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従業員の資産形成に対する意識が向上。「はぐくみ企業年金」導入法人インタビュー【めぐみ学園様、ワーク・イノベーション様】

「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念のもと、現在および将来にわたり、人々が「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指す株式会社ベター・プレイス。全国の中小企業とそこで働く人たちの資産形成を支援するための企業年金・退職金制度「はぐくみ企業年金」の導入推進を行っています。
 
今回は、学校法人めぐみ学園の理事長である輿水基さん、同法人が運営する風の丘めぐみ保育園 園長の大野じゅんさんとともに、めぐみ学園様の労務関係の業務を支援されている社会保険労務士法人ワーク・イノベーション代表の菊地加奈子さんをお招きし、「はぐくみ企業年金」導入とその効果について語っていただきました。


「はぐくみ企業年金」を導入した理由

―最初に、ワーク・イノベーションとめぐみ学園の関係について教えてください。
輿水:
もともと鹿児島に1施設を構えていましたが、縁あって東京で保育園を開園することになりました。鹿児島と東京では違う面も多いので地域の実情を知っている専門家であり、研修会などで存じ上げていた菊地さんに、労務関係の支援をお願いしています。
 
菊地:学校法人めぐみ学園さまとは社会保険労務の顧問契約をしており、主に給与計算や社会保険等の手続きなどを行っています。

―「はぐくみ企業年金」を、いつ、どのように知りましたか?また導入の決め手についても教えてください。

菊地:ワーク・イノベーションの顧問先は保育園や認定こども園が非常に多く、その保育園のいくつかが「はぐくみ企業年金」に加入するということで、どんなものかを調べました。
 
わたし達は社会保険を取り扱う社労士ですから、「はぐくみ企業年金」を調べるうちに、法人にも職員にもメリットがある制度だとすぐに理解しました。社会保険労務士も加入できるとのことで、昨年(2023年)にわたし達も導入しました。
 
輿水:わたしは「はぐくみ企業年金」の立ち上げ時から、理事・代議員の先生方を存じ上げていましたので、存在は知っていました。実は一度、当法人でも理事会に「はぐくみ企業年金」への加入を諮ったのですが、うまく説明しきれず、導入にまでは至りませんでした。
 
加入している園や法人の数も増え、安定した運用実績も積まれた段階で、もう一度、理事会にかけて、「同法人の鹿児島の園にも東京の園にも、同じ制度を入れられる」こともあり、加入が決まりました。導入して1年くらいですね。

学校法人めぐみ学園 理事長 輿水基さん

 ―大野さんは園長という立場で「はぐくみ企業年金」の導入を聞いて、どう感じられましたか? 

大野:職員の年齢は幅広いですし、家庭をもっている人もいれば独身の人もいます。「はぐくみ企業年金」には、自分ではなかなかできない積み立て貯金のような要素があるので、特に若い職員にとって良いのではと思いました。 

若い人だけでなく、家庭のある職員にとっても税負担の軽減効果があるとか、家計にも嬉しい制度であるということで、みんなにとって良い制度だったところが加入率の高さにつながっていると思います。

新NISAやiDeCoとは違うメリットが

―新NISAやiDeCoと比べて「はぐくみ企業年金」の良さはどこにあると思いますか?
 
菊地:新NISAやiDeCoは自分で調べて、加入までの手続きをしなくてはなりません。仕組みがわからない人や、多忙な方だとなかなか手をつけられないのが実情ではないでしょうか。一方で「はぐくみ企業年金」は、法人がまとめて手続きできますし、掛金のシミュレーションも簡単にできるので、どなたにとってもハードルが低いのが良い点だと思います。

輿水:「はぐくみ企業年金」は、退職時*にも受け取れます。保育園の職員は、それほど長く勤めず退職する人も一定数います。iDeCoだと原則60歳まで受け取れませんが、「はぐくみ企業年金」なら退職時にも受け取れるので、その点も保育園という事業に合った制度ですね。
 
* 年金で受け取るほかに退職時、休職時、育児介護休業時にも受け取りが可能
 
大野:新NISAやiDeCoの場合、たとえ少ない金額でも家族に相談しようかとか、どれくらいの割合にするかとか、ひとりでは決めづらい、いろいろと考えるところがあります。でも「はぐくみ企業年金」は、自分のお給料の範囲で気軽に始められるところが大きな魅力です。なにより園長であるわたしも含め、職員みんなで一緒に入れるところがいいと思います。
 
菊地:iDeCoは手続き上、勤務する会社に申請が必要です。資産運用を行うのは悪いことではないのですが、お金に関して行っていることを会社や周囲にあまり知られたくないという方もいます。なんとなくお金の管理に関しては話しづらい雰囲気があります。
 
「はぐくみ企業年金」は、法人や企業が導入し、みんなで説明を聞いて加入を決めるわけで、同僚とも相談しやすい、オープンな制度が加入しやすさに繋がっているのではないでしょうか。

社会保険労務士法人 ワーク・イノベーション 代表 菊地加奈子さん

給与と資産形成に対する意識が高まった

―導入後、社員の皆さんにどのような変化がありましたか?
 
