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ジェンガとミソスープ

湿度でズッシリきてる。まるで水捌けの悪い、学校指定のスクール水着のようなズッシリ感。かと言って競泳用は薄すぎる。とにかく、インザ・プールって気分ではない。インザ・ミソスープがいい。この作品のあとがきが放つ憂いがとてもすき。

ジェンガのように、小説や専門書が、私の部屋のいたる所に積み上がっている。ぶつからないように歩いたり、わざとぶつかって崩れる瞬間に、どの本が1番上にくるか予想したりしてぼんやりと眺めてる。そういう時の映像って、スローモーションなのは何故?出会いはスローモーションだった?今朝は、夕べ読んだ愛してやまない内田春菊先生の、ファンダメンタルが、崩れたジェンガの1番上だった。登場人物の感情表現が、シンプルで陰鬱で、エロティックでLOVEで手がかかる2人って感じがだいすき。

愛なんてなんだかわからないけど、愛することをやめない人たち。ふり回されたり、ふり回したり、ひき寄せられたり、絶望したり。
本能と理性が入り混じる愛を抒情的に描いた珠玉の短編集。

概要だけで、じんわりと沁み入っちゃうな。数日、自炊をしていない。たぶんそのせいで、いやちがう、ほんとうは他にもあるけれど、ミソスープを飲んでいないから、元気がでないってことにしよう。野菜たっぷりのミソスープを……





文系ヒップホップがいいよ。こんな日は
hookがめためた沁み沁み


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