副業

いよいよ、うちの会社でもジョブ型雇用の検討が始まる。
おそらく時代の流れからそうなってくるだろうし、個人的には自分の仕事の範囲が明確になるのはいいと思う。
反面、過度な線引きでは抜け落ちてしまうこともあるだろうし、
糊しろ的な部分は必要かな。
いろんなことを模索しつつ新しい形に追い付けなければ置いていかれてしまうんだろう。

一方、SDGsで誰も取り残さない社会が目標とされている。
置いていかれない社会にするには基準をアタマの良い人に合わせるんじゃなくて、置いて行かれがちな人に合わせる必要があるんじゃないか。
コロナだってそうじゃない?
一部では基礎疾患もち、高齢者など重症化リスクのある人たちのために
リスクの低い人たちも感染拡大防止のためにマスクをしましょうって。

世間は別の話としまして。
ジョブ型雇用になると、会社だけの収入に頼ってはいられない。
併せて副業も許可するかどうかの検討もされているらしい。
その副業さえ、やっぱり要領のいい人がやるんだからある程度デキル社員が取ってしまうんじゃないか?
そしたらやっぱり、給料の低い下層の社員は微々たる日払いの副業しかできないのでは?

一生懸命働いて稼がないと生きていけない人たちは置いていかれるのか。
そんなのありかよ。

100点満点の社会の仕組みはない。
でも明らかに、これで置き去りの人が出てくる。

それに。
意外と大人って弱いし、弱ったところで回復が難しい。
メンタルなんて特にね。
そうやって外見ではなかなか分からない、
フルで就労が難しくなった人たちは
うちの会社ではとりあえず部署に所属はさせて
心身に影響なく調整させた仕事をしてもらっていた。
ここは手厚いと思っている。
でもジョブ型になったら契約書に書いている仕事が遂行できない場合、
給料どうなるの??
低くなって当然だよね。
幸い私は今のところ健康でそれなりに業務ができているけれど、
いつ今まで通り仕事ができなくなるかわからない。

いろんな心配はつきないけれど、文字通りこの社会に「しがみついて」生きていかないといけないんだろうな。
お金にとらわれない生き方が羨ましく思ったときもあった。
自分にできるペースで得意なことで必要な分だけお金を稼いで暮らす。
その他は地域の助け合いだったり自給自足だったり。
でもそれだったら平日1日10時間くらいの拘束で何にでも変えられるお金を得た方がラクだと思ったの。
よっぽどの情熱が無い限り、私は会社員でいることが一番安全なんだろうな。

さて、今週も残り半分過ぎました。
週末が待ち遠しい。


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