自分との約束を守る
「結局、自分ダメなんじゃんか」
そんな心の声が聞こえることがある。
わたしは「コンパッション」を知って、自分で自分に思いやりを傾けるってことを初めて体験した時、涙があふれた。
自分にやさしくしていいんだ……。
そう思った時の衝撃って言ったらない。
それまでは、ダメな自分を責めること。ダメ出しすることで、自分で自分を鍛えて成長させないといけない。って考えていたから。
けど違った。
頭ごなしに叱られた時と、しっかりとできたことを認めてもらった上で成長をうながしてもらった時と。どっちが、モチベーションが出るかと言ったら、それは後者で。
「コンパッション」は思いやること。けれど、それは甘やかしとは違って、ちゃんと自分の中の「ある」を認めた上で、成長するためにプラスαするのであれば、どうする? って自分に問いかけなおすチャンスを自分に与える力になると、最近は考えている。
悲しい時には悲しんでいいし、
苦しい時には苦しんでいい。
そうやって、ちゃんといろんな感情を味わっている自分の存在を受け入れること。許すこと。そんな力があるんじゃないかと考えている。
それでも結局「自分ダメだ」って責める自分が心のどこかにまだいることがいて、どんな時だろう? って考えた。「自分ダメだ」って感じる時って、
自分との約束が守れなかった時
のような気がしている。
ゴールを描き、そのゴール側の自分だったら? ってゴール側の自分としての選択をし続けることが、理想への近道。
だからこそ、ゴール側の自分としての自分の選択をやり続けたいのに、いつもできているわけではなくって。そんな自分で決めたことができなかった時、できなかったことにショックを受ける自分がいる。そして、ああ、
「やっぱ、ダメじゃん」
って言葉を無意識に自分に向けている自分が現れる。そして、そんなダメな自分を受け入れるのが苦しくって、避けちゃうことがある。
マインドフルネスとコンパッション。
それからコーチングのおかげで、自己否定癖が抜けて、
自分肯定できるようになった。
お蔭様で、いろいろな自分を受け入れて、前に進めるようになった。
コーチングを本格的に学び始めてもうすぐ2年。
生き方そのものが変わった。
ここから先、さらに進んでいくには自分との約束がもっと守れる自分でありたい。そんな感覚。
今年は辰年。
いろいろな物事が大きく飛躍していく年になる感覚がある。
だからこそ、龍に振り落とされぬよう、自分との約束をひとつひとつ守っていける自分であろう。
そんな約束を、自分とこっそりしてみた。
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