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語学書の著者のコラム

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ベレ出版語学書の著者による、本を書くこと以外のお仕事の話、教えること、ことばにまつわること、言語について。
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2022年3月の記事一覧

僕が見たアメリカ[4] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) スポーツはしないけど筋トレ?日本で「イケメン」と聞くと、どういうタイプの男性を想像しますか?長身?ジャニーズ系?エグザイル系?マッシュヘアのK-pop系?おそらく多くの日本人が思う「イケメン」は、これらのどこかに属すると思います。では、マッチョは? 僕が見てきたアメリカでは、「マッチョ」というのが「魅力的な男性」の特徴の1つでした。そのため、多くの男性はジムに通っていましたね…… スポーツはしませんが!😱  何よりジムが安かったです!1年間で$300

僕が見たアメリカ[3] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 英語での表現は若干直球でアメリカ生活10年以上。そんな自己紹介を日本ですると「じゃあ、藤井くんの英語はネイティブレベルなんだね」とよく言われます。しかし、この質問は答えるのが難しい😭 なぜなら(「ネイティブレベル」の定義も曖昧ということもありますが)「ネイティブレベル=思ったことをある程度自然な英語で表現できること」だと思うからです。違う言葉でいえば、日本語の文をただ英語に訳せるだけでは不十分ということです。果たして自分にこれができているのだろうか?

僕が見たアメリカ[2] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 自分が良ければいいじゃないか!!こんにちは~。藤井です。 今回紹介したい(僕が出会った)アメリカ人の特徴は「自分が良ければ、いいじゃないか!」というものです。アメリカでは、基本的に自己肯定感をMAXに引き上げる教育をしていると思います。幼い頃から “I am special!(私は特別)” という本を読み、“You can become anything you want.(あなたは何にでもなりたいものになれる)” と親から言われたりします。日本では、

僕が見たアメリカ[1] ~これだから異国の生活は面白い~

藤井拓哉(英語講師) 中学3年の夏。ある土曜日の午後、父が突然僕の部屋にやってきた。日頃から冗談ばかり言っている父が珍しく真剣な顔をしている。 「おい、アメリカに行くことになったぞ」 冗談には聞こえない。受験勉強を必死こいてやっていた僕。 「マジで?じゃあ、受験勉強はもうしなくていいってこと?」 とポロッと本音が……父は激怒した。 確かにアメリカでは苦労した。 アメリカ人の英語は容赦なく、日本の中学校のリスニング教材の3.5倍ぐらいの速さだった。 主語の I や you