしてる、と思うとこっちまで嬉しくなります。

幸い、今なら頑張ってレーベルに所属して、CDを作って流通に乗せて、ということをしなくても、自力で楽曲を配信できたりします。
それもバンドを続けるモチベーションに繋がるかもしれません。

と、ここで思ったのが、10年後のライブハウスてどうなってるんだろうと。自分や周りのバンドマンはやめる気配がないし、このままいくと50代でもふつうにライブハウスのブッキングライブに出てそう。
50代と20代のバンドが同じ価値観で違和感なく対バンしてる。お客さんも色んな世代がいる。

そんな世界て「ステキやん」と思いました。

早くふつうにライブハウスに行けるようになりますように。

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太田ヒロシ
ヒダリ、アイカワラズミーなどのバンドで主にギター、ボーカル、作曲を担当。
ヒダリでは4枚のアルバムCDを全国リリース。アイカワラズミーでは関西国際空港開港20周年公式ソングを制作。不定期にイベント企画なども行う。
音楽活動を継続しながらwebのお仕事をしています。

バンドマン目線で、シンプルかつ徹底的に使いやすさ、更新のしやすさを重視してWordPressテーマ「zousanrecords」を作りました。