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真の柔道家になるための「足ピアノ」?

こんにちは。「腱引き」「つるた療法」の別府湯けむり道場、大平です。

もう何年も前ですが、個別指導塾の講師時代のときの話です。

この塾では講師1名に対して生徒2人を指導するスタイルだったのですが、その生徒のひとりが柔道部の男の子でした。

彼が授業の合間に話す柔道への情熱は並々ならぬものがあり、その口調と表情から楽しさが存分に伝わってきました。わたしもかつて武術を学んでいましたから、彼の武道にかける思いはよく分かるのです。

まさに「柔道一直線」な彼でした。

柔道一直線は「主人公の一条直也(桜木健一)が、高校の柔道部や町道場を舞台にライバルたちと戦いながら成長していく」というのが大筋のテレビドラマです。

わたしはウケを狙おうと思い、わざと神妙な面持ちを作ってから彼に一言。

「君がこれから先も柔道を極めていこうとするつもりでいるなら、
足でピアノを弾けるようにならんといかんよ」

同作品で主人公のライバルのひとりである結城真吾という人物が突然ピアノの上に乗り、「ねこふんじゃった」を足で弾くシーンを初めて観たときは爆笑しかありませんでした。わたしはそれを思い出し、生徒に伝えたのです。

もちろん冗談なので「バカか、そんなワケねーだろ」というさげすんだ反応を期待していたのですが……。

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