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物語の続き

なんだかんだで1日が終わりベッドに入れば。

左に犬、右には猫、毛布挟んでお腹にさらに猫。
私の愛する動物たちが、それぞれお気に入りの場所に潜り込む。

あらあら狭いねぇ、重いねえ。
そう言う私の顔は満面の笑みだ。

寝る前の無意識に近づいて行く時間に、
顔の筋肉が笑顔を形作るということ。
これは紛れもなく幸せというやつでしょう。

こんな日も来るんだねぇ。

寝る前に涙しか出ない夜も、鬼の形相にしかならない夜もたくさんあったけど、生きてりゃ笑顔で眠りにつく日も来るもんなんだねぇ。

昔やってたCMを思い出してた。
物語には続きがある。
最悪のところで終わらせちゃいけないってやつ。

だから、なんていうか。

きっと、今夜涙で眠りにつく人も、
鬼の形相で眠れない人も、
絶望で明日を迎えることをやめようかと思っている人も。
必ず物語には続きがあって、生きていればいつか、顔の筋肉が勝手に笑う日も来るのではないかなって。

そしてドラマみたいに、「んー、良く寝たー♪」
とかいって、カーテン開けて伸びをするような朝も、きっと未来で待ってるのかもしれない。


#エッセイ #夜 #朝 #未来


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