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藤尾勘太郎50歳

スマホのカレンダーアプリを開く。

年単位でカレンダーを見られるので、年月をどんどん先に進めて2036年12月のカレンダーを開いてみる。当たり前だけど、15年後のカレンダーは全くの白紙。

2036年12月の誕生日で僕は50歳になる。15年後、僕は何をしているのだろう?

2021年→2036年は、なんだか「まあいずれそうなるよね」って油断して理解できるけれど、35歳→50歳と考えると、「おおお、そんな年になっているのか」と少し慄く。歳を重ねることが怖いのではない、ただ何も成さぬままに歳を重ねてしまったりしないだろうかと少し不安なのだと思う。あと経済状況。でも同時に、なんだかんだ僕はそのあたり比較的楽観的なのと、「これがしたいって言い続けると割と叶う」と思っているので、ここはひとつ気楽な気持ちで、

2036年の僕のカレンダーを想像で埋めることにしてみた。

50歳になった時にやっていたいこと、やっていたらワクワクする気がすることをとにかく書き込んでみる。普段もたまに使うカレンダーアプリに15年後のスケジュールを打ち込むってなんだか不思議な感覚。タイムカプセルを作っているような。

では、参りましょう!!!

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打ち込んでみた。

全部埋まりませんでした。

ただの希望だし全部埋めてもよかったんだけど、ちゃんと想像すると、スケジュールがギッチギチなのって、僕は心がギュウウってなるので余白多めに、あと「これは日々の予定だからスケジュールに書きづらいな」ってことは割愛しました。カレンダーアプリで予定が一望できたら良いのだけれど、選択した箇所しか予定が見られないようなので、以下に書き記してみます。

2036年12月

1日 シアターコクーン千秋楽

3日 家の改築・DIY

4日 デザイン仕事着工

6日 出演映画試写会

8日 子供の授業参観

9日 絵本製作の打ち合わせ

12日 劇場運営会議

13日 つくった陶器の販売会

14日 地域と芸術の交流会

15日 来年の演出舞台の打ち合わせ

21日 地元の子供達と何かをつくる

22日 個展のための準備スタート

27日 藤尾勘太郎50歳記念祭

28日 海外旅行に出る


なんか、全体的にスケジュールに派手さがないな!いや、別にいいんです。派手に生きたいわけじゃなくて、やりたいことをやって生きたいだけなので。あと、これが「僕の完璧な理想」とかそういうことでもないです。15年後デザインの仕事に1mmも関わっていない可能性もあるし、日本にいない可能性もあるし、何がどうなっているか分からないのも楽しい。その上で、何となくスルッと思いついたことだけ、打ち込みました。

今の生活の延長線上のこともあれば、まだ手を出していないこともあります。子育てや絵本、演出、地域交流、劇場運営などは今の僕からはまだ少し遠く感じますが、どうも興味があるようです。

補足としては

劇場は、劇場とカフェと銭湯と託児所とカウンセリングが合わさったような、地域にくっついた空間。「元気を交換しあえるような場所の一部としての劇場」。人が集う場所を作りたいってなんだか昔から思っているような気がします。あと、そういう劇場、ありそうなのに全然ないなと。

・生誕祭は無駄に僕が好きな人を100人呼びたいなあ。馬鹿みたいなこと言ってるけど、人は時に馬鹿みたいにハッピーになっていいと思っています。

・なんか、自分の家を改造したい僕がいるようです。森の中に家を建てるとか激アツですね。虫がすごいだろうけど。


ここに書いていないこととして

・音楽もやりたい。バンドを組みたい

・ダンスを踊れるようになっていたい。

・農業に携わりたい。これは自給自足のレベルで、かつ個人でやると手が回らないので、農業を互いに手伝い合う小さなコミュニティを作りたい。これは子育ても同じようなことを想像しています。個人でやるには限界があることを、少しずつ手を貸しあってやりたい。

・カウンセリングに興味があります。カウンセリングする方。なんの勉強もしていないけれど、居場所のない人に何か心が引っかかる感じがあります。同時に、僕自身は結構わがままなので両立するのか不明ですが。

・アウトドアは積極的にしたい。

・教育に何か関わりたい。僕は目標としての「夢」って言葉は普段あまり使わないけれど、NHKの「課外授業 ようこそ先輩」に出演することは、なんだか夢と呼んでいい気がしています。(あ、今調べたら番組もう終わってますね。)

・アーティスト集団を作ってみたいなあ。劇団じゃなくって、アーティスト集団。なんか響きがかっこいいよね。なんでもできそうな気持ちになる。


そんな感じです。こうして、時々未来を夢見てみるって素敵なことだと思うんです。「引き寄せの魔法」みたいな言葉は普段使わないけれど、まあ普通にそれはあるよねと思っています。ワクワクするって大事。

数年後、数十年後の予定をスマホのカレンダーに書き込むなんて、タダですから。夢を見ることは無料だし誰にも邪魔されませんし、将来の自分に期待したり自分ぐらいは自分の未来を過大評価していいと思うんです。どうぞ、これを読まれた皆様も、「息抜き程度に10年後のカレンダー埋めてみるか」とかやってみたらおもしろいんじゃないでしょうか。

世界中が、そんな風にして、未来を夢見る気持ちで溢れたら素敵だなと思います。

ではまた来月!


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藤尾勘太郎の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/m065061bc1fa1


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