菊地:社労士事務所については、職員は税金や社会保険に関してよくわかっていますから、「はぐくみ企業年金」のメリットを活かし、上手に活用していると思います。
 
わたしは保育園を運営する経営者でもあるのですが、保育士さん達は、あまり給与明細を見ていません。見ても手取りの金額だけということがよくあります。それが、「はぐくみ企業年金」に加入したことで、社会保険料の変動なども理解するようになり、給与に対する意識が高まったなと感じています。
 
福祉業界の方々は良い意味で「金融リテラシー」があまりない傾向があります。保育士さんを例にすると、とにかく子どもと接するのが好きで、職場でお金の話をするのは良くないと、なんとなく思っているわけです。
 
でも「はぐくみ企業年金」を導入してから意識が変化し、ただ貯蓄するのではなく、効果的に増やしていこうとか、自分の将来のお金を自分できちんと管理し運用することを学び、資産形成への「はじめの大きな一歩」になっていると感じています。
 
輿水:確かにそうですね。保育士さん達は本当に金融とか資産について考える機会が少なかった。「はぐくみ企業年金」をきっかけにして、税や社会保険の仕組みについても知り、どのように自分の資産形成をしていくかを考えるようになった人は多いと思います。
 
大野:本来、お金のことはとても個人的なことですから話しづらいんですね。先ほど、みんなで入る安心感があるとお話ししましたが、一緒に説明を聞くので「入った方がいいのかな?」「いくらにした?」と職員同士で話もしやすい。すると資産形成に詳しい職員が「入れるだけ入ったほうがいいよ」と話してくれたり、将来のお金は必要だと教えてくれる先輩がいたりと、これまであまり触れてこなかった「将来の生活とお金」みたいな部分を、みんなで話せるようになりました。これは、とても良いことだなと感じています。

風の丘めぐみ保育園 園長 大野じゅんさん


―育休や休職時でも一時金を受け取れるメリットについてはいかがでしょうか?
 
大野:当園は開園してまだ2年程度ですから、とても若い職員と子育てが一段落した年代が多いです。若い職員からすると、今後結婚や出産のタイミングが来るかもしれないので、育休時に受け取ることができるという説明を非常に熱心に聞いていました。今すぐではないけど、そうした制度ならいいかも、というイメージができたようです。
 
菊地:育休や休職時でも一時金を受け取れるというのを聞いて、画期的だなと思いました。ただ、わたしの顧問先でも「はぐくみ企業年金」を導入している事業所さんはたくさんありますが、実はまだ育休での一時金受取を使ったという方がいらっしゃいません。
 
なぜだろう?と考えた時に、やはり、お金をきちんと貯めようとか、計画的に資産形成を考えるようになって、あえて出産時に一時金をあてにするという方がいなくなった、副次的な効果があるのかなと思いました。

「はぐくみ企業年金」導入を検討されている方にメッセージ

―では最後に、「はぐくみ企業年金」の導入を検討されている方にメッセージをお願いします。
 
菊地:社会保険の適用拡大もあり、扶養の範囲を続けるのか続けないのか、この辺りで悩んでいる人も多いと思います。夫が働き、追加的に妻が稼ぐという意識から、「はぐくみ企業年金」の導入によって、将来に向けて、自分がどう働き、どのようにお金を積み立てていくか、新たな意識醸成に繋がっていくと思います。
 
法人に関しても負担は大きくなるわけですから、社会保険料や税金を抑えていく検討材料になる「はぐくみ企業年金」は、お勧めしたいなと思っています。ただ、負担を軽減できた分のお金を、できれば前向きに企業や法人運営に活かしていただければと願っています。
 
輿水:職員やスタッフが理解しやすい制度であり、安心して将来の資産を形成できるメリット、それから法人側としては導入しやすい制度であり、上がり続けている社会保険料を軽減できるメリットもあります。
 
職員としてのメリットの上に、法人としてのメリットが乗る形で返ってくる制度というのは、わたしが知らないだけかもしれませんが、他にありません。ぜひ前向きに検討していただきたいですね。
 
大野:「はぐくみ企業年金」に加入することで、資産形成についてよく勉強して効果的な入り方をするのももちろんいいですし、まずは1,000円からやってみよう、と始めるのもいいと思います。
 
気軽に始められて、それから税金や社会保険など基本的なお給料の仕組みを学ぶ機会にもなるところ、それが自分の人生設計にもつながっていくところが、「はぐくみ企業年金」の非常に良い点です。
 
園としては、それをすべて説明する、教えるとなると大変なことですが、「はぐくみ企業年金」は一緒に学びの部分も行っていただけるので、おすすめです。


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