海のゴミを減らしたいから
プラスチックのゴミって毎日結構出るし、かさばるし、ゴミに出す時に気になりませんか?
私は気になる。少しでも減らしたい。
特に毎日使う食器洗い洗剤とかハンドソープ、容量が大きい洗濯洗剤とか。。
で、何かないかなと探していたところ、良い商品を見つけてしまいました!
Zero coというオーストラリアのスタートアップ企業。
24rhythm/rhythmoonの記事にも書いたのだけど、すごく良い取り組みをしていて、これはたくさんの人に知ってもらいたいなと思ったので、もうちょっと詳しく書いてみます。
Zero coはパウチもリユース!
Zero coのミッションは、シングルユースプラスチック(Single Use Plastic=SUP)をやめること、海洋プラスチックゴミを減らすこと。
食器用、トイレ用、洗濯用などの洗剤類と、ハンドソープ、ボディソープなどの液体ソープ類を扱っていて、ディスペンサーボトル(Forever bottle)と詰め替え用パウチを販売しています。
↑セット注文したら、こんなふうに箱詰めされて届きました。”Let's Untrash The Planet Together.” いろんなところにこういうメッセージがあって、消費者も一緒に取り組んでる感ある。
どういうシステムかというと、
1)Zero coからボトルと詰替パウチ、返信用封筒が届く
2)パウチの中身をボトルに詰め替える
3)空になったパウチを返送用封筒に入れて返送する(送料無料)
4)返送されたパウチを洗浄して、また中身を詰めてリユース
このシステムが画期的なのは、詰替えパウチもリユースすること、そして一連のシステムを簡単に回せるように設計していること。
詰め替えパウチリユースする商品は、さすがに日本でも見かけたことなかった!
さらに、空になったパウチの返送料は無料で、封筒を近所のポストに入れるだけというお手軽さ。
「お金かかるし面倒くさい」という心理的ハードルも排除してくれています。
Winning the war on waste has never been easier!(ゴミとの戦いがこんなに簡単だったことはない!)
It's super simple: you order, we deliver, you return, we refill.(めっちゃシンプル:君が注文して、我々が届けて、君が戻して、我々が詰め替える)
サイトに書かれていたこの言葉↑、まさに。
ボトルとパウチもリサイクル素材で作られている
また、ボトルとパウチは、海洋ゴミや埋め立てゴミをリサイクルした素材で作られていて、これも海洋ゴミを減らすというミッションに沿ったもの。
実際に海に潜ってゴミを回収したり、ビーチコーミング(ビーチでのゴミ拾い)のイベントを開いたりもしています。
おもしろいのが、自分のボトルがどこから回収されたゴミなのかをトラッキングできるシステム。
我が家のボトルで調べてみたら、インドネシアのジャワ海から来ていました。
海洋ゴミと言われても自分の生活からかけ離れていてイメージしづらいけれど、手元にあるボトルがどの海から来たものかということがわかると、海洋ゴミ問題がぐっと身近に感じられませんか?
子どもたちも喜びそうな仕掛けですよね。
意外と多いオーストラリアのSUP排出量
ちなみに、ボトルは100%ではないものの、50%リサイクル素材でできていて、将来的には100%にしていきたいそう。
そのあたりの情報や提携企業探しの苦労などはブログにも書かれていて、オープンな姿勢も好感度が高いです。
このブログには、他にも環境問題の情報がわかりやすく書かれているので勉強になります。
例えば、2019年の一人あたりの年間シングルユースプラスチック(SUP)排出量は、オーストラリアが59kgで世界で一番多いのだそう。
2位アメリカ、3位韓国、4位イギリスで、日本は?と思って調べてみたら、5位(37kg)でした。(Statistaの記事より)
オーストラリアはエコ大国なイメージがあったのですが、意外。
こんな背景もあって、また、海に囲まれた島国ということもあって、海洋プラスチックごみを減らすことに意識が高いのかもしれないですね。
日本も島国だし、こういう取り組み参考にしてほしい!
でも、いくらエコな商品でも中身はどうなの?
家計を預かる主婦としては、コンセプトだけでなく中身のクオリティと価格のバランスは外せないポイント。
肝心な洗剤やソープの使い勝手はどうかというと、普段スーパーで買っているものと遜色なし。
素材は植物由来でクルエルティ(動物実験)フリー、パームオイルフリーと、中身もエコな仕様です。
気になるお値段はというと、一般的なスーパーの商品と比較した表があり、それを見ると同等か少し安いくらいです。
実際に使ってみましたが、パッケージも悪目立ちしないデザインだし、ある程度中身がなくなってきたらネットでまとめて購入すればいいので、スーパーで一つ一つ買う手間が省けてラク。
そんなわけで、この商品は我が家の定番になりました。
オーストラリア在住の方がもしこの記事を読んでくださっていたら、ぜひ試してみていただけるとうれしいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?