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「55歳からのハローライフ」を読んで思ったこと【読書日記】

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図書館の書架を見ていて、幻冬舎から2012年に出版された「55歳からのハローライフ」村上龍著が目についたので、読んでみました。

この書籍の構成は「結婚相談所」「空を飛ぶ夢をもう一度」「キャンピングカー」「ペットロス」「トラベルヘルパー」の五編からなる短編小説集です。

村上龍氏の著作を読むのは、本当に久しぶりのことです。デビュー作「限りなく透明に近いブルー」を読んでから何作か耽読しましたが、「コインロッカー・ベイビーズ」の本のページを開いて途中で読むことを止めてから、村上龍氏の著作を読むことはありませんでした。だから長い空白期間を置いて読んだわけです。正直、長い年月を感じるほど、作風はがらりと変わっていました。

「地に足が付きすぎている小説」と思えるほど、この作品は地に足が付いた物語で、とても読み応えがあり面白かったです。40歳以上の読者に、推薦したい小説ですね。

当時を振り返ってみると、デビュー作「限りなく透明に近いブルー」の斬新で鮮烈な印象があまりにも私に影響を与えすぎて、次作の期待感が大きすぎて読めなくなったのかもしれません。

とりとめのない読後感想になってしまったようです。

私のnoteを読んでいただき、ありがとうございました。

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