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書道教室でも「べすとびじょんトレーニング!」

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今回は、最近の個別相談で出てきた「ビジョントレーニング」を取り入れた学習支援について、特に書道教室や学習塾の現場での応用に焦点を当ててお話ししたいと思います。

相談者のAさんは、書道教室を経営されている方で、現在20店舗以上を運営しているそうです。

生徒さんの数が増えており、市の保育園や幼保園からの依頼も増えているとのことでした。教室運営において、子供たちがより楽しく、効果的に学べるような方法を模索している中で、ビジョントレーニングに興味を持っていただきました。

ビジョントレーニングの重要性

Aさんはすでに、ビジョントレーニングのプリントを使って子供たちに指導をしていましたが、Aがきにしておられたのは、「プリントだけでは不十分かも?」という点です。

べすとびじょん式ビジョントレーニングは、目だけでなく、脳や身体全体を使った総合的なトレーニングであり、これが本当に子供たちの自己肯定感や集中力、そして学習能力を引き出すために重要だという話をしました。

具体的には、プリントをやる前に軽い運動を取り入れることが集中力を高めることや手先の器用さを準備するなど、大きな効果を生むことがあります。例えば、短時間のトランポリン運動を取り入れるだけで、子供たちの集中力が飛躍的に向上するというデータもあります。
運動後は脳が覚醒し、集中力が高まり、その結果、書道や他の学習活動においてもパフォーマンスが上がるのです。

「トランポリンを飛んでから書道の練習を始めると、力加減や集中力が全然違ってくるんですよ」とお伝えしました。

ビジョントレーニングの効果

Aさんは、「プリントだけで自己肯定感が上がった」という実感を持っておられましたが、私はさらにその効果を引き出す方法として、「視空間認知」を鍛える重要性について話しました。

目で見た情報を、ただ認識するだけではなく、それを脳でどのように処理し、手や体の動きに結びつけていくかが鍵です。

べすとびじょん式ビジョントレーニングでは、子供たちが字を書く前に、視覚から得た情報を脳で整理し、それを手の動きにどう反映させるかをトレーニングします。

例えば、「点つなぎ」や「図形模写」のようなプリント問題を使うことで、運筆能力(鉛筆を正確に動かす力)を鍛えることができます。しかし、それでもうまくいかない場合、次のステップとして目や手の動きをもっと細かく分析し、適切なトレーニングを導入する必要があります。

「目がきちんと見えていない場合、字を書くこと自体が難しくなります」と説明し、まず視力や目の動き、焦点を合わせる能力がしっかりしているかを確認する大切さを強調しました。

また、書道教室では体の姿勢や手の力加減が重要であり、その基礎を整えるためにもビジョントレーニングが役立つという話もしました。

子供たちの伸びしろを引き出す

私がよく言うのは、「子供たちは下手だからできないわけではなく、まだ繋がっていないだけ」という考え方です。
つまり、伸びしろがたくさんあるということです。
この伸びしろを引き出すためには、まず目のトレーニングから始めて、脳と体全体の動きを整えることが必要です。

例えば、力の加減がわからない子供たちには、「力の認知」を教えることが大事です。
細筆を使って「今、10の力で押してみて」と指示を出しながら、力の感覚を概念的に養います。
これにより、最適な筆圧をコントロールできるようになります。
このプロセスを通じて、子供たちは自分の力を数字で認知し、それを字を書く動作に反映させていくのです。

教室での応用方法

Aさんの教室では、30人以上の生徒を同時に指導することが多く、体を動かすスペースが限られているという課題がありました。
そのため、私は「別クラスを設ける」という方法を提案しました。
書道教室に入る前に、少人数のクラスでビジョントレーニングを行い、その後に書道に取り組むという方法です。

また、教室の規模に応じて、簡単にできる「手のトレーニング」や「目と手の協応トレーニング」も紹介しました。
これらは大きな動きではなく、画面を見ながら手の動きを調整するような簡単なトレーニングで、体を大きく動かすスペースがない場合でも取り入れられる内容です。

「例えば、画面を見ながら『パー』『チョキ』『グー』の動作をするだけで、子供たちの集中力がぐっと高まります」とお伝えしました。

べすとびじょん式ビジョントレーニングの学び方

Aさんは、べすとびじょん式ビジョントレーニングをもっと深く学びたいという希望を持っており、私からは初級講座についてご案内しました。
初級講座では、目の動きや体の動きをどう整えていくか、その理論と実践を学び、ここに対してのサポートするポイントの「見立て」をするための視点を持つことができます。
受講後は、そのここに合わせた手立てから、日常の教室活動にどう応用するか、具体的なプログラムも提案しています。

「まずは初級講座で基礎を学び、それから更に専門的に支援を学びたい場合はステップアップのコースに進むことで、さらに深い理解と実践力を身につけていただけます」と説明しました。

最後に

ビジョントレーニングは、子供たちが学ぶ力を引き出し、自己肯定感を高めるための非常に効果的な方法です。書道教室や学習塾などの現場でも、少しの工夫で大きな効果をもたらすことができるでしょう。今回のAさんとの相談を通じて、多くの方がこのトレーニングの可能性を感じ、子供たちの成長をサポートする新しい視点を得ていただけることを願っています。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